ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1889】 すごい煮干ラーメン凪 新宿ゴールデン街店本館 (東京・新宿)すごい煮干ラーメン・麺カタメ・塩味変更

 新宿歌舞伎町のある一角は風景が明らかに変わりましたね。TOHOシネマズ新宿のあるビルがとても天高く貫き建ち、ゴジラが顔を出すあたりで、記念撮影が絶えません。確実に流れがまた戻ったようなエリアで、私も例にもれず、子供の映画同行で参りました。映画観たいのだけど、一人でじっくりと浸って観たいとのことで、チケットゲートまで見送って、あとは映画が終わるまで自由時間。さて・・・通常店ならまだ開店準備してる時間帯。ラ活するとしても絞られますが、ここは24時間営業の「凪本館」に行くしかないでしょうと、行列覚悟で訪問してみました。ところが運良く1席だけ空いておりましてこれはラッキー。朝から胃に負担かかるので、少し趣向を変えて「塩味変更」と「麺カタメ」のチューニングでお願いしました。とは言え、凪に来ている段階で、胃袋の負担を考えるのはバカなんですが。


  


  



 






【店:日本一狭いテーブルと急な階段、酔っ払いは厳重注意が必要】


 大人同士が通り過ぎることができない、階段と店空間。そして階段の角度の急さと、カウンターテーブルの狭さ。どれも日本一レベルなとてもサディステックなお店。煮干しも濃いなら、店箱のスペックもどこかしら濃密なんです。こんなお店で酔いどれ客が、問題なく動けるのかとても不思議でなりません。下りの階段は足がふらついては確実に踏み外しそう。なんだけど、ちゃんと券売機ではビールを提供するボタンがあるのね。どんなサイズか不明ですが、ビール400円は少し安いね。


  











【スープ:マイルド系塩ダレは啜りやすく、極濃煮干し香味の油パワーがダイレクト】


 「すごい」が名前につくようになってからは初めてになるのを気づきながら、その一杯は配膳。ギリギリカウンターに収まるところが少し面白くも感じつつ、眺めて気づくのですが・・・少し塩煮干しの風合いが穏やかになりましたな。塩の方が濃厚ニボニボがダイレクトに伝わるかと考えて、もっとジットリとしたイメージがあったんですが、とても油分と濁りを感じる風合い。飲みすぎ翌朝のモーニングコーヒーが少し残っていて、ちょっとだけ意識がくじけてしまったかも。









   塩のジョッパさとニボニボの苦味はどこかまろやか〜♪ それでいて煮干しオイルのまったり濃厚でほのかにミルキー?


 ・・・正直、少し重かった(汗)。手が滑って油多めのチューニングになってしまったのか不明ですが、それよりも可能性が高いのは私自身の体調のせいでしょう。はっきりと、油少なめなど伝えておくべきだったと後悔。しかしそれでも、少しづつでも、次から次へとレンゲを運ばせるパワーはありまして、なんだかんだで最終的には3分の2は飲み干したという計算です。煮干しは、甘いという感じではなくやはりビシっとした濃厚さを醸し出しますが、やはりタレが味の方向性を決めますね。佃煮みたいな香ばしさを保ち、これが塩ダレに滲むと一気にそのタレに持って行かれます。これは、塩なら銀ダレに変更するか、醤油デフォルトに戻すかがオススメのコンビネーションかもしれません。












【麺:見事な素朴感なる平打ちランダム縮れ麺!カタメ仕様でもやっぱりモチモチ感がナイス!】


 幅広一反木綿と、太極縮れの平打ち麺。木綿はいいとして、平打ち麺の方は「カタメ」オーダーしたんですが、それほどそれを意識しないモチモチとした明るい弾力感を与えます。カタメかどうかもわからない程度。しかし、もとの素性が良いというか、モチモチさの中にはグルテンの粉風合いを感じ取れて、前歯でもスパスパと切れやすく、奥歯では横ずれすることなく、全体的に潰れていく感覚はヌチヌチとした高反発感。うまいことは確か!








   ちゅるりん〜と駆け抜ける幅広一反木綿は、やはり厚めのワンタンのようで、滑りが最高によいね〜!


 チューニング次第では、これを多めに入れてくれるとのこと。これもチェクしておくべきことを忘れてしまって・・・少し後悔かも。少ないというほどでもないのだけど、もう1枚くらいはちゅるん!と滑らせて食いたかったです。上顎にぺったりと貼り着きそうになりつつ、ペロンと落ちてあとは喉奥へ・・・・。折り曲げて幾重にもなったそれを前歯で千切る。断層を感じるような感覚もまた楽しい。












【具:品のいいピンクチャーシュー・・・が煮干しのイメージ一色に染まる】


 ピンク色して場所柄に似合わないような、上品さも感じなくもない仕上がり感。薄味で肉本来の味わいで、また適当に歯ごたえを持ち合わせて、肉食ってると感じさせるところがよいね〜。だけど、あまりイメージが乗らなかった・・・・。それは、煮干しのタレの方がインパクト強いので、煮干しの佃煮とローストポークを一緒に食べているような違和感が、少し頭から離れたかったかも・・・。今度は体調をしっかり整えて食いたいかも・・・。とにかく途中でスープ飲み干しまでの完食はできんな・・・・と諦めてしまった。もちろん、固形物はすべて胃袋の中ですが。












 総じまして、新宿鮫ならぬ・・・新宿鰯の息づく金ピカラーメン!」という何だか意味不明ですが、やはり新宿を代表する一杯と言っても良いですな。やはり新宿は、凪一家の勢力イメージが強く、このエリアでラ活するなら、定期的には顔をださないといけないような・・・。今回はご挨拶がてらの一杯という感じでした。たとえ体調優れずとも、近くを通りかかって座れるようなら素通りできる筈がない。また必ず来ますが、それまで階段で事故がないことを祈ります。今回は、ほどほどですが、いいエキス補給させていただきました。なので詠います!



   飲み屋街
   寝ぼけ空気な
   路地裏で



   不眠パワーの
   極濃煮干し



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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