ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1853】 麺尊 RAGE (東京・西荻窪) 煮干しそば


 早朝から馬車馬のように、資料作成をいたしましたわ。人にふれるほど偉くないので、結局自分でやっちまったが、配下メンバーにジェネレーションの谷間がありまして皮肉。それでも無茶振りしてでも、育成せんといかんのだけどね〜。次回からは、真剣にそうしようと考えます。通常始業時間になり、おはよう!って声をかけるが、何を朝からテンションが高いねん、このおっさん…といった朝の憂鬱感にもみ消されてしまいました。影で管理職も苦労しているのです。


 ま、朝頑張ったので、比較的順調に仕事を終えたこの日、そろそろ西荻窪のお気に入りの店へと直行しました。だって夜の部は、スープ切れで最近くいのがしているのですから。年度末に、そうは早く帰れるものではないのだから。


  











【店:西荻っぽいこだわりと小ザッパリした空間がいいね!】


 西荻窪って古臭い。そこを上手く若いセンスでリニューアルしてたり、代替わりして生まれ変わったりするうまい店がそこそこあります。輪島功一の団子屋もこの街。ご年配も若い人も落ち着いて飲み食いできるので好き。こちら「麺尊」さんの店は、元は何だったか不明ですが、ガレージの奥まったような場所に忽然とあるのが不可思議な印象。西荻窪らしいといえばそうなのか。でも店内は、白基調のカジュアル空間。清潔感もあり。いつものお母さんスタフはおられず、初めて見る若めの男スタフさんが、静かに接客です。疲れていたので、明るすぎる接客よりは心地よかったりする…。この日は、煮干しそばと決めていました。












【スープ:恥ずかしながら味変に気付かず…スパイスライクなニュアンスは丸くなった程度かな?】


 店主twitterを見逃しておりましたが、最近焼干しの仕入れが困難になって、材料変更にともなう味変を施したような情報あり。先人諸兄の情報もあり、気もそぞろでありましたが、配膳された麺顔のスープ感は、余り変化ないような感覚。無理やりに違いを見つけようとすると、多少ブラウンが淡くなった感じがしないでもないけどそれは微妙。そこで味わい出しますが・・・・・、駄舌ゆえに、ハッキリと違いが分かりかねるという私の体たらくでございます。むしろ、材料が多少変わっても旨い具合にバックアップしているというか、再現しているというか、サラリとした風合いに反して、キリリとエッジングが際立つ煮干し感は、相変わらずといったところかも。醤油ダレの香ばしさが、ニボ感によくマッチして響いてます。ムリくりに遠い記憶の前バージョンと比較すると、「少しスパイスめいたジリリとした攻め」は丸くなったかも。ま、体調や錯覚の範囲で、その相変わらずの旨さに、溜飲が下がります。







 玉ねぎの苦みと煮干しの苦みは、永遠のコンビネーション!カイワレまで苦みがクローズアップ!!


 苦みのコラボで塩気も入り混じる・・・いかにも関東らしいニボのキレですね〜。この日の炊き込みご飯は、煮干しではなくて「カオマンガイ風」だったので、遠慮しましたが、白飯にも合いそうなスマートな塩気もありです。それにしても、ご出身の鈴蘭@新宿もキレのある煮干しでしたが、それと比較すると端麗な風合い。この上にさらに淡麗煮干しが限定であるとなれば、ますますそれを食いたい! 夜の部5杯だけの限定。これは知ってしまっただけに、つらいな〜・・・・。














【麺:クツクツとパツパツの間程度で、ちょうど良いね〜】


 パツパツ過ぎないちょうど良く芯を味わえる感覚。やはり煮干しそばとなれば、細麺パツパツを連想しますが、期待を裏切らずそしてしなやかさも併せ持ちます。少しばかりの煮干し汁を貼り付かせて、きめ細かい地肌がとてもスルスルと小気味よく啜り上げられる〜。前歯でクツクツって契り、奥歯へ運び込んでプレスする際に横ズレしてクニリ!と固めの低反発で食べごたえもアップ。中野の店ではモチモチ。新宿の店ではパッツパツ。西荻ではクツクツ。個性がしっかりと別れていて分かりやすいし、気分で訪問を変えても面白いかもね。












【具:むしろチャーシューが上品な変化を感じるのだ】


 むしろチャーシューが少し上品に思えたことと、サイズアップした点が嬉しいかも。鶏肉の方がそのままのパフパフな高品質ですが、豚バラの方が、少し古風さを感じる仕上がりが、明るく今風の新しさを少し纏ったかのような印象。薄味で肉本来の味わいが旨く、煮干しの汁に浸っても塩気と苦みが加わって邪魔しない。醤油ダレの染み込みがやや薄かったのか、それともタマタマだったかもですが、プレモルの小瓶をやりながら別サラ皿でいただいても風流。













 総じまして、天上天下唯我独尊ならぬ、天下一品好我麺尊」と言う感じですが、意味が不明でごめんちゃい。ともあれ、興味本位で鈴蘭系「新宿」「中野」、そして西荻窪「麺尊」と詰めて食べ比べてみました。同系列で同じメニューでこれほど個性ばらけて、どれも秀逸で成立しているとは、これはオモロイです。そして、どれも大人びた旨さであることが光りますね〜。限定の端麗煮干しはまだ食ってないけど、これは期待ができそうです。いつか食う!あーうまかった!なので詠います!



   疲れても
   何か楽しみ
   求め食う



   苦味恋しき
   今日も西荻



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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Hanako (ハナコ) 2015年 3月12日号 No.1082

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中央線とdancyu (プレジデントムック)

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