ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1851】 煮干中華そば 鈴蘭 新宿店 (東京・新宿三丁目) 煮干しそば


 決算期が近ずくと、インサイダー取引に関する注意事項ってのが社内で展開されます。ま、私には無縁な話なんですが、そもそもお金を運用するってのが邪魔くさい性格なので、コツコツ貯金している方が安心だし、イメージがしやすいんです。リスクを負って減った場合の凹み具合を考えるとつい、投資運用に躊躇してしまう。また賭け事も向いてないみたい。全く勝負師って柄でもないので、たまに誘われて競馬なんかしたところで儲けた体験がほとんどない。私の親父殿の血を引いているのだと割り切っております。弱いのに好きだったからな〜、ウチの親父殿は…。そう言うのを見てきたんでしょう。


 などと考えていると保守的な私は、食うものだけは極端に失敗をしたくないのです。何か、ピッチリとしたものか、パンチのあるいっぱいが食いたいな〜、と思い経由駅の新宿界隈であれこれネット検索しながら帰る山手線。やっぱり、そろそろゴールデン街の「凪」だろうと決めようとしたところで、たまたまひかかった情報が、「鈴蘭」さんの煮干しそばです。最近オープンした中野店でも食ったはずなんですが、どうも見た目が違うんだよね。こうなったら確かめようと行き先変更です。













【店:三丁目らしい酔客も飛び込む気軽さがいいかも!】


 つい先日、まぜそば大盛りで死にそうになったのが記憶に新しい。そそくさと券売機で食券買って高台において静かに待ちます。すると、年配の酔客来店でいろいろとデカイ声でメニューを確認です。「中華そばって、温かいかい?じゃそれくれ」「おっと、丼は温めないでくれよな」などと、一体何がしたいのか不明ですが、唯一わかった注文は、「柔らかめにしてくれ」と言うフレーズ。なるほど・・・、歯がない。最近の新宿三丁目は、イタリアンやスペイン風のバルっぽい店がホント多くなりましたが、こういう分かりやすい酔客も風景の一部には変わりありませんね〜。


  











【スープ:なかなかのヘビー級煮干しのパンチがシャープです!】


 さてどんな煮干そばかと待ち構えて、意外と早めな6分前後の配膳完了です。写真では分かり難いけど、かなり濃厚な煮干感覚でして、実際は黄緑色っぽいニュアンスも光の加減で見え隠れするほど。もしや!と嬉しい予想外の展開を思い浮かべながらレンゲでひと啜りすると、それは『極煮干』ぽいニュアンスを称えます。おお!こう来たか!同じ系列&出身でも煮干の出し方がすごく違いが出ます。

  麺尊RAGE@西荻窪 ・・・焼煮干の香ばしさですっきり系(今後仕入れの都合上変更あり?)
  鈴蘭@中野 ・・・ やや動物系がまろやかなまったり系
  鈴蘭@新宿 ・・・ 大人びたニボ感と苦味でまとめるパンチ系








 やはり来て良かった!同じ系列でもかなり違いが出ますね〜。しかも、この煮干は少しヘビーな感じがして、こういうの久しぶりと思えるほどパンチがシャープです。どれも甲乙つけがたいですが、ヘビー級の醍醐味はやっぱりすごいと再認識させてもらいました。とは言っても、煮干のほかにも動物系がいいバックアップをしています。どことなくこってりとしているのは、鶏コラーゲン感が感じられ、しかしそれでもさらっと食えるところは豚コクの仕事ぶりが決まったせいか・・・。そして、薬味もなかなか!その印象は・・・


  ニボ・ハードパンチを昇華させる「フレッシュ玉ねぎ」の甘味とジリッとした辛味が、濃ゆい煮干を中和してナイス!


 そうなんです!山盛りになった玉ねぎ微塵が実に良い仕事をしています。ニボ苦味と玉ねぎ苦味のコラボと申しましょうか、実に爽快!例え方が下手ですが、サンマのワタを大根おろしで食うとさっぱりするような、あの感覚と少しニュアンスが近いかと感じますが、余計にややこしい説明だったかな・・・・。ともあれ、ニボ好きなら例えが下手でもなんとなく受け取ってほしい(笑)。












【麺:ド・パツパツな低加水!ニボパンチを十分受け止める粉風味感です!】


 ニボの「ド・S」には、麺も「ド・S」と申しましょうか、いや・・・「目にには目を」ですかな。ハンムラビ法典懐かしい。これはパツパツの低加水です。カネジンの麺。チューニングもさることながら、チョイスする選択眼もなかなか。写真だとイマイチ伝わらないのですが、兎に角パッツパツです。前歯を千切るときは、ガチャ歯の私は舌と上の歯で押さえつけて千切るのですが、その反発がモチモチとは対極。うーん、ド・Mな私としては萌える。


   濃い煮干を受け止めるのは、麺密度の高さが一番重要ですよ!


 食いながらそんなことを考えておりました。ラーメンに至っては、柔よく剛を制すではないかも。ハードなスープにはハードな麺。逆もまた然り。喉越しや滑りも重要ですが、要するにまとまり感なんすね。一つ再認識させていただきました。













【具:その艶めかしさは、まるでリング上のラウンドガール・・・レアチャーシュー剥き出しの色気】


 この一杯は大変まとまっていますが、スープと麺の個性のぶつかり合いというエンタ性もあります。スープと麺がそれぞれ、丼というリングの上でファイター同士であるのなら、このチャーシューは、例えばラウンドガール! 対立のインターバルとして箸休めで食うときに、芳醇な肉感を感じます。それがレアチャーシューの良いところ。麺とスープそれぞれの攻防が終わったところで、次のラウンドを告げるプラカードを持つスタイリッシュな姉ちゃん風。一瞬、間が空くけれど落ち着く。このチャーシューは、スープと麺と全く思想が違いそうで、丼の中で遭遇させると妙にまとまるところがすごいです。あまり語ることなし。生醤油を2〜3的垂らして食うのが一番うまかったりして・・・・。












 総じまして、「ちょっぴり大人の煮干しそば!ニボパンチ・ドランカーなら是非!」とお伝えしたい一杯。基本的には限定品らしいんですが、ほぼレギュラーとも思えるところも、安心して食えるよいところですね。新宿の煮干し競合は相変わらず熱い!しかもバリエーションが各店舗で豊かですし、全く飽きがきませんね〜。このエリアなら、毎日煮干し食っても十分一週間のローテーションが組めます。久しぶりにハードなニボ・パンチくらったもんだからちょっといい気分で、帰りの中央線に揺られて帰りましたとさ。なので詠います!




   よろよろと
   煮干し求めて
   三丁目


   苦味パンチを
   打たれて快感



お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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