ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1834】 中野 大勝軒 (東京・中野) つけそば・大盛り

 始業開始の相当前に出勤して、緊張する会議の準備をする。諦めとタイムアップで気持ちが吹っ切れて、妙に落ち着いて臨む本番。そう言うのに限って、肩すかしのように淡々と物事が進んで、平穏に終わるもんです。ランチタイムが終わろうとする頃に解放されましたが、もうこうなれば、残業する気にもならず、「ベルさっさ」で退社させていただくこととしました。努力と達成感は、一致しないことの方が多いのか。


 ま、そんなことがあったから早めに帰るのだが、通勤ラッシュにモロ遭遇してしまったではないか。電事故も重なって死にそうになります。中野駅に停車して、出口近くにいたもんだから、ホームに弾き飛ばされてしまいましたがな。もう・・・・元の車両に戻る気がしなくて、ここで一杯食って時間をやり過ごすことといたしました。北口のにぼしの店は、最近行きすぎてストーカー気味になってますから、今回は南口をせめましょう。昼飯抜いてこともあって何だか珍しく大食いしたい気分。ならば、「大勝軒」で大盛りと行くしかないでしょう! 久しぶりに、つけそばの元祖、中野大勝軒へとお邪魔させていただきました。


  










【店:明る過ぎない方が妙に馴染む、そこそこのくたびれ感がちょうど良い】


 相変わらず夜だと地味な店構えですね〜。白い暖簾が誇らしげに見えるので、地味ではなく質素と言うべきかもしれません。くぐると目に入るのは長めのカウンター。すでに両端に渋い常連オーラを垂れ流している先客が2名。まるでこの店の狛犬のようであります。しかも、麺を食っておらず瓶ビールでメンマを胃袋へと流し込んでいます。店内は、新しくないけど古臭すぎもしない、中途半端なレトロ感。昭和と言うより、くたびれた平成と言う感じで、いい意味で居心地がよろしい! 私は、古い平成サラリーマンですからね〜、こう言うの馴染むのよ。「つけそば大盛り」のボタンがあるのに、わざわざ、「つけそば」と「大盛り」の食券の2枚を手渡す。天邪鬼の度合いがいかにも小物ぶりを露呈してますね・・・。













【つけダレ:レトロな醤油スープ感覚!節と鶏ガラ、そして豚骨の淡い出汁がナイス!】


 つけダレが、麺と同様サイズの丼。カウンターに麺と縦に並べることはできません。なのでいつものつけめん系より、ゆったりとしたつけダレ感。ライト系のスープが白地の器でよりライト強調に映ります。その分、つけダレの中の具材は泳ぐような余裕もありなむ。レンゲないので、そのまま丼にクチを直づけで味わいます。すると・・・








   鶏ガラ>節系魚介>豚コク>醤油>その他(一味?糖分??調味料???)


・・・そんな順列や組み合わせ、因数分解が脳ではじき出すところが、もはやラヲタ丸出し。分かりやすいスープ感なので、通常より3倍早く計算してしまいまいますが、私、赤いスイス製自転車(シャァーーー)が、今欲しいですよ〜。










【麺:モチモチ度合いが高くて、すごくツルツル!極太麺がスルスル胃袋へ抵抗なく入る】


 引いた写真だと分かりにくいんですが、結構な麺量。茹で上げ前の300gオーバーと言う感想。底上げなしで盛り上げるそのボリューム感!しかも水切りも完璧。上から麺皿を眺めると、その山盛りサイズ感から、それを大脳皮質のようなパターン図柄を連想してしまいます。そこから2〜3本をたぐって素で食ってみたり、つけだれに半分つけたり、沈めたりして味わいます。







   そのモチモチ感とツルツル感がすばらしすぎる!


 前歯を押し当てて千切ろうとする度に、弾む弾む弾む。モチモチ感というのは張り付きが少しあるように思えるのですが、ツルツル感が高いことから、弾力がより強調されるかの如しです。そして奥歯へと運び込んで潰す。すると割と容易くクチュリと潰れる感覚。咀嚼もほどほどに、喉奥へと落とし込みたいような衝動に駆られます。そうこうしているうちに食べ続けて、後半ともなると麺を無意識に飲み込んでいるかのようなわたくし。全く抵抗感なくするすると別腹のように入り込む。













【具:必要十分条件を満たす、ロース肉カットのチャーシュー、馴染み深いメンマ】


 まあ、ごくごく普通のチャーシューですが、品質感は悪くないです。大勝軒よくあるロース肉でスポンジのようにカスっとしてタレの染み込みも薄味系の馴染み味。それがやや太めの四角柱っぽい短い形状でカットされており、太麺との絡みがとてもマッチしています。少しつけだれを染み込ませた感じがまたうまい。肉入りつけそばというのも興味深くなってきました。それと、メンマ。これは水分多めのクニャリとしたタイプの短冊切り。一番ポピュラーな味わいというのが和みます。












【スープ割り:別腹のように飲み干すではないか・・・】


 このままでも十分に美味しく飲み干せそうなんですが、一応作法なのでいただくことに。こちらはコールすると、割りスープを柄杓でつけだれに直接投入されます。投入してさらに淡くなるのかと思っていましたが、濃度は変わらず、むしろよりシャキッとするような印象。良いですね〜。大盛りで腹一杯のはずなのに、少し残すつもりでいたスープ割りがぐびぐびと飲み干せてしまうから不思議。別腹ですね〜。













 総じまして、「味わいも、満腹度合いも、"The ORIGIN "なる、つけそば」でして、時代錯誤な高コスパなる逸品です。常連さんになりたければ、この上に中瓶ビールを空けなければなりません。腹黒い根性ではなく、ブラックホールなる胃袋が必要です。私には無理か・・・。 さて、お腹がいっぱいになったところで、気持ちに余裕も出てきます。ここからの帰りは、満員快速じゃなくて、ゆっくりと各駅停車に揺られることといたしましょう。徐々に寒さが緩む夜。なので詠います!



   すし詰めの
   電車逃れて
   ほっこりと



   レトロなつけそば
   今夜は大盛り



お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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