ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1800】 大勝軒 代々木上原店 (東京・代々木上原) 野菜入りつけ・醤油

 寄り道で「代々木上原」へ。外出の用事が早く済んだものでしてね〜。たまにはいいことあるじゃん!ということで、どこかラ活で遠征実行!とは思ったけど、時刻もいい時間だったので、すこしだけの遠回りできるポイントで「大勝軒」ブランドを探すと、こちら「大勝軒 代々木上原店」がピクアップされた次第。








 で、実際のところ、訪問してみると・・・ずいぶんと雰囲気が違うというか、いい意味で「ファミリー中華」的な店構えとその雰囲気。店内に入ると、おそらく中国から来たばかりと思われる女性店員さんが、とてもにこやかに対応してくれます。まだ日本語勉強中なので、オーダー取るのも大変みたいで、ときどき失敗してるかもえすが、その他スタフがいい感じでフォロー。そういった一連の店内の動きから、店全体がフレンドリーであるし、ファミリーな感覚で一杯です。さて・・・何を食おうか? こちらはどうもメニューからは、「つけそば」がメインらしいので、まずそれをチョイス。でも・・・・なぜかお腹があとから空きそうなので、トッピングとしては「野菜」を追加!


  











【つけダレ:軽い醤油系鶏豚の出汁に、お野菜の優しい甘み】


<優しさが心にも沁みる・・・>


女性店員さんのまだ慣れない手つきながらも、一所懸命さが伝わる。思わず客側からフォローの手が伸びるが、「ありがとうございます」「ごゆっくりどうぞ」の言葉には、気持ちが入っているようで、とても清々しい配膳の気分です。で、その「つけそば」ですが、これまたトラディショナルさ、そしてハートフルさが入り混じったような優しさに溢れている風貌。褐色の薄い醤油感に軽やかなだし感が伺え、いかにも「中野大勝軒系」を彷彿とさせます。







味わってみると、確かに鶏ガラをメインとしながらも、当然豚煮出しを感じる淡い醤油清湯。胃に負担なく染み込む感覚。軽い魚介系が甘さを醸し出して、後味が円やか。そこに微かな一味のエッジングを感じて幕を閉じる。どちらかというと、酸味が抑えめ、いや無い方向の出し感覚が、こちらの特徴という感じで全体として大人しい味わいです。


ここに「野菜の甘み」がふんだんに溶け込んでる!もやしや葉野菜の甘みが染み入っている感覚で、そこがハートフルな甘さと感じるポイントかと察します。この味わいが、店の雰囲気にもマッチしているから、一層に「優しい味わい」と受け止めてしまう・・・。









<銀の徳利には、程よい鶏ガラ割スープ>


 配膳時に一緒に配膳される割スープ。銀色の徳利のような入れ物で取っ手がついているのが特徴的。これは、もともと何の入れものか?特注品かは不明ですが、こう寒い日が続くと、これで日本酒温めてちびちびとやりたい気分にさせます。さてそんな入れ物ですが、入っているスープは、とても地味深い鶏ガラ主体の味わいで、割と味が付いている。もっとも、つけだれ自体も味が淡白系なので、そのままでも飲み干せそうなくらいですが、これを割ると少し味変化。ちょうど汁系のスープになるという具合でして、これはなかなか良い塩梅です。












【麺:プルプル、モッチリと明るく弾む和む風合い】


<楽しくなる弾力感>


 いかにも、大勝軒のつけそばらしい、ツヤっぽい多加水系の淡いイエローがうまそうです。中太麺という感じの角麺。膨れている茹で上げ見栄えからして弾力が良さそう。前歯で引っ掛けてちぎると、モツリ!っとした淡い反発感。奥歯へ運び込んで絵に描いたような、もちもち感!ライトなつけだれには、とても相性がよろしいようです。つけだれの優しさに、軽やかなグルテンの感覚が似合っていますね〜。全体的には明るい歯ごたえ感があって、これは老若男女に広く受けそうです。









<水切り完璧にて、張り付くような地肌感>


 加えて基本的なことですが、水切りがとてもよろしい!そしてみずみずしさを感じさせながらも、どこか張り付くような地肌感が質の高さを感じさせます。つけだれにくぐらせてしまえば、よく汁をキャッチするようなというか・・・。いや〜、こういう軽やかなつけそばも、実によいもんです。







【具:いかにも家庭的な風合いの野菜炒めが、泣けるうまさ!】


<チャーシュー、プラス炒め肉とはニクいね〜>


 さて「野菜入り」ですが、これはかなりのボリュームです。もやしがメインなのですが、人参やコーン、白菜や若干の青菜なども入っとります。そして基本的には野菜炒めなのでしょう。プチ肉野菜炒めになっていまして、トッピングのチャーシューと肉と肉とでダブっているけど、Welcome です。また、やわらか系の短冊状のメンマもタレ漬け込みが深く、いかにもトラディショナルなタイプ。通常のトッピングにプラス野菜というお得感はありありですね〜。つけだれの器一杯に具材が投入されて圧巻!








<コーンとキャベツ甘みでほっこりさせる>


 全体を通して・・・どこか「家庭的」な味わいと感じるのは、野菜のエキス感だと思うのだけど、その中でもコーンと葉野菜(キャベツ?)が決定的かもと感じます。この甘さがにじむところが、家で馴染んだ感じが個人的にはしておるのです。







 総じまして、「大衆中華・家庭風・大勝軒スピリッツが入り混じる、ほのぼのつけそば」という感覚で、まとまりがつかなくてごめんちゃい。とにかくこちらの全てが善意的! このご時世にお安い価格設定と1円単位の消費税明示の明朗会計。ボリューム感あるし、しかも、つけそばの定食すらラインナップ済。 代々木上原って渋谷区で・・・・どこかハイソなイメージあったけど、こういう庶民性もしっかり息づいている街なんですね〜。女性店員さんもまだ日本に慣れてないだろうけど、明るく健気な接客は本当に応援したくなりますし、またこちらは、食べに来たいと強く思う次第です。なので詠います!



   接客に
   客も微笑む
   嬉しさよ



   なごみの街の
   優しき出汁哉



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


  



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世田谷ライフマガジン 51 (エイムック 2965)

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さんぽガール 代々木上原編 安田真輝さん トーキョーポートレート

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