ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1760】 麺匠ようすけ 鶏煮亭 (川崎・JR川崎駅) 特製あっさり鶏そば

<年末年始にレビュー整理>


 徹夜や休日出勤が続いたある月の月曜日。定時過ぎという早めの時間に退社させていただき、所用を済ませるために川崎へ。いい時間なので、この辺りで一杯食って帰ろうということにしました。いろいろ考えるのが面倒になってきたので、ラゾーナの新店へとも思ったのですが、ここは滅多に行かない店に行こうと決意。また、いつものようにスマホアプリをいじりだします。そんなこんなで、中野の名店の支店があることを、思い出すように発見して、いざ行かん!ということに。決め手は「あっさり鶏そば」というメニューです。あれ?ようすけにこんなのあったっけ???という好奇心から。


  






 訪問時、先客1名。歩道橋の足元にあって、どこか暗がりの一角だからか、寂しげな暗闇に、明るく光る提灯が眩しい。先客が食する、そのおつまみセットと生ビールという理想的なコンビネーションもまぶしかったりするが、健康診断前だから控えときました。さて、私の鶏そばは、手持ちぶたさあった店員さんが、仕事モードのスイッチが入ったかのように、ちゃちゃっと調理してくれました。案外早くその5分後には配膳されました。












【スープ:淡麗であっさりとした塩・・・・というよりスッキリコラーゲンの鶏白湯か?】


<鶏系塩そばと、淡麗鶏白湯の分かれ目のような「あっさり鶏コラーゲン」>


 これまで「あっさり系鶏白湯」をそれなりに食って来ましたが、これほどまでに仄かな鶏白湯は初めてかもしれません。「ようすけ」系列だと、「あっさり白湯」というメニューがあって、それなりにしっかりと鶏白湯していた記憶あります。しかし、それよりもかなり淡い・・・。こちらのご店主が、それとは区別したかは知りませんが、「鶏そば」と銘打っているところを考えると、独自アレンジの心意気を感じます。


 でも一般的な塩そば・鶏そばとはまた少し違って「モミジ由来か・・・コラーゲン感覚」が感じとれまして、これまた美味い。あっさりしているのに、しっかりとした丸鶏の煮出しとコラーゲン感覚は確実に伝わりますよ!いや〜、求めていた鶏白湯かもしれません。ぐつぐつと丸鶏とモミジを煮出すこと10時間というのが、ようすけの売りですが、これほど「さらり」と「やさしい」鶏コクは格別です。


 実は、移動中に諸先輩方のレビューを事前に拝見し、鶏塩(清湯)を狙ってこちらを訪問した次第ですが、少しバージョンが変わったかもしれません。この10月〜11月時点の「あっさり鶏そば」は、少しコラーゲン感が前面に出て、「ようすけ」らしさが溢れています。









<塩気がとてもマイルド!揚げ葱の甘味もほんのり滲む>


 「ようすけ」とくれば薬味の「レモン」か「ブラックペッパー」がピンときますが、この一杯では「揚げ葱」です。鶏煮亭ならではのアレンジでしょうか、これもまた良かった。ここまで、優しげで・・・・しっとりと来る・・・・淡麗の・・・・コラーゲン鶏白湯! ほのかな揚げ葱甘みが程よくてナイスです。しかも香味オイルでギトっていないところが、また好み。


 揚げ葱の香ばしい甘みと、またフレッシュ玉ねぎ刻みの甘みが相乗効果で、淡麗鶏白湯をバックアップするようです。このあたりが脂感抜け落ちているところを、いい意味で補強ですね〜。これは絶妙ですぜ。












【麺:締りのある極細ストレート麺!スープの持ち上げ格別でスルスル抵抗なく食える感覚】


<多加水の極細ストレート角麺!クツクツとした密度感がナイス!>


 少し前までは、中太麺だったかもですが、今は細麺ストレートです。角麺がややふくれっ面したような切り口で、全体的に見ていて姿が流麗。加水はほどほどの中程度で、密度感ある潰しこみ。しかし延伸を強くかけたというより、ねり水の個性(反応)が影響しているようなカタさかも。前歯の当たりのいちいちが、クツクツクツクツ・・・っとしていて、千切りが小気味よくて楽しい! 奥歯では、ぶちぶちぶちぶち・・・・・っと一気に潰れこむので、これまた食っていて楽しいかもです。わりと最後まで熱ダレもせず、感触を楽しませていただきました。








<光沢感ある地肌とスープの絡みが秀逸!スルスルと胃に収まるスベリ感覚>


 わりと光沢感ある地肌なので、滑りはもとおりOKなタイプ。しかし、ほどよくリフトの度にまとまるし、しっとりとしたスープが絡まるイメージがあって、とても持ち上げが良いと感じます。口元や内頬、舌触りのゴツゴツとした抵抗感が全くなく、のどごしのシルエットだけが印象的かも。もとより、私自身が咀嚼が少ないタイプで飲み込むことが多いので、参考になりにくいですがね・・・。













【具:さすがに鶏専門のお店!格別な鶏胸肉と味玉の深き味わい】


<美味さテッパン級!の化粧パフの如しの鶏胸肉>


 いわゆる「真空低温調理」の鶏胸肉。通常の「蒸し鶏」もさっぱりして美味いのですが、このしっとりさは、この調理法ならでは・・・といった感覚がありますね。パフパフとした柔らかさに湿り気が豊富。ジューシーな鶏肉で、ほんのりとピンク色がかっているところが、また特徴的です。スープを若干しみこませて、うすしお味で食すると、何の抵抗もなくするすると、溶け出すようにするすると胃袋に収まってしまいます。このコラーゲンを薄くまとって食うところが、ようすけの鶏白湯なら、テッパン級に美味しいと思えます。








<塩気が効いてむしろ甘味を増す濃厚黄身味>


 麺顔中央に、こちらを睨みつけるように配置された味玉。白身はやや締まった感覚あるプルプル感ですが、中の卵黄部分は、ねっとりとしつつ、塩味深く浸み込んでいて、まったり卵黄風味と入り混じり、濃厚で深い味わいとなっとります。濃ゆいオレンジ色がなんとも言えず見た目でまず美味そう!中央部分なトロ〜リしているものの、外に向かうと次第にカタさが加わり外周は、芋羊羹のようなカスカス感としっとり感が入り混じります。そういう味わいのグラデーション全体を一口に諸共にして食うと、卵黄の食感がまた複雑に折重なり美味いかも。やはり、鶏系の専門店だけあります。













 総じまして、「よくある鶏白湯とも一線を画する淡麗鶏白湯!」という、個人的にはどこか個性と可能性を感じる一杯でありました。単に薄めに調整してるだけやん!なーーんて意見も出そうですが、系列のコピーに収まらない何かがあるように思えて、これは好きです。川崎駅から少しだけ歩きますが、市役所用事のついでにはオススメです。なので詠います!




   暗がりの
   国道沿いに
   風強く



   明るく迎える
   提灯の灯




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

  




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