ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1757】 新宿モモンガ (東京・西武新宿) 海老らーめん

<年末年始にレビュー整理>

 かなり前に録画した「アメトーク」の「長渕剛芸人」の回を見て、腹を抱えて笑ってしまいました。私自身は、どちらかというと浜田省吾が馴染み深いのですが、確かにこの世代は、長渕に影響されたもんです。東京に出てきて一人暮らしして寂しいときは、よく口ずさんでいたかも。最近まで、当時録音してたMDを大切に保管してたのですがさすがに処分。その中には長渕の曲もたくさん入っておりました。


  






 そんな感じでとある休日に西新宿をぶらつき、家電品やら中古ゴルフショップ、果てにはスキューバダイビングの店などを物色していると、新宿の外れまで来てしまいました。ちょっと小腹が空いたので、すっきりした一杯でも食おうと、久しぶりに「新宿モモンガ」へとやってまいりました。しかし、モモンガは少し変わっていました。モモンガで海老系をこんなに前面に押しているとは!












【スープ:じっとりと広がる海老の香ばしさ!塩気!そして鶏ポタな感覚!】


<濃厚に海老が香る、クリーミィーな鶏白湯なのだ>

 
 しかしずいぶんラインナップが変わったもんです。この店は清湯でスッキリした醤油と塩を出すイメージでしたが、訪問しないうちにすっかり濃厚系メインなお店に変貌していたのですね。しかも、海老をこれほど押してくるとは注目ものです。などと考えて配膳を待ち望んでの一杯は、独特なスープカラーです。味噌というような雰囲気もありますが、濃厚そうに見えてさらりとした感覚です。


 味わうと・・・ぶわーーーっと海老が広がりますね〜。甲羅の香ばしさが広がる感覚で、なんとなく塩っぱい海老せんべいのような感覚です。そこへ、まったりとした鶏白湯が下支えしているという味の構成で、ずいぶんと腹持ちが良さそう。それに体が温まるように思えます。海老もさることながら、スープの泡立ちを見ても鶏ガラだけでなく、モミジ等パーツのコラーゲンもほどほど感じますし、五ノ神、一幻ともまた違った・・・クリーミーでまったりした濃厚さが印象的です。








<意外に塩気が効いているけど、ブラックペッパーとの相性がGOOD!>


 そして意外に塩気が強いように思います。塩っぱく感じませんが、塩分が効いていないと味がぼやけるところを、うまくまとめていますかな。しかし、後半に海老味が少し飽き気味になるか・・・・と思うときに薬味がいい働きをします。そして、おすすめなのが、ブラックペッパーの投入。これによって随分と洋方向へ味が変化しますが、食欲のスイッチが入るように、またするすると食えてしまう。












【麺:見た目以上にしっかりとした剛麺で濃厚スープを絡め取る感覚!まるでパスタチック】


<クッシリと歯ごたえと風味で、濃厚味わいを受け止めるしっかりした食べ応え>


 麺が少しハードな仕上げでスープに実に合っています。基本的にストレート系で加水はやや低め。グルテンの風味を感じるような密度感が高いタイプです。やや麺の表情に不規則な太細が見られて、全体的には素朴な風合いに目に映る。太さは標準よりもひと回り太い感じで、前歯を立てて一回一回千切るのが印象に残ります。


 汁系の麺としてはクッシリとした歯ごたえ。前歯の千切りはクシクシっと感じさせ、また奥歯のプレスでは束になったところでクッシリとして、カタメのテンピュール感が楽しめます。いずれにせよ、麺の風合いが楽しめて、スープに負けていないというのがいい感じ。大盛り無料ですので、この店も嬉しい。








<ちゅるちゅるというより、ズルズルと引っ張り出すようにしてすすり上げる>


 腰つきが少しハードで、加水は低めなので、ちゅるちゅるりん!とした啜り感覚はないですね。むしろ、ズルズルズルル〜〜〜っと引きずり上げるような感じですする感覚。表面あやや滑っている層があり、それと太細な感じが乱れる部分で、スープがよく絡みます。こういったスープパスタを最近どこかで食った気がするが、全く忘れてしまった・・・・。年じゃな・・・・。







【具:海老一辺倒なスープの中にあって、きめ細かな配慮を感じる薬味、そして炙り豚肉】


<刺身カットな柔らかロース肉!炙りも効いた上品さ>


 ブロック肉を丁寧に仕上げて、刺身のようなカットで、軽く炙ったようなロース肉が2枚。これがまた大変やわらかく、脂部分がなくともこうもう肉質がうまいとは!といった感想です。いかんせん・・・・海老味だらけの一杯で味がそれにまみれてしまったが、白飯よりも酒をあおりながら食いたいかも。イベリコ豚でこういう食べ方あったかも。









<ナッツの香ばしさ、玉ねぎのフレッシュさ、薬味がとてもマッチしている>


 ブラックペッパーにも救われるが、ナッツの香ばしさ、そして玉ねぎのフレッシュ感があってこそ、飽きを感じさせず最後まで食わせます。香りと甘みと苦みがよくマッチしている。そして、歯ごたえ感覚もいい演出と思えますしナイスな仕事ぶり。もとろん、水菜と糸とうがらしの色合いと味へのヘルプの見逃せませんね。













 総じまして、「和洋折衷濃厚海老塩鶏白湯格別麺」といった感覚でしょうか。前回訪問とずいぶん方向転換したので戸惑いありましたものの、これなら煮干しにも期待が高まります。歌舞伎町というより大久保に近いロケーションになりますが、時々様子を見に再訪問することは確実かと。長閑で秋深まる中に、今年流行の海老系食って大変満足でした。なので詠います!




  カラス鳴く
  静かなお昼
  歌舞伎町




  海老出汁啜り
  体温め




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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