ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1719】 らーめん中々 (横浜・白楽) 塩らーめん 〜媚びず清らか男のやさしい塩らーめん

 今回は、横浜方面へ年末ご挨拶とカレンダー配りに外出。いい年したオッサンが、効率良く配り歩こうとして、両手で満載につめた紙袋をもって街中を闊歩する。あまり格好がいいとは申せません。3年前の今頃は、こんなことをしていようなんて思いもよらなかったな・・・・。いろいろな思いを噛み締めて、笑顔を作って来年もよろしくお願い申し上げて帰途につきます。JRで帰ってもよいのだけど、ちょっとだけ寄り道させてくれよと、東横線へと乗車。神奈川大学の学生さんたちにまぎれて白楽に降り立ちます。白楽とくれば、名店ありますよね〜!しかし、私は「塩の旅」の途中ですから、あえてこちらを訪問・・・・「らーめん中々」さん。













【スープ:牛筋のみならず、魚介と野菜のやさしい味わいで「ほっこり」「あっさり」と感じる汁】


<牛筋という「まったり」イメージ少なく、非常に「あっさり」とした「なかなか」な塩汁>


 配膳の瞬間は、ミラーコーティングしたかのような静かで透明度溢れるスープの存在感に圧倒。しかし、よく見ると半濁りなんでエキス感を感じる。このあたりが牛筋感を与えます〜。牛筋というと、関西転勤時代には、ぼっかけうどんや、ぼっかけ焼きそば/お好み焼きでお世話になりましたので、そのコラーゲン感を予想するのですが、意に反して実に「さっぱり」とした質感です。これは、とても優しいタイプで、夜の〆にも、二日酔い明けとかでも、するすると染み渡るように食えるタイプ。「なかなか」ではなく、「たいしたもんだ」な出来具合です。


 普段、この手のスープだと鶏ガラを連想するのですが、油の煌めきがとても細かくてキラキラを追えない。しっとりとしたスープの佇まいなのもとても印象的です。そして塩らーめんと謳うけど、塩加減自体もとてもあっさり。これは、じわじわと美味さが響く。あっさり味が食い進めていくうちに、しっかり味に感じられてきますやん!








<魚介と野菜のほんのりとした甘さが広がり、フライドオニオンでエッジを立てる感覚>


 あっさりという印象から、段々とマイルドと思える感覚へ。味わいを続けていくと、魚介の深さも感じます。軽い煮干し系の丁寧な煮出しと節系の軽やかな風味が、塩味ととても結びついて一体化している様子がいい!しかも、胃に優しいな〜と感じるのは、これは野菜の旨味でしょう。葉野菜の甘みなども感じる。それら魚介と野菜がほんおりと香る程度の共演に、ピチリとフライドオニオンが味のエッジを立てる感覚。味というより「風味」程度にフライドニンニクが沁みる感覚。出しゃばらないニンニクという感じがむしろ好印象かもしれません。














【麺:スープによく似たあっさりで軽やかなフィーリング!優しさ溢れる細麺】


<加水多めでお腹に優しさを感じる適度な歯ごたえ!>


 また麺が実に崇高な感じもありますが、実に庶民的なほのぼのさを感じさせます。細麺で色白なタイプ。基本的にはストレート麺ですが、捩れる影響を受けやすいタイプかも。麺の潰しこみ度合いとしては低めで、密度性はあまり高くない。それがまた多めの加水には合っているようで、全体的に軽やかに食えるといった感覚です。


 前歯のタッチ・切断がとても低反発でスパスパっと軽やかに、リズミカルにこなせる。奥歯でのプレスではクチリ!っと短いタップで潰れこみます。庶民的でも量産的な風合いはなく、女性的な優しさすら覚える良質な麺ですね。








<ちゅるぴち!っと感じるクチ元のタッチと滑り感>


 全体的には加水多めでしなやかさを感じる性質。なのでしなやか度は最初から高かったです。すすり上げる抵抗感がとても少なく軽やかな滑りに感じます。口元を駆け抜けるときは、ちゅるちゅるちゅるちゅるちゅるちゅるちゅる〜・・・・・っと軽いタッチですべりぬけていき快感!喉奥での嚥下前のシルエット感は薄いけど、一気に啜り上げて食う快感を楽しむタイプですね。淡麗なスープだったので、スープの持ち上げ感などはあまり気にならなかったのも、面白いポイントでした。







【具:定番な仕上がり感の肉と、品の良さを感じる青菜とメンマ】


<牛筋肉ではなくて、定番の豚バラ肉ロール!これもあっさり塩加減>


 別に牛筋が載っているわけではないのですな。オーディナリーな豚バラ肉のロールチャーシュースライスです。おそらく牛筋だけでなく、豚肉もスープ仕立てに貢献しているのかもしれません。脂の抜けも程よく、スープに浸って逆に吸い込むところがとてもうまし。薄味で塩気のみで味わうタイプです。ライスにも合うかもだが、やはりラーメンに浸っているこのままの方がうまそう。










<青梗菜とメンマも質感キープで風味豊か>


 650円という価格。このご時世でよく頑張っていると思えます。それはトッピングなどを見ればよりそれを感じます。青梗菜という青菜の選択がとてもいいセンスしてます。スープに浮かぶフライドオニオンの風味とこの青梗菜のフレッシュな苦味が、とてもよく合います。またいかにも関東らしいと個人的には思う深く醤油系のブラウンに染まったメンマがいい感じ。私は基本的に薄味系が好きなのですが、質感よいのでこういうのも好きになりました。












 総じまして、「媚びず清らか、男のやさしい塩らーめん」といった感覚。スープ感とか麺の風合いなどは、どこか女性的なやさしさすら感じるのですが、このロケーションと店構え、厨房の店主のひたむきさを感じると、そう思えてしまいました。地味なんだけど、とってもやさしい塩らーめん。地元に住んでいたなら、通うことまちがいなし。六角橋にはふれあいを感じる塩らーめんがあったとさ・・・。なので詠います!




   晴れ渡る
   年末ひかえた  
   商店街



   路地裏拉麺
   暖かさ感じ




 お粗末!といことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
   





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(日めくり)まいにち、修造!

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