ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1709】 つけ麺処 なると (東京・上井草) しじみラーメン


 最近は、ちゃんと週末に休めている〜! こういう当たり前が実にありがたい。しかし、これから年末年始には怒涛の忙しさが予想されますから、嵐の前の静けさといったところでしょうか。「つけ麺処 なると」さんへ向かう踏切から見た青空に、なんとなく幸せを感じます。








 さて、そのお店「なると」さん。意外と広い店箱で、L字カウンターが普通にありながら、テーブル席がけっこうある。上井草駅近くの商店集まる中にあって、昼飯時には混みそうな地元に根ずいた感覚があります。ずらした時間に訪問して空いてはいたものの、おそらく大学1年らしい男の集まりが、ちとやかましかったりするけど、全体的には落ち着いたお店で好印象。なぜ来たかと言うと、たまたま「しじみラーメン」というのをネット検索で見かけてしまったから・・・。ウコン錠は欠かせないアイテムだけど、もう少し別の対策も打たねばと最近感じている次第。


  











【スープ:オルチニンが大量に溶け込む春霞のような汁】


<霞のような透き通る乳白色に、しじみの滋味がキッパリと晴れ渡る感覚>


 調理の順番もあって、つけ麺メインなこの店で汁系を注文する客はマイナーと見えて、先客をそうとう順番抜かしで配膳されたました「しじみラーメン」。配膳の瞬間は、正直もうしてとても質素と映ります。しかし、それもオッサンな私としてはナイス。胃袋やいろいろなところが壊れかかっている体には丁度良いというやつです。なんともまた、春霞のような透明系の乳白色が一面に広がり、とても和テイストな印象を受ける麺顔です。







 丁度、「肌色」の色合い。SK-Ⅱ フェイシャル・トリートメント・ミルクを少しばかり連想するオカマな私。ちょうど赤ちゃんの肌色のようです(最近は、色鉛筆でも肌色とは言わないらしいですね。「ペールオレンジ」というそうな)。・・・・そういえば、職場にいる赤ちゃん顔した40代のあの男は、今日も出勤しているのだろうか。などと心配になりながら、レンゲで汁を一口。


 むうう・・・、沁みるね〜!!想像以上に、しじみの滋味深い味わいがじっとり。たしかにこれはアサリでは出ないボディ感。滋味であり「地味」な味わいがしじみの持ち味。味噌汁に入ると味噌で隠れてしまう個性が、塩汁だとストレートにクセみたいなもんが微妙に出ます。とても香ばしいような、やっぱり川の生き物っぽいようなところとか・・・・。しかし、全体的には、なんとも落ち着いたお吸い物的なニュアンスが濃ゆい。そんな和の汁のようですね。









<動物感のないあっさりとした仕立てに、貝エキスと丸い塩気が程よく融合>


 しじみばかりに目を取られがちですが、「動物感がとても低い/ない」というところも、特徴ですね。鶏ガラとか豚肉など、すっきり煮出すというスープも大好きですが、こうも油が浮いていないラーメンというのも珍しいかと。そんなことを考えると、煮干しとか節系などもとても低く感じられる。しじみ一本のエキスで仕上がっているわけではないでしょうが、いつもの主役が今回は控えめ/隠し味として裏方に回っている感覚が、とても新鮮に感じます。このお店、あっさりの仕上げ方がとても上手いかも!












【麺:バクバクと汁を吸い込んで上手い麺】


<緩やかなストレート角麺!汁を吸い込んでからのしなやかさは抜群でよくスベる>


 滋味深い汁だから、麺が吸い込んでも全く問題ないわけだけど、しなやかさを増すのはもっとwelcomeですな。加水が低いわけでも、高いわけでもなく、丁度良い感じで基本的に緩やかなしなり。そこに汁が混じるからシルキーにスベる。「ソバ」感覚でずるるると音を立てて食って粋に食いたい感覚。とくに、舌触りと喉の奥で感じるシルエット感が、とてもしなやかに感じる良い麺です。








<全体的に均一な密度感で、クチリと淡白に上品に千切れ潰れる感覚の歯ごたえ>


 しなやかなのは、潰しこみの軽やかさにも通じるような・・・。密度感はあまりなく、アルデンテとは無縁な感じ。全体的に均一的なクシクシとした前歯の歯ごたえと、束になったそれを奥歯で潰すときは、クチリとした感じがするのがとても印象的。全体的に、白いめな風貌がねり水の影響の低さを物語っているようにも感じて、上品と例えてもよいかと思いました。


  










【具:お肉がないけど成立するのが「しじみラーメン」】


<肉排除な分、オーディナリーなメンマに意識を集中させて食う!>


 チャーシューがない。というところが逆にポイントのように思えるかも。引き算の鮮やかさと、とりあえず評価しときましょう!その分、メンマに集中したのだが、これはとても馴染みのあるクニャリとしている薄味ミニ短冊状メンマ。贅沢を言ってはいけないが、これがもし穂先メンマだったら、たぶん嬉しさで泣いていたかも・・・。



<「しじみ」は最後にじっくちと味わうことに>


 しじみの身を食うタイプか、食わないタイプか。私は、食うタイプでして、途中麺を食っているときも、汁をすすっているときも、しじみの身をほじくろうとしてはみたものの、あきらめて最後に食うこととしました。職場のおぼっちゃま育ちのAくんは、しじみなどは出汁を出すももだと割り切って、しじみの身は食わないらしい。そういえば、おぼっちゃま育ちじゃないBくんも食わなかったけど、ヤツはたんに邪魔くさがりなだけだろう。


 最後に食うのは、実はメリットがあって、麺を啜りあげたりしているうちに、貝殻から身が外れるころが多いから。とても柔らかく、泥臭みもない感覚で美味しくいただきました。












 総じまして、「ラーメン1っ杯に、しじみ20個分のオルチニン補給」な感覚。週末の夜は、仕事のプレッシャーがない分、深酒をしがちだけど、こういう健康法もあるのだわ(屁理屈)! とにかく、酒の量を減らすことと、そして文章の量も減らさないといけないな・・・。などと考えるこの頃です。なので詠います!



   週末に
   気分発散
   痛飲し



   肝臓癒すか
   しじみのラーメン



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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