ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1667】 おおぜき中華そば店 (東京・恵比寿) 中華そば


 超朝型人間の私が人並みに遅い時間まで仕事すると、帰宅時分にはぼろ雑巾のようにヘトヘトに思えてくるのです。これは、どこかで発散したいもんですが、遅い時間に付き合ってくれる人もなく、また一人酒などすると翌朝が辛そう。こんなタイミングでは、やっぱり自分が一番好きなものを腹に入れて締めくくりたいもんです。たまたま横浜方面からタイミング良く飛び乗ったの横須賀線。停車駅が限られてくるから、その中で選ぶ珠玉の一杯くれば、恵比寿の「おおぜき中華そば店」が頭に浮かぶ。今日は定番の中華そばで気持ちよく心中です・・・。


  












【スープ:じっとりした「醤油のまろやかさ」があると思えば、一方ですっきりした動物感】


<醤油ダレの甘い「まろ味」ぶりがありそうでなさそう、キッチリ感じさせる丸い味>


 他に旨いものあるのに、やっぱりこの「中華そば」という定番の一品に引かれる私。今風の鋭角的な丼に深く盛りつけられた麺顔は、少し見飽きたコンテンポラリーラーメン・・・いや、ネオクラシカルラーメンという感じ。だけど、なんだかんだ言って、疲れて何を食いたいか分からないときは、自然とこういうものに足が向く・・・。







 しかし、この一杯の特徴は、何と言っても「醤油ダレの甘い味わい」であり、最近個人的に、甘い系の醤油ダレは「まろ味」なんて表現をしてしまう。醤油系のしっかりとした風味もあるし、塩気のボディーもそれなりにあるのだけど、味のエッジが丸い感じがして後味が甘く感じる。しかし甘いラーメンとは決して言い切れず、塩気のキッチリとピントがあったような後味も、甘さに見え隠れ・・・。


 甘さと塩気の独特なバランス感覚に、ありそうでなさそう・・・それがこちらの中華そばに引かれる由縁かもしれません。








<スッキリした鶏豚感覚と潜む乾物の出汁感、バランスいいね〜>


 どちらかと言えば、動物系主体の味わい。ベースのスープには十分な落ち着き感があり、節系やら昆布系の旨味もあるように思えますが、鶏ガラ&豚煮だしのさっぱりした感じがとても印象的です。ラードや鶏油で色気をプラスすることもなく、程度な香味加減がすばらしいかもしれない。これなら、胃が疲れることなくゴクゴクと飲み干せる、そんな動物系のベーススープが旨しです。













【麺:パツっとした低い加水が今風の定番なる味わいか?!】


<これぞ食いたかったパツパツ細麺!という分かりやすさがいいね>


 単なる中華そばを食いたいなら、他の名店でも良いのをここに来たのは、このパツパツとした麺が印象に残っていたから。やはり、イメージ通りのパツパツ、クツクツ、クッシリとした前歯の当たりから来る歯応えは堪りませんね〜。低加水レンジの中の多加水といった感覚か・・・・。とくに、麺の熟成度を感じつつも歯応えあるところが、芯に当たるところ。いわゆるアルデンテが旨いという感覚が、ラーメンでも光るね〜。


 奥歯へ束になった麺を送り込み一気にプレスすると、それはカタメのテンピュール感覚。クニリとやや横ズレしつつ、クッシリとした低圧を感じてあとは喉の奥へと落とし込むだけ。








<熱だれに強く蕎麦のようにズルズルと滑り食う快感>


 特に気に入っているのは「熱ダレ」がしにくいというところ。決して温度感が低いわけではないものの、最初に感じた麺のしなり方が、最後まで持続する。そして微妙な地肌の漆喰のようなきめ細やかさが印象的。汁を適当に持ち上げた、ずるずるずるーーーーーっと吸い込む形になる。この所作が、蕎麦のそれと類似して、中々個人的には和む。静かに、短く、音を立てて食うのがかっこいい。それが決まりやすい麺ですかね・・・。







【具:オーディナリーな仕上げ方が、むしろ余裕?それぞれ質実な仕上げぶり!】


<歯応え楽しむ二種チャーシュー>


 これは完全に記憶が抜けていました。こちらは、豚と鶏の二種チャーシューだったんですね。豚はロース肉で肉質メインで味わうタイプ。一方、鶏肉は、モモか?脂部分とよく絡ませて噛むタイプ。味つけとしては、醤油ダレと良くマッチしていたのは、鶏肉の方でした。クッシリとした歯応えを楽しむ豚に対して、鶏肉は弾力的な歯応えを楽しむタイプ。悪くないですね。


  







<すっかり定着してきた「青菜」トッピングが嬉しい>


 あとのトッピングは、穂先メンマ、ナルト、海苔、青菜、ネギ微塵といったところ。穂先メンマはわりと細めで小さめだったので、あまり印象に残っていない。個人的には、わずかばかりでも、青菜があってうれしい。もはやオヤジの感覚で単に体が求めているだけかもしれません。







 総じまして、「脱ノスタルジックな定番中華そば」といったところでしょうか。もうすっかり、定番中華に若い方のハイセンスが入り込み驚くといったことが少なくなりました。そして一周回って、そういうハイセンスすら定番と感じる。そういうことの繰り返しを進化と呼ぶのでしょうね。この店では、もっと他の定番メニューや、限定が展開されていて、もっと冒険してもいいのだけど、やーーーーーーっぱり!私はこの定番なる中華そばが好き!。なので詠います!





   1日の
   最後にいいもの
   食いたいが



   こんな時こそ
   中華そば也





 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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