ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1648】 ラーメン凪 煮干王 新宿ゴールデン街別館 (東京・新宿) 煮干ラーメン


 新宿歌舞伎町の夜には興味ないのだけど、朝はあるのだよね〜。早朝割引!?いやいや違う違う!・・・・ラーメン凪があるからだ。休日や早朝で仕事モードを高めるには、多少パンチの効いた煮干でも体に入れとけ!という意味で、またまたやって参りました。


  






 たまたま先客2名の空いている状態だったけど、あとから客が来るわ来るわの午前6時台。飲み明かし男女や、宴会男女の合同〆ラーという9人団体が一斉に来店したりして、すごく繁盛している雰囲気です。こういうの見ると、これから仕事するのバカらしくなってきそうになりますが、私一人だけ、スマホに集中したふりでATフィールドは張り巡らせ、ただ配膳される瞬間を待つばかりでした。「煮干ラーメン:並」おそらく150g程度の麺量でしたが、朝から大盛り(無料)はさけておいた次第。











【スープ:極ニボスープは、眠らない街では朝でも受け入れOKなのです】


<押し寄せるニボの風合い、豚骨出汁のボディ感>


 いろいろ煮干を極めたいという「凪」さん、濃厚なれどシャープな感じがする煮干のニボニボテイスト! 空気満々で朝からやってきたものの、配膳の瞬間はやはり「重いかも?」と感じてしまうのが本音ですね。朝はデリケートな体質の私でも、こうやって来た以上は、やはり食うのですが。スープを啜る前から、煮干に苦みが香るどころか、空気自体に味がしそうです。


 実際すすると、あーー煮干・・・朝はしんどうかな・・・と思ったのは、最初の30秒ほどだけ。次第に慣れていつもの通りに。表層の漂いに、ニボの銀鱗っぽいニュアンスを感じつつも、それを追いかけるようにレンゲを操作して掬って食う。やっぱり魚介の苦旨さは、常習性がありますな。こうやって啜り味わうと、やっぱりドSなスープ感を待っていたと腑に落ちるところがあります。


 煮干ばかりに目が行きそうですが、豚骨の出汁加減もなかなか。個性が強いニボをしっかりと受け止めて補強している豚コク出汁が、また秀逸で濁り具合いにシルキーと感じるほどです。多分、この豚骨出汁がなかったら、極ニボはしんどいかもしれませんね。意外と豚骨出しの肉厚さを感心しているのです。









<醤油ダレの塩気感覚でグイグイ食わせる>


 それと塩気。醤油ダレのピッチリとした塩気で、この一杯をぐいぐいと食わせる趣がありますね。ニボのクセを豚骨出汁で受け止めて、食べやすく昇華させているのがこの醤油ダレかと。甘い味では喧嘩してしまいそうなところを、塩気で味のベクトルを合わせたところがナイスです。麺にからまって、バクバクと食える濃厚煮干。一役かっているのは、明らかに醤油ダレかと、個人的には解釈して食べ進める次第。












【麺:ランダムで素朴さ溢れる平打ち捩れ麺!一反木綿の滑らかさ!ミスマッチな饗宴】


<ランダム平打ちで、超捩れているビロビロ麺が素朴さ満載>


 まあ見事なとしか言いようのない、定番な平打ち太麺縮れです。しかもランダム。いや・・・・縮れというより、捩れの方が強いかも。ちゅるちゅると大人しく啜っているつもりが、ニュルニュルリン!と捩れの曲線が塊となってクチに当たります。そして前歯で千切るとスパスパと切れる瞬間には、プニリとした弾力を感じる。奥歯へ運び込むとそれはもうモチモチっとした明るい弾力を発揮します。


 ピロピロっとした平打ち麺って、どうしても素朴に感じてしまい、嫌いには慣れない。田舎風というわけでなく、素直に小麦のグルテン感を発揮してるところが、たまらんのかもしれませんね・・・・。









<3体の一反木綿は、滑らか&クチリとした感覚>


 凪と言えば「一反木綿」ですが、それは3体。時間をずらして麺とは別に茹で上げているので、ダラダラした感じは一切ありません。もちろん、ハードな茹で上げでは決して無いのですが、滑らかさの中に、クチリとしっかりとした感覚が少し残っているよう・・・。この3枚だけは、あるだけで楽しみですね。今度自宅でインスタントラーメン作るときは、餃子の皮でも投入してしまおうかしらん。












【具:まるで、血の滴るように見えてしまうレアチャーシュー】


<気になるブラッディーレッドなタレかかるピンクチャーシュー>


 麺顔で一番気になっていたのは、実はチャーシューにかかるタレでした。チャーシューがレアなピンクしている上に、血の赤のようなタレが仕上げにかかっている。気になりますよね〜。少し辛味のあるタイプのようですが、食べ進めていく内に全体に解けてなくなってしまった。


 肉の味はというと、ニボニボなスープと、もちもち素朴な麺とは裏腹に、ハイセンスとも思えるレア肉の上品さ!味わいもサッパリしつつも肉味がしっかり出ている。オーバーに言うならワインで食いたいかも(朝からそれはない)。









<ややクタっとした青菜がニボ苦味にマッチ>


 あとは海苔と青菜かな・・・。特筆すべきではないかもしれませんが、一定以上の安心感ある品質でした。海苔は芳ばしく、麺を巻きながら一緒に食してグッドです。また青菜は、少々くたっとしていましたが、それが妙に極ニボなスープの中にあっては、安心感を与えます。マッチしていると言えますね〜。煮干の汁味と青菜の食感と青い味わいは、マッチするのです。












 総じまして、「24H極ニボ通し営業といった・・・鉄人的な一杯」かと。一般サラリーマンが朝から太刀打ちするには、少々刺激が強くても、クセになる味わいです。一度ハマってみませんか? 煮干以外にも、いろいろ濃厚な人間模様も味わえるかも? なので詠います!



   早朝の
   砕けた色街
   気だるくて



   お勤め終わり
   賑わう朝ラー



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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