ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1644】 めん屋 平右衛門 (東京・東小金井) 生醤油ラーメン


 先日のお天気の良い休日に、陽気に誘われて、東小金井方面へ。風を感じながらサイクリングがてらに一杯という気分にさせるのです。青い空の下には緑の草原が広がる。見ているだけで満たされるね〜。そんな感じで、また「平右衛門」さんへ。今回は定番の「生醤油ラーメン」をいただきました。


  









【スープ:やっぱり・・・「生醤油」ダレが旨いわ〜・・・、魚介もバランス良くゴクゴク飲み干す】


<生醤油の明るく滑らかな風味、味わいは円やか、ゴクゴク飲み干せる柔らかいカエシの感覚>


 何度も食っているこの店の醤油。正直言って、もう少し人気が出ても良いと思う。だけど、いつ訪問しても固定客らしき方々がおられて、しっかり根付いていると思えます。安定軌道に乗ったかと思えて、応援しがいがあります。パンチの効いた味わいとか、淡麗極まる崇高さとか、いろいろ個性の打ち出し方もありましょうが、そのどちらでもなく、それでいてしっかりとした丁寧さがうかがえる、芳醇な醤油スープがとても好きかも。







 醤油の「生」感覚ってのを語れないのだけど、実にナチュラルに優しく広がる醤油感覚であることは、十分に伝わります。塩分のジットリとしているとかでなく、また醸造感が濃ゆくて後味に酸味を明確に感じさせるものでもない。とても親しみやすく、明るさを感じる醤油の味わい。調味料の尖りもなくて、街中のちょっと旨いラーメン屋の域とは、少し別なのかもしれない。この醤油感は、「クセになる味わい」ではなく、「また食べに来たい」と思わせるタイプ。円やかさがとても印象的なのです。









<魚介の華やかな旨味を感じつつ、鶏ガラのしっかりとした煮出しを感じる清湯な仕上がり>


 きっぱりし過ぎていない・・・やさしい味わいの中には、魚介のやさしさもしっかりと現れているようです。もちろん、鶏系の味わいもしっかりとベースにあり、重くないけどしっかりとした充実感。でも、このスープの落ち着き感と脹よかさには、魚介系の出汁の貢献を感じます。節系と昆布系の旨味をにわかに感じつつ、さらっと小魚系の出汁も効かせたような・・・。また具材から染み出る味わいもクロスして、非常に分かりやすい味わいの中に、ちょいと複雑さも増すか? ・・・・いや〜、出汁とうより「つゆ」と感じます。












【麺:微妙なクネリと淡いクツクツした質感ある細麺、汁を吸ってからもまた旨し】


<非常に淡白にクツクツっと感じさせる一方、しなやかさを感じる反発感>


 実はかなり「麺」にもこだわった店。うんちくPOPを見て、ウンウンとうなづく私。説明を静々と読んでいると、今度は魚介豚骨らーめん用の麺で生醤油を食ってみたいなという野望も湧きます。しかし、プロのバランスセンスってものに逆らって失敗するのがオチのような気もします。


 そんな選りすぐった麺ですが、ストレートのようで軽く捩れたような風貌。縮れとまではいかない、緩やかなウェービーなフォルム。多加水っぽいプリプリというより、低反発で沈み込みながら千切れるといった感覚。前歯で千切ると淡いクツクツっという抵抗感を感じます。そして奥歯に送り込んでプレスすると、麺の風合いをふわっと感じる。プリプリさが低くクシクシとした奥歯の感覚がとても印象的。









<微妙に捩れるようなクネリが上品、汁を吸いつつしっかりと舌触りを感じるスベリ感>


 そして汁を後半に吸い出すと、いっそうしなやかに感じる風合いが素敵です。しなり度合いが増すと、捩れがより意識されてクネリとも思える感覚。それがまた面白い。啜り上げるとスープの持ち上げもよろしく、唇ではスルスルとした抵抗感低い感覚。一方で、奥歯に運び込む前は、内頬や舌触りでしっかりと麺の角を感じるような錯覚を覚える。軽い咀嚼の後は、喉奥へと落とし込むと引っかかりなく、ストンと落ち入る。やっぱり、チュルチュルとした麺もいいけど、すこし風合いあるクシリ麺はいい感じです。


  











【具:レアっぽいピンクチャーシューで酒を飲みたくなる季節到来】


<レアっぷりと、醤油ダレの染み込み・・・・、そして脂身のまったり感覚も備える極上さ>


 このチャーシューの出来映えからして、テクニシャンと感じさせますね〜。このあたりにスタンダードな醤油ラーメンなれど「今」風のニュアンスを感じ取ります。本当に、ここ数年で、こういうレアっぽいのが普通に食べられるようになりましたから、すごいことです。 でもレアというよりは、レアっぽいというのが正しい。しっかりと熱の通ったピンクですし、醤油ダレの染み込み具合もなかなか深いものがある。それに周囲の脂身部分もしっかりとコラーゲン感を残しており、皮の旨さも仄かに感じる。これだけで、酒が進む。陽が照ると乾いた25度って感じだが、これから秋が深まると、日本酒が旨くなるのう。こういう肉と日本酒というのも合う気がする。 








<淡いコリコリ歯応えメンマのスパイシーな味わいが好き>


 このメンマがまた、軽いコリコリ感を保ちつつ、味わいは醤油っぽい和のテイスト一色かといえば、スパイス感あるキッパリとした味わい。このミスマッチ感がとても旨い。ご飯にあうメンマというか、なかなか食欲をそそるメンマであります。味玉追加で+100円、メンマ増しでも+100円。悩むところです。













 総じまして、「秘めた実力感ある生醤油ダレ」ということで、結構お気に入りのお店。これからも応援したいと思います。中央線沿線に住んでて、行列なくても旨い店なら、ここを推すかもしれません。などといいつつ、東小金井では、「宝華」とか「くじら食堂」などにも行くのだけど。節操無い私の戯れ言ということで、よろしくお願いします。なので詠います!




   天高く
   陽気に誘われ
   チャリこいて



   軽く汗かき
   生醤油染入る





 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



  



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