ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1634】 麺屋素足 HADASI (東京・武蔵小山) 台湾揚げネギラーメン

 自分のペースで仕事ができないとツラいね〜。人を使うのも疲れるが、人から使われるのも疲れる。結局一人で仕事するのが一番気楽で効率的なのかもしれないけれど、そういう仕事は限りなく少ない。この日は、朝から限りなく、人に使われる流れになってしまい本当に疲れましたわ・・・。さらに追い打ちをかけるのは、自分のタスク処理がはかどらないこと。悶々としながら、何とかこなした平日の夜であります。


 一区切りついた後の晩飯というのは、気持ちがよいかも。ちょいと遠回りしてみようという遊び心も湧くし、宿題店への突撃も適う。そしてそんなに重くないのを食べたいという計算から、なんとなく頭に浮かんだのが、武蔵小山の「はだし」さん。この武蔵小山エリアは、なかなか良いエリアで、旨そうな店が3〜4つくらいすぐ思いつきます。さて、ぼちぼちと宿題リストを処理していきましょうか。








 訪問時、先客ゼロ。後客1名で若い女性の方。まだ開店して間もないのか、胡蝶蘭があったっけ。エスニック系なつけ麺が異様に旨そうに思え、とくにグリーンカレーなんぞは、興味がそそります。ここ最近、ずいぶんとつけ麺から遠ざかってるし、プチ復活してみっか?と思えど、汁系一押しの「台湾揚げネギラーメン」に強く興味をそそられる。「台湾」と「揚げネギ」のコラボなのか!?どちらか決めかねてて、店員さんが注文を取りに来たタイミングで、無意識で注文していたのは、「台湾揚げネギラーメン」だった・・・。


  












【スープ:ライトのようでシッカリ感ある清湯醤油に、ラードと揚げねぎがパワフル!】


<円やかな醤油カエシと、スッキリ鶏ガラ&まったりラード!ゴクゴクイケるマイルド感>


 台湾ラーメンなのか、揚げねぎラーメンなのか、そのどちらでも無かったような気がするけど、ハイブリッドなその一杯。620円という価格もうれしいけど、何とも円やかな旨さでグイグイと魅せられるような引力を感じてしまいます。唐辛子系の辛さを予感させるメニュー名称ですが、「円やかさ」が溢れる魅力的な味わいが素敵。








 まず、啜った瞬間から非魚介の動物系の主体のうま味が印象的。香味油という範疇ではないゆったりとしたラードがスープ表層に分厚く佇む。そのまったりとしながらもクリアーな印象を残すラードの甘みが、とっても質感を高めます。しかし、重くない。


 重くないと言えばスープの旨味成分ですが、意外に鶏ガラや豚肉の旨味がスッキリと広がるタイプ。しかもどこか懐かしさを感じる味わいのようでもあり、今風のジャポネスクを感じる一面も持ち合わせるいった風情感。古風と若さのせめぎ合いのような作り込み。


 しかも醤油のカエシが実にマイルドであり、後味に酸味をほぼ感じず、動物エキスと結びついたような・・・円やかな甘みを感じるエッジング。甘いと言っても糖類ではなく、熟成系のサッパリとした甘み。関西にいたころの醤油味に近いものを感じるかも。テーブルセットの辣油とか酢がとても気になるし、台湾ということもあってパンチを効かせたくもなるが、「これで十分!」と感じる完成度を感じます。








<揚げネギのパワーが、円やかさにふかみを与える>


 「揚げねぎ」はズルい。だって、こいつを投入すると旨いにキマっていると思うから。そのハードルを自ら上げた一品ですが、それを越えていきましたわ・・・。揚げネギの量も多いが、焦げる一歩も二歩も手前の芳ばしさがたまらん。そしてスープを吸い込んで、自らの旨味と香味を交換して、しんなりとする。挙げ句にスープのそこいら中に漂い、ヌガーで歯につくような食感を与える。


 ズルい、ズルすぎる!揚げねぎがラードと入り交じり、さらに相乗効果。甘みが深くなる。次元軸が一本増えたような円やかさ。620円のスープ感とは思えぬ完成度です。この時点でもう再訪問したくなる。














【麺:適度な密度感じる歯応えと、つるつるしたのど越し・舌触りが印象的】


<黄色めの勢い良い多加水麺!密度感じるテンピュールのごとし>


 実は、名古屋で台湾ラーメンを食ったこと無い。というか大阪での経験しか覚えていない。クツクツした細麺を出したり、またツルツルモッチリ系の標準麺を出したりと、いろいろあって自分の中で定義ができていないです。しかし、この麺はそのどちらでもなく、縮れというより適当な密度感と強い捩れで、クニリと沈み込むような反発を覚える。嗚呼、やっぱりこの感覚は個人的には「カタメのテンピュール」と結びつけてしまうのだな・・・。








<艶やかな地肌が嫌味なくツルツルと滑り出す>


 写真で感じるよりは、メラメラと黄色くしてない。そしてギラギラとしていない。ナチュラルな黄色でスープの色合いも吸い込んで褐色に見える。地肌は光沢感ありありで、ツルツルと高速に滑るタイプ。唇や内頬、そしてのど越しの抵抗感がスルスル〜っとしていて、大変小気味良い。腹持ちも良さそうで、食って満足感もアリアリなボリューム感がいいね。







【具:奇を衒わない質実さに、どこか懐かしさ感じる・・・そんな柔らか肉】


<懐かしさも少し感じる肩ロース系の歯応え肉>


 この肉もどこか新しいようでレトロな味わい。塩気より肉自体の甘みを引き出すような味わいで、スポンジのように弾力し柔らかく裂ける。つけダレがこの醤油ダレに共通しているので、ナチュラルな甘みが醸し出されるのでしょうか。ご飯にも合うし、酒にも合う。チャーシュー麺という設定はないのが残念(あったか??)。









<とっても値ごろ感を感じる、もやしとメンマ>


 写真以上にボリューム感あるもやし。とうぜん、シャキシャキ感キープで、テンピュールなうねり麺と絡み合い、複雑な食感を演出。そして汁を放出し、野菜のやさしさでスープがよりマイルドに感じさせる。短冊切りなメンマも、くた〜っとした感触ながらも、ラードと揚げねぎの旨味をすいこで、これまたいくらでも食えそうな仕上がりになっている。トッピング類に外れが一切ない。












 総じまして、「非常にナイスなコストパフォーマー現る!」といった感覚。醤油ラーメンが520円とのこと。おそらく消費税アップが無ければワンコインだったはず。若い女性でも入りやすいし、ここは流行るな・・・という感覚。


 腹が膨れた帰り道、商店街をやってきた道とは別ルートで駅へと向かうが、かなりいい店ばかりなのね。駅近に「せい家」があり大盛況。開店寿司も旨そうだったし、近くには小粋なバルなども犇めくか・・・。予想以上に競争が激しいか?応援したいね〜。それにしても、夏が終われば秋ですが、そろそろ秋祭りのシーズンですね。うちの近所の神輿の日は、いつも雨が降るのだけど(苦笑)、今年はどうかな・・・。なので詠います!



   一仕事
   終えて寄り道
   商店街



   華やぎ感じる
   祭りの提灯



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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