ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1617】 中華そば 維新商店 (横浜・北幸) 柚子塩そば

 なかなか体調が優れません。お昼というのに、食べたくないような食べたいような・・・モチベーションがなかなか上がりません。そんな横浜方面外出時に、気合いを入れん!とちょっといいもの食いたくて、「維新商店」さんを訪問いたしました。熱気がムンムンしている中を、そこそこ歩くのも億劫でしたが・・・。行列ひどかったら引き返そうと思っていたのですが、運良くすんなり入れました。しかしランチタイムのピーク時でしたので、中は付近のオジサン達で一杯でしたが(笑)。食傷気味だったので、店員さんが大盛りもできますよ!というアドバイスを敢えて「普通で結構です・・・・」とへたれてしまい、並盛でお願いしました。













【スープ:柚子がとっても映える塩スープ!もはやフルーティー!!】


<実に「フルーティー」な柚子塩スープ!酸味も漂いゴクゴク飲み干す>


 配膳の瞬間は、実に基本系な「柚子塩」の麺顔ですが、どこか古風と斬新が折り重なったようなオーラを感じます。やはりOLD & NEW というような感覚を覚えます。ちらりと端っこに柚子皮の欠片などが目に入ると、じんわりとした柚子皮苦みのフレーバーを頭で事前に組み立ててしまいます。しかし、一旦味わうと、この事前組み立ては意味なくなります。







 柚子塩はこれまで少しばかりは食って来たと思えど・・・・、これほどフルーティーに感じる柚子塩は初めてかも!いや〜柚子皮というより、「柚子の実」を感じるほどです。ハッキリいって酸味が味わいを占めるタイプ。しかしこれが、夏で弱った胃袋が快い刺激を与えてくれまして、スッキリといたします。もともと、酸っぱい味が好きな性格なのですが、この味は思わずゴクゴクと飲み干してしまいました。


 しかし柚子ばかりの味わいというわけでもなく、そこかしこに、塩気と鶏等のベーススープの下支えはありまして、酸味が渾然一体となって深みを与えるという印象ですかね・・・。










<酸味の陰に隠れた淡麗な鶏ガラのコク、後味にハッキリと残す塩のエッジング


 渾然一体といったのは、それぞれの旨味の構成毎には計りかねるといった感覚。例えば、このスープの味わいの中に、鶏ガラの味わいだけを感じ取ることは割と難しいかもと感じる次第。だけども、表層に浮く鶏系の油や煮出しの鶏コクは「滲んでいる」程度には感じるわけで、柚子酸味の陰に隠れてしまっていながらも、旨味の下支えという感覚はあるかな〜という程度のアピール感です。


 一方の「塩味」は、スープを啜っている間は、全くといって塩気としての感覚はなく、酸味と旨味の渾然といったフィーリングでただ溜飲するのみです。しかし、後味の中で、ハッキリとした塩気を感じるといった味の感じ方。柚子のフルーティーさに心を奪われてしまい、ハッキリと思い出せない部分もありますが、酸味の裏方といった配置はとても面白いと思ってしまいました。












【麺:典型的な多加水のプリプリ&モチモチ麺、ピロピロフォルムが素朴さを感じさせる】


<ハイカラな街の素朴さ!平打ち縮れ麺のピロピロ感が和む、モチモチ感で和らぐ>


 ここでも「平打ちぴろぴろ麺」なのですね。私も事前の不勉強が過ぎますが、少々インパクトを感じてしまいました。目黒の「麺や維新」を連想していましたので。それにしても、この界隈では本丸亭もこんな感じですし、神奈川でもピロピロ麺はこれからもお目にかかる機会が多くなりそうかも。


 多加水ぶりが色濃くでていて、モチモチ感がとてもいい感じです。その抵抗感が素朴にも感じられて食っていて心が和みます。見栄えは平打ちで割と強めの縮れが施されています。加えて捩れも強く・・・捻れとでも言った方が正しいかもしれません。この見栄えの素朴さは、横浜というハイカラさとは実に裏腹に感じられて実に面白いと感じてしまいます。









<ちゅるちゅるとしたスベリ心地の快適さはまさにテッパン>


 キラキラ光る表面の層からも分かるように、とても高速に滑ります。口当たりもちゅるりん!として踊るように駆け抜けてく感じで、内頬や舌触りにソフティーな余韻を残します。このスベリ心地は、嫌いという人はおられないでしょう。まさに「テッパン」な指示の固さがうかがえます。スープも若干吸い込むところもありますし、フルーティー柚子塩と素朴なピロピロ麺の相性も中々であります。










【具:個性ある麺と汁の合間でオーディナリーなる質感】


<薄塩味のロース肉、噛みしめて肉味を楽しむタイプ>


 スープと麺の強い個性の合間にあって、このチャーシューは実にオーディナリーな質実さに支えられた印象。肉質を噛みしめて肉本来の旨味を感じるタイプか、薄味の旨味がとても印象的でした。ほんのりと醤油タレの染み込みや香ばしさも周囲に感じますが、そこがまた食欲をそそる。白飯にも、酒のアテにでも両方マッチするかもです。








<トッピングの水菜と葱のザクザク感で塩スープが完成度を増すが如く>


 他の具として、穂先メンマもゆったりと泳ぎます。わりと大きめが2本入っており、柔らかいコリコリ感が楽しい。一方、薬味というかトッピングの葱と水菜のザクザク感も楽しい。麺と絡んでも旨いが、スープに溶け込んだとき、野菜のエキス感がほんのりと漂い、スープのレベルアップを感じさせる感じです。柚子塩スープに青ネギが多めに浮かぶと、最後になかなかの清湯スープ感を楽しめます。












 
 総じまして、「ハマのフルーティー柚子塩麺!」・・・・それしか頭に浮かばない。夏バテは胃袋だけでなく、頭のほうもそうらしいので、ご容赦いただきたい。神奈川のラーメンもいろいろ奥が深そう!家系とか、淡麗系しか頭に思い浮かばなかったけど、柚子塩でこれほどカラフルな味わいも感じられるとは大いなる発見でしたし!これからもぼちぼちと探訪させていただくことといたします。なので詠います!




   夏バテの
   胃袋食傷
   たどり着く



   シャキッと復活
   柚子の酸味で




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


  




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