ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1613】 横濱元町 本丸亭 横浜店 (横浜・鶴屋町) 本丸塩らー麺

 もはや日差しが痛いです。寝不足も重なって昼間の移動中は外を歩くと鈍い頭痛がするようにも感じます。こんな時は早く電車に乗り込んでしまいましょう!と早めに駅につくとたまたまタイミングよく電車が滑り込んできて、運よく席に座れる。ラッキーと思っていたら、ものの10秒後に目をつぶると・・・・眠りに落ちてしまいました:笑。目覚めると「横浜駅」。本当に深く熟睡すると、タイムスリップしたみたいな感覚に襲われますね・・・・。さて今回は横浜駅界隈で昼飯です。駅前をうろうろと、浜虎めざして向かいますが、あらら・・・行列!この炎天下の中、ムリムリ。と思って少し引き返してビルの陰でスマホで近場のよさそうな店をさがしたところ、こちら「本丸亭」さんを発見。早速向かいました。ところで、ビルの陰でスマホいじっておりましたが・・・・、あらら、そこはソー○ランドだったのね(驚)。ちょっと怪しいホテルかと思っていたけど・・・・。大変恥ずかしい思いをしてしまいましたわ。


  






【スープ:やさしい塩淡麗!素材の旨さをそのまま映し出すキャンバスのよう】


<分かりやすい塩の淡麗さ・・・節と鶏のうまみの滲み出方もナチュラル>


 店は、カウンターが大きなL字をしていて、機能的なつくりです。なかなか威勢よく、対応も丁寧なスタフさん。女性客もそこそこ入ってますね。待つこと8分程度で配膳。その瞬間は、大き目で無地の白さが目立つ丼に目が奪われますが、いや〜どうしてどうして・・・・このクソ暑さを忘れさせてくれそうな淡麗なる麺顔です。スープの透明度もなかなかですし、しかも鶏ガラ系の脂のキラキラさがとても魅惑的に目に飛び込んできます。木製のレンゲは口当たりよろしく、汁をゆっくりすすりますと、そこには想像通りの鶏塩淡麗! しかも塩味がまろやかで、かつ塩味がわかりやすい感覚。超淡麗のように旨味と塩気を多少探しながら食う・・とまではいきません。暑くてもこの塩加減ならごくごくと一気に飲み干せてしまう。







 特別に何の塩、名産物の塩などというふれこみはありませんが、鶏と節系かな・・・・乾物系の旨味がしっとりと溶け込んでいるので、和の感覚も染み入るように落ち着いているのも印象的です。横浜駅界隈にこんな落ち着く一杯があるなんて想像しなかったな。いや〜、諸先輩のレビューは参考にするものです。








<具やトッピングの旨味もじんわりと滲み出るニュアンス>


 単に塩淡麗で終わんないところがあって、私は「具」だと思う次第。スープに関して言えば、それらのエキスが滲みでるところが、また塩淡麗の良いところでもあります。たとえばロールチャーシューは、漬け込みタレの香ばしさがにわかに滲むし、バラ肉部位の脂身が熱でゆっくりと溶け出すようなニュアンスもあります。また春菊は、カウンターの注意書きによれば、スープに浸すなど熱を通すとおいしくいただけるだとか。そうすることで、春菊以外のスープにも、フレッシュ苦みが微かに滲んで、スープにも風流さを与えます。いろいろな風合いが交じり合うと、塩淡麗スープの総合力が増すといった感覚か・・・。








【麺:横浜トラディショナル!ではないが・・・素朴さ感じる質実麺】


<多加水ピロピロ麺がオリジナリティを主張しますね>


 こういった淡麗系では、クツクツとした細麺が恋しくなるのは、最近あの「阿夫利」に嵌っていた影響のせいだろうか・・・。しかし、その対極ともいえる、多加水モチモチ〜な、平打ち縮れ麺。勝手に「ピロピロ麺」などと呼称しておりますが、素朴さをアピールするではないですか! 横浜だったらなんでもスタイリッシュ!と思い込んでいてはいけませんな・・・。しかし、この素朴麺が実に合う。


 モチモチな感覚は見ての通りだが、汁の吸いこみがあまり見られないのに、不思議と麺自体の風合いと、塩淡麗スープの愛称がよいためか、一体感がすばらしい。熱ダレにも強そうだし、この麺なら大盛りでもよかったかも。しかしデフォルト850円という設定に弱気が出てしまったのだった・・・。








<束になったところを一気に「ゴソッ」と啜り上げるのど越し楽し>


 2〜3本手繰ってちゅるちゅる〜っとすすりあげるのも楽しい。そのピロピロな形状が内頬などに優しくタッチしてうれしくさせる啜り心地というやつです。しかし、束を少し大き目にして、ずごごごごーーーーと、ごそごそごそっと一気にすすり上げるのも、また咀嚼感が豊かに絡んでまた楽しい。勢い余って一気に食ってしまうわけだが、地肌のつるつるさもあって、スベリが大変よろしい。









【具:やさしさ一辺倒でなく肉はしっかりとした主張があって、むしろ全体がまとまる】


<しっかりとした醤油香ばしいロールばら肉!皮の旨さもしっかりあり!>


 スープはしっとり、麺は素朴に・・・とまとまりある中で、チャーシューはちょいとパワフルな感じです。ばら肉のロールが美しいのはありますが、味わいとしては醤油ダレの染み込むと焦げ目の芳ばしさ、そして脂身の甘さが光ります。しかも脂身の一番外側の外周は、外皮に近い部分がやや残っていて、脂身の一番甘いところを味わえます。大きさもGOODですし、厚さもほどほどでナイス。これなら、白飯何杯でも食えそうだし、また酒にも相性がよさそうです。







<ワンタンがうれしい!>


 味玉もそうだが、ワンタンがうれしい。ワンタンの皮の部分がちゅるりんと飲みこむ瞬間が最高だし、スープが染み込んでいる。さらに肉餡が粗い目の挽肉で歯ごたえもほどほどアピール。グニグニとした歯ごたえと、ちゅるりんとしたスベリの両極端が相まってうれしい。








 総じまして、「美しさとしっとりさ・・・・そして食べ応え備える塩淡麗」と言えましょうか・・・そのままですが。ともあれ、これからちょくちょくと横浜出没が増えそうですが、家系ばかりじゃつらくなるし、また夏バテで食えそうにないと思っていたところにいい店を見つけました。特に今回は、疲れが溜まって移動中でありましたが車中で爆睡状態でした。弱っているのに腹が減るという、わがままな胃袋にはナイスな選択でした。感謝感謝・・・。とはいえ、どうして電車内のうたた寝ってこんなに気持ちが良いのでしょう。食べ終わってなおさら頭すっきり!なので詠います!




   うたた寝
   ガタガタゆられ
   冷房車



   夢見心地よ
   せめて今だけ





 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


  



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