ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1499】 麺屋 六感堂 (東京・東池袋) 塩・並盛・グリーン麺ゆずみつば +ハイネケン

 それにしても・・・・覚悟はしていたが、連休中に出勤であります。何やらもやもやとします。なので、どうせ明日出勤するからということで、特別に早めに退社させていただきました(とは言っても終業時間の後だが)。憂さを晴らすために、少しだけラーメン遠征することといたしましょう。


 さてどこに行くかというと、今回は東池袋であります。とある有力レビュアーさんと、早稲田の新店でニアミスしたという興奮もあり、そのお方はその後どこぞへ消えたかと調査したところ、こちらに訪問ということで。それが「麺屋 六感堂」さん。こういう事でもなきゃ、普段疲れ切っている私は、豊島区へ足を運ぶこともないだろうし。






 ・・・・・ということで来店してみましたが、これまたコンテンポラリーな店構えですね〜・・・・。基調は「グリーン」。かなり徹底されておられまして、紙ナプキンや冷水ポットまでグリーン一色!まさに、新緑の季節にはぴったりであります。などと考えていたら、グリーンへのこだわりは店構えに止まらず・・・・【麺】にまで波及するという徹底ぶり!そりゃ、ココまで来たのだから食わずに帰れません。そんなこんなで、「塩(並盛)グリーン麺ゆずみつば」に決定! そうそう、ビールも忘れずにね。


  





 なるほど・・・グリーンとくれば、ビールは「ハイネケン」というわけか。実はこれも好き! できれば小瓶では物寂しいので、中瓶も備えていただきたいのだが(笑)。「ハートランド」なら、店の基調ともあうでしょう!などと考えつつ、明日のイライラをビール・アルコールで消毒しつつ、待ちに待ったぞ、この一杯です。



 おお!ネギふんだんな鶏そばのとも見まごう麺顔!薬味のアピール感と動物系のコク豊かさが迫って来るよう・・・!旨し!










【スープ:錯覚的に「スプライト」を感じさせる・・・透明系でまろやかな塩スープ!】


<透明感溢れる鶏旨味!塩味もマイルドで、ゴクゴクとしっかりコクを飲み干せる清湯系>


 どこを見渡してもイメージカラーの緑色!それを写し取ったかのような、グリーンで清涼感溢れる麺顔です。みつばのトッピングの多さと、グリーン麺という先入観がそうさせるのか、塩清湯系のスープもどこかしら、緑がかったような印象をうけます。されど、それは中々、動物系のコク豊さを感じさせる脂の浮き具合、浮遊し具合です。


 これは、なかなかすっきりとしながらも、十分に鶏の旨味を丁寧に煮出していると、ピン!ときます。さらさらしているのだけど、しつこくないほどに、鶏油の旨味がじっとりと漂う。実際に食してみても、それはそれは、明るい鶏コクが全体に広がります。これは、私の中では「当たり!」と思わせるピント感です。


 また塩気もスッキリしていそうで、複雑な丸みを感じます。塩味すらコク深いと思わせるテクニックが泣かせます・・・。鶏コクも塩味も、コンテンポラリーというか、ニューウェーブと言うか、店の雰囲気にも妙にマッチしていると思えます。淡麗系とは括りきれない、微妙な明るい色気。健康的な色気を感じる塩ダレ。これは、参った・・・。







<6種類の魚介は仄かに淡く・・・節系主体な旨味が落ち着きを与える>


 第六感を働かしても分からないが、カウンター状のPOP説明によると、6種類の魚介が封じ込まれているらしい・・・。たしかに、鶏コクだけでは、このくらいの落ち着き度合いは出せないだろうね。6種類なんて、第六感を働かしても分からないけど、ただ・・・・節系主体な旨味の豊富さを感じます。ひょっとしたら、塩気の円やかさは、この節系の味わいに結びついて円やかに思えているのかもしれない。全体的に甘さよりは、香ばしさを感じる魚介の使い方には脱帽かもしれません。






三つ葉の淡い苦みも爽快感!>


 第六感というものではないが、トッピングと麺のグリーンなる色合いに、スープも緑がかった先入観を持ちますが、明らかにトッピングの大量な三つ葉も熱をもってエキスが溶け出し、風合いをスープの方に影響を与えています。それが、実に嫌味のない風合いと醸し出していて、「塩スープ・グリーンラベル」と言うような軽やかさを感じます。いーんだよぉ〜、いーんだよぉ〜・・・・なんて、頭の隅で回想する。明日休日出勤でも、別に凹むことないさ、いーんだよぉ〜・・・・・・。







【麺:そこにミドリムシはいませんでしたが、実に質実!かつ少しクッシリとしたハードさが「ファンタ」スティック!】


ミドリムシ配合の中加水麺!密度感あってストレートさがキッパリ!>


 メニュー名だけ見ると、「翡翠麺」のようなディープグリーンなる麺が出て来るのかと感じていましたが、仄かに緑がかった麺。クロレラでも無い限り、そんなグリーンさは出ないよね・・・。さてこの麺は、グリーンさに意識がいってしまいますが、実は、中々の麺密度が高い、クッシリ麺なのです。


 褐色に淡い緑が入った麺。芯を感じることはないが、絶妙な茹で加減で、全体的にクッシリとした固い反発を少し感じます。低加水とまでは行かないので、中加水麺と判断いたしました。それが、切り口の角がわりとしっかりとキープされた麺でして、全体的な姿に流麗なる見栄えを感じてすばらしい。まさにキッパリとした麺のお姿!私の好みのド・ストライクです。


 前歯の千切りは、クツとさせるかと思えばクッシリ。その後は惰性でクツクツっと淡く感じる切断感。そしてそれを奥歯へと運び込んでプレスする際には、クッ・・・シリと感じさせる。決して固いわけではない。淡い方さなのだろうが、キリリとした姿ゆえにそのように感じさせるのかもしれません。







<汁吸い込み意外と少なく、全体的ものごしハードのままで、するすると食える>


 その程よいクッシリさは、持続する。汁を吸い込むのがやや遅いため、私のような食うスピードが早い人間だと、ハードさ持続のままでフィニッシュを迎えるという顛末です。嗚呼、これだけ爽快なる歯応えだと、今日一日が癒されるな〜・・・・。


 地肌もきめ細かいため、スベスベ感はキープです。そして、熟成されあた風合いの中に、どことなくいつもと違うと感じるのは、ミドリムシの先入観か・・・・。自家製麺ってのは、いろいろ麺にバリエーションを加えることができていいですね〜。そういえば、席を立ったときに、一人製麺室で準備をしていスタフを身かけたけど、スープもいいけど、麺も食わせるのものなのだというアピール感あっていいね!自家製麺って。







【具:ふんだんなる盛りつけの三つ葉は「アクエリアス」なほどなみずみずしい!】


三つ葉の「みずみずしい」感覚が重要なのである>


 三つ葉は、風合いや見栄えだけにあらず!香りだけでもあらず!・・・茎のみずみずしさ!そして歯応えと、葉のペタリと何かにつけ貼り付く感覚の歯応えコントラストがいいのだと感じる。特に茎の歯応えは、全体的には淡いのだが、そんな淡い世界の中で、キッチリとシャクリとした感覚を感じるところが好きですね〜。その直後に感じる風味も好きです。


 いつかやってみたかった三つ葉の大量トッピング!ここ東池袋でできたとは誠に予想外であったな・・・・。いやはや、それだけでも、収穫はあったぞ!今回のプチ遠征訪問は!!



<チャーシューが薄い塩味系で肉旨味豊富!これならご飯にも合う!>


 この一杯の中で、唯一オーディナリーと感じさせるのが、意外にチャーシューだったりする。大きさは適度で、繊維にそってやや解れ易い程度の、柔らか歯応え。そして味わいとしては、薄い塩味系で、肉本来の旨味も噛みしめる度に味わえるという感覚。これは、酒の肴にも当然になりうるが、何方かと言えば、白飯にも合うかも。などと考えていたら、炊き込み御飯との組み合わせサイドメニューがあるではないか!これは旨そう!ハイネケンを飲み干すことが無ければ、思わず合わせて注文したくなる。











 総じまして、「若い方たちに、ハイセンスで旨いものを分かってほしい」・・・という思いですかな。少しお高いけど、今の若い方が飲んだあとに〆として頂くにはもってこいかもしれませんし、特に女性の方には入りやすいと思うので、贔屓にしていただけるかなと思う次第。もちろん、オッサンもどしどし入店可! もっと可能性のある店だと思いました。・・・・嗚呼、季節は巡れど、私を取り囲む状況は変わらんな〜。なので詠います!




   新緑の
   季節が迫る
   連休に


   なぜか止まらぬ
   出勤の日々




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


  





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