ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1490】 忍八 (東京・浜松町) 正油らーめん

 5月の連休が見えて来た!どうせ全部休みとれないと思うけど、何か励みになると思えるイベントが間近とあって、少しいつもより頑張れる気がします。・・・・・と、本当のところは言いたいのだが、最近はやらねばならぬことが、実は非常にもっちゃりとしていて、ぬかるみの中を進んでいるような気分でかなわん。嗚呼、今年はそういう年だと腹をくくって、さあ今夜も遅くなって食事とれないと行けないので、さっさと浜松町に移動して、ランチ取ることとしましょう!。 


 ところで、先日、「東京らあめんタワー芝大門本店」を訪問しましたが、一方でどちらに行こうかと大変迷った店。それが「忍八」さん。心残りな気分の一掃もありまして、訪問させていただきました。こちらが面白いのは、独特な店の構造でして、どう見ても元は、別々のビルテナントの2部屋でありましょう。1階と2階の部屋を店舗とされてますが、1階から半分店から出て、階段で上がって2階へと届けるというスタイル。これは、オペレーションも大変だろうと思いきや、とても気のいいご夫婦だけでオペレーションされてます。たしか前回は2階席で食った記憶がありますが、今回は1階のカウンター席にピットインさせていただきました。


  




 さて、店内は、ランチタイムとは言えども、ほぼ常連客がメインと思われる感じで、買って知ったる店という感じで慌てるところやら、バタバタしているような喧噪はない、ただまったりとしたスペース感。それがいいね〜。つけ麺が比較的出ているようですが、つけ麺でもランチタイムサービスでライスが付くところなんて嬉しいサービス精神です。そんなサービス精神を、正油らーめんにも感じてしまいました。配膳直後、この麺顔をスープを啜って、軽くうなり声が出そうになりました。心の中で叫びます!



 くぅ〜〜〜・・・!和ませる薄口醤油カラー!味わいもいつもの日常性あって中毒性がないところがええやん!旨し!!!











【スープ:ノスタルジックな薄口醤油仕立てな豚鶏スープがオヤジの舌と腹には馴染む!】


<どこか懐かしさ溢れる薄口醤油ダレ!じんわり豚鶏の優しさ>


 この麺顔を見た瞬間、どこか懐かしさを覚えると共に、このお店「忍八」さんのお人柄の良さなどを速攻に感じます。スープカラーは、塩ラーメンと言っても十分に通用しそうな淡く透き通った色合い。薄口醤油というより白醤油のような穏やかな色合いが印象的です。しかし、白醤油と言うような料亭チックな仕上がりとは違って、街中の中華食堂的な親しみを強く感じてしまいます。


 味わい的には「豚>鶏」な動物感が支配して、塩気は薄口醤油のカエシとも、旨味エキスの染み出しとも区別がつかない円やかさ。微かな塩気が食欲を誘うという仕上がりです。実に優しいスープ感覚。中年から壮年のサラリーマンとしては、負担が少なくても美味いという感じで、近くにある「東京らあめんタワー」さんとの棲み分けも出来ていると思えます。


 トッピングのチャーシューの脂分も時間が経過するとじわじわと染み出すような感覚もあり、食しつづけて行くとコクの深みを増すというような感覚もあるのだが・・・。なかなか、のっけから私の心を鷲掴み状態です。






<軽やかな節系魚介の風合いと安らぎ>


 動物系と言い切れないバランスを支えるのが節系を中心とした魚介と思われます。煮干系や昆布も投入されていましょうが、野菜の甘みというよりは、節系のキリリ感が頭一つ先行していると受け止めましたが真偽はいかに。コクのやわらかさをキッチリと枠にはめるが如く、この節系によりしっかりと旨味バランスを落ち着かせます。


 これなら、毎週食っても飽きないかもしれない。突き抜けた一杯ではないのだけれど、そこがいいところであり、サラリーマンの昼食としては和むといったところでしょう。元気あるときは人気行列店へと攻めに行きますが、そうでないときは、近場のそこそこで辛抱しても良いと思う。でも・・・財布寂しくても旨いのをやっぱり食いたいわけで、そんなときにはとても重宝する一杯と言えましょう。











【麺:日常系な一杯なれど、気合いの入りを感じる品質感あり】


<中程度の加水で付き粒仕込み感ある細角麺>


 麺がまた秀逸です。こういった街角の大衆系って、多加水なモチモチ〜な柔麺で成立させたいところですが、そこそこなクッシリ感がありスパスパと食えるニュアンスも少しある感じ。密度感が高いと言うより、大麦粉のしかっかりとした製麺という感じもするのだが、真偽は不明。どことなく角っぽい切り口もまた旨さをそそるし、麺の色合いがまたとても自然な小麦色。白めがかったようでいて、きめ細かく蕎麦っぽい。






<ややよじれ感あるほぼストレート、啜り加減が気持ち良い>


 また興味をそそるのは、少しばかり捩れたようなフォルム。縮れではなく、軽く捩れたウェーブでして、全体的にはストレートと割り切っても良さそうなスタイル。それが、スベリにおいては重要でして、ずぼぼぼぼーーっと勢い良く啜ると、やや当たりがある抵抗感が小気味良く感じます。スープをそれほど吸い込み過ぎない性格もまたいいかも。ラーメン+ライスなら、いつもよりゆっくりと食いたいし、伸びたような残念感を不安に思うこともないので、よりゆっくりと食えます。






【具:一言、「お得感ある」構成!そしてライスも付けば文句なし!】


<しっかりと旨味のある肩ロース2枚>


 いいチャーシューです。デフォルトで大きめでやや厚みのある肩ロース肉が2枚も投入されております。味付けは、このスープの醤油ダレと思われますが、塩主体で肉味がストレートに楽しめるような構成になっていて、これがまた旨い。脂身のところが、ややスープ熱を帯びて甘みを増すし、肉質部分は、繊維に垂直に解れて程よい歯応えであります。スープ自体を吸い込むスポンジ性能もそこそこありますから、味わいの深みが増します。


 さて、しっかりとしたチャーシューが2枚あり、そしてランチタイムサービスとしてライスがあるのなら、一枚はライス用に取っておいたりして楽しむのも一興です。肉をライスに移して、油そば用の辣油を微妙に垂らして醤油も2〜3滴ほどプラスする。これを白飯と一緒に食う。こういう食い方が回りからすると異様かもしれないが、サラリーマンばかりだから気軽でいいね〜。






<味玉まる一個がデフォルト!更に昼時はライス無料>


 さて、味も良いのだが、もう一つアピールするとしたら、「コストパフォーマンスの良さ」であります。700円という価格は普通ですが、味玉がまるまる一個でフォルトです。昔ながらの味玉な感覚ですが、大勝軒のような完全ゆであがり玉子ではなく、黄身部分は柔らかい芋ようかん状態でなイスです。白身は、一転して醤油ダレが染み込んでいます。ライスはランチタイムはサービス。お腹が適度に一杯になるので、コンビニでランチ買うよりはずーっと満足感があるようにも思えます。











 総じまして、「浜松町での隠れ家的大衆人情ラーメン屋」という感覚かな・・・。新橋ともまた違った街の空気感の浜松町というロケーションにも合っていると思えますし、路地裏にひっそりとあるといったところが、付加価値を生んでいるようにも思えます。親しみあるご夫婦営業スタイルも特別でない日常性を感じて良い雰囲気。追い求めるラーメン活動もいいが、やっぱりラーメンはさらっと気兼ねなく飛び込んで食うものですね、基本的には。なので詠います!




   路地裏の
   優しさ溢れる
   大衆系


   地道なサービス
   思わず応援


 
 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!









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