ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1482】 新橋 駿 (東京・新橋) 水炊きらーめん

「水炊きらーめん」とはこれまた粋だね〜!たまたま、先日新橋をウロウロしておりましたら(麺屋7.5Hzの帰り)、そんなメニュー看板を発見いたしまして、これは翌日のランチタイムにでもと考えておりましたら、ズルズルと仕事に巻き込まれて叶わず。ようやく訪問できたという次第であります。






 お昼時の新橋は、行列必須と覚悟を決めておりましたが、空席が少しだけあってすんなりとピットインに成功!落ち着いた雰囲気あるお若い女将さん(かな?)にオーダーと通して、ウキウキ気分でまつカウンターでのウェイティングタイムです。 そもそも、「水炊き」とくれば博多が有名ですが、実家の京都でもそこそこいい店があるのです。何かお祝い事とか慶事があれば、家族で食いに行くというのが楽しみでありまして、冒頭で鶏スープを頂くところがまた緊張を感じる瞬間でして、気が引き締まるのです。私自ら、家族に水炊きなんて御馳走はしたことない。「たまには、水炊き食べた〜い!」と騒ぐ妻には申し訳ないが、一人水炊きならぬ、一人水炊きらーめんで満喫させていただきます!


 そういえば、「すみす」という店でも同名の一杯をご提供でしたが、これもまた格別でありましたし、当然期待のハードルが上がりまくりで、寧ろ自らにプレシャーをかけているような緊張すら覚えて待ちます。そんな感じで一人スマホ握ってそそくさと時間潰しをしていたところに、意外と早く6分弱で配膳が完了です。おお!これはこれは・・・・見栄えがいいですな〜、その麺顔。一通り麺顔撮影をし終わって、しびれを切らしたように、まずはスープをすする!そして、唸る〜♪


 おおう!暖かくなってもこれはうれしい!鍋具材のオーラ垂れ流しの一杯!充実感あって旨し!








【スープ:まさに鍋コース料理のようなストーリー性を感じる鶏白湯系スープです】


<鶏肉ブツ切り長時間煮込みが伺える鶏脂肪の揺らめき>


 配膳の瞬間、レギュラー「鶏塩」との価格差の由縁を思い知ります。丼いっぱいに「水炊き」を表現しようという心意気をすごく感じます。まず一目瞭然なのは、トッピング野菜の質感とその分量ですが、プチマウンテン状態に少しばかりの白ごま振り掛け。そして肉は、チャーシューではなくて、鶏肉のブツ切り状態がドドンと投入されております。鍋もの雰囲気を感じますが、一番それと感じるのはやはり「スープ」そのものです。


 鶏白湯と何が違うのか。鍋のぐつぐつ時に、鶏皮の脂肪分(ぼんじりとかに含まれる鶏皮コラーゲン)の黄色い脂がぶわっとスープ表面を覆っていて、それがどこか水炊きのスープっぽいと私は感じてしまいます。それがレンゲですくう度に、部分的にランダムに拡販されて、濁りのようにうごめくところが「旨みの凝縮」という感じです。

 味わうと、実は塩気が低い。それだけに脂の旨みを前面に感じ増して、コラーゲンの濃厚さを感じます。マイルドな動物感覚でして、豚コクは殆ど感じないといった感覚。口当たりはサッパリとしているのですが、胃袋に到達する時点でしっかりと食べ応えを感じさせる、プチ濃厚感を感じます。まさに、「濃厚なるしっとりスープ」という感覚でして、通常の鶏白湯よりは、マイルド感が高めで単なる鶏塩系スープよりは凝縮度があるといったもの。こういうのは調味料のだましが効かないだろうなと感じます。







<コラーゲン感覚豊富な上に野菜の甘味!ナチュラル&マイルド!!>


 前半は、サラサラと食えるのだけど、後半近くなるとそこそこ胃に来る。そんな時にトッピングの野菜などを箸休め的に食い続けていると、どことなく徐々に野菜の汁がスープに出だしてきて、野菜甘味が加わりよりサッパリと食える。その野菜甘味がとてもナチュラルな甘さと感じる次第ですが、なかなか薄塩でもしっかりと食えるものだと改めて感心をいたします。鶏コラーゲン主体でここまでさらっと食えるというところが、さすが「水炊き」と言えますね。


 さてもし、味が単調と感じることあれば、テーブルセットのポン酢を少し垂らすと、後半の食が一層進みます。コラーゲンの脂感が幾分中和されるような錯覚を覚え、少しばかりの酸味と塩気が立って、更に食いやすくなるという感覚ですので、お試しあれ。









【麺:水炊き独自の相性があると感じさせるクリスタル感と食べ応え】


<クリスタル多加水ヌードル>


 本格的な料亭風水炊きは、食したことがあまりないのでよくわからないのだけど、〆の麺を最後に鍋に投入するときは、こういう麺なのだろうか・・・・。あまりお目にかかったことのない、クリスタル度が高い麺です。とても透明感あふれる白さが印象的でして、はたして本当に練り水をつかってあるのだろうかと疑ってしまうほど、黄色いニュアンスがありません。


 そして、気持ちがよいほどに真っ直ぐなストレート。角ばった切り口がまた麺全体の流麗さを引き立てます。歯ごたえ的には加水は高めで芯を感じさせない茹で上げ。密度感ほどほどで、前歯でスパスパと小気味よく千切れるタイプです。奥歯での所作も潰れるタイミングではややハードめにクチリと感じさせまして、食べ応えを感じさせます。やや淡泊な風合いですが、これはこれで温野菜の甘みとすごくマッチしそうです。






エキストリームな高速スベリ感覚>

 
 見るからに光沢感ある地肌と、鶏のスープ油がはりつきますので、とてもよく滑ります。その感覚は半端なくスベリにエキストリーム性すら感じます。勢いをつけて啜りあげすぎると、一気に咀嚼なく喉奥へと落ちそうになるので、やや注意かも。また、想像以上にスープを吸い込む性格もありまして、時間がたつとややクリスタル度が低くなります。そして、腰つきがよりしなやかになり、そしてまた、すべりやすくなるという好循環を形成します。





【具:鍋料理をどことなく感じさせる肉と野菜の世界観がいいね】


<まさに鍋料理なる鶏肉>


 このゴロっとしたブツ切りがいいね〜。下味がないというか、鶏コラーゲンスープで予めクツクツと煮込まれた肉と思われ、薄味がいいです。なので鶏肉の味わいがそのままダイレクトに味わえる反面、後半はやや味付けが欲しくなるかも。そういう場合にも、テーブルセットのポン酢が効力を発揮します。この肉食ってればとてもヘルシーでしょう。日頃ラーメンばかり食ってて大丈夫?と心配もよくうけますが、こういう肉と温野菜系ヘルシー麺もあることを大いにアピールしたいっすね!







<値ごろ感あるたっぷり野菜>


 そこそこ春キャベツが投入されておりまして、葉の部分やら葉脈部分もバランスよく配合されております。食むとキャベツらしい甘味がほとばしるのが実にうれしい。またもやしやら、ネギも感じまして、麺を食べ終わる最後まで、野菜がなくなることなく、バランスよく食することができました。


 また、味玉の黄身が崩れたところと野菜が入り混じった部分を食うのも美味いです。ポン酢を少し垂らしても旨し。いやはや、野菜というのは、食っているとどこかしら浄化されるような気分も味わえて良いですな・・・。







 総じまして、「春の陽気に誘われて・・・春野菜たっぷり鶏水炊き!」という感覚の一杯。850円という価格は、個人的には値ごろ感ありと感じる次第。また、丼と麺のハーフセットなどもありまして、ここは何気に新橋の穴場ラーメン店かもしれません。近くに「纏」もあるし、「真魚」もある。いやはや・・・新橋にも風流なラーメンがあるということに感謝です。帰社タイミングに春眠を覚え乗り過ごしたが、いいこともあって良かった。なので詠います!



   暖かく
   陽差し込みて
   うたた寝


   目覚めて新橋
   お汁たらたら



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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