ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1478】 京都中華そば 天天有 大井町店 (東京・大井町) 鶏白湯+生ビール中


 春は春でいろいろとやることが山積みですね〜。されど、あと数週間で待望のGWと考えれば少し気持ちが前向きになるかも。その後はぬけがらになってしまいそうで怖いけどね:笑。

 この4月をどのような感じで遂行できるかで、この先一年ってかなり明暗がくっきりすると思われます。この今の事業を担当してはや2年が過ぎて、正念場の3年目ですからさぞ気合が入ろうというものです。3年目となれば、自分ももっと深い業務領域をこなして行きたいのだが、どうも「忍耐」の年になりそう・・・。もやっと地味にどう扱ってよいか、未体験の仕事をこなす日々が続いております。だから、けっこう地味に苦しんでおります:苦笑。

 ・・・などと考えながら、ちょいと大井町で途中下車です。このエリアはたまにしか来なくなりましたが、非常にラー好きとしては、興味が尽きないエリアでして、コンテンポラリーな汁なし系から、質実な伝統的な醤油、はたまた街中中華調理麺なども、どれもハイレベルで目白押しな店が集結しとりますからね〜。もっと活用せなあかん!と思いつつも、今回は「天天有」さんに突撃させていただきました。京都ラーメンが東京進出とあらば、これは応援に駆け付けねばならんでしょう!という応援の意味合いもあっての訪問です。


  



 注文を伝えて、まずは軽く生ビール!「やってらんね〜」なんて・・・最初の一口直後に溜息まじりで、言葉にでそうになるところを抑えます。走馬灯のごとく、あれこれと仕事のもやもやが頭を駆け巡り、遠くの壁を見つめてボーっとする私。そんな一番気の抜けた間抜けをさらしきっているタイミングで、「おまちどおさまでした!」と丁寧に元気よく配膳が完了されます。ああ、恥ずかしい・・・。やや色黒な頬を赤く染めて(表面上わからんだろうが)、最初に一口をまずは堪能いたします。そして、黄泉の国から蘇ったような鮮やかな感覚で、私は心の中で叫びます・・・。




 うおお!めさめさ旨いがな!濃厚そうでそれなりにしっとり食えるグビグビ感がナイスやないの!旨し!




【スープ:どこか裏打ちされた落ち着き感ある醤油タレ感ある鶏白湯はしっとり濃厚】


<甘コク醤油ダレ引く・・・しっとり鶏白湯という感覚>


 全く・・・京都で生まれて23年間を過ごし、関西にまた転勤でもどって9年を過ごし、それでも一回も京都で「天天有」を食ったことがないというのは、本当にラオタとしてはいかがなものか!?それどころか、「ますたに」もそいういうパターンにて、この一杯を自信をもって語るのは恥ずかしい次第。しかしながら、例えるならば、「天下一品よりは軽く」、「第一旭よりは濃厚」という程度かと(第一旭は鶏白湯ではないけどね・・・)。


 濃度的には、濃厚な部類には入るのだろうと思います。表面の泡立ちには骨エキス(コラーゲン)感も漂いますし、香りの中に長時間炊き出し独特の野趣も仄かに感じられる。天下一品のようなすり潰したようなザラザラな濃厚感とは一線を画して、さらささらコラーゲン主体な濃厚感といったところか。なのでコクという点では、全くもってナイスと言えましょう。


 一方で、醤油タレの存在がとてもアピール感を感じます。醤油の風味や塩気のエッジングもほわっと感じつつ、その味わいの中にじわっと甘味を感じる。濃厚な旨みの塩気が一気に後味として甘い味わいが残るという構図。これは、私の中では、関西のメジャーチェーン展開の中でも、ちょっと独特かなと思えます。なるほど、これなら小学生あたりでも濃厚をさらさらっと食えるかもですな。





<紅ショウガのジリリとした塩気と甘コクの混じりっ気がどことなくそそります>


 しかしその一方で、どうしても塩気を欲してしまう私なのであります。ゆえに胡椒類を探るが・・・・紅ショウガ壺に目を取られる。紅ショウガと言えば、九州系にはよくあるパターンである他、福井県敦賀ラーメンを彷彿といたいます。そうそう!敦賀ラーメンをもっと鶏動物系を濃くしたような感覚に当てはまるかも。若狭湾沿岸のラーメンが、塩鯖街道を通って京都北白川・一乗寺あたりに流れ込んだ・・・・な〜んて考えてもみるが、それは妄想×2。


 妄想はそこまでにして、とにかう紅ショウガのジリリとした味わいがとてもコクを引き締めるようでナイスに思えた。その後残り4分の1になって調子にのって追加してしまって、少々味のバランスを崩してしまった私。恥ずかしい次第。




【麺:しなやかさを強く感じさせる角細麺ストレート、スープと共に啜り上げる】


<やや多加水系の細麺で角ばった姿が見栄え的にもしなやか>


 これも他のチェーン展開とはちと違った印象を思える。細麺は共通なのだが、少し褐色度合が深いのと、角ばった感覚が強い。そのため麺自体の流れとしてはとても美しく感じる。その上、物腰がしなやかであり、前歯の当たりも抵抗浅くスパスパっと小気味よく切れ込んだ後、奥歯ではやや乾いたようなクチリ!とした短いタップの潰れ感覚。一連のながれとしては、リズミカルにどんどん食える一品であります。




<スープの持ち上げがとてもよくてずるずると呑みこむような啜り感>


 そしてスープの浸透もややある方ではないかと思えます。時間経過によるしなやかさも上昇は心持ち早く感じられ、なおかつ麺自体が細麺で地肌どうしが引っ付きやすく、まとまりやすい為、スープの吸い上げが毛細管現象のごとく、ズボボボボーという高速な啜り上げを可能といたします。この感覚は、もはや麺と一緒にスープを飲み干している感覚に近いかも(いいすぎです)。



【具:ミルフィーユを前提としたぺらぺらチャーシュー、底なしで食えそう】


<京都系らしいペラペラチャーシューが愛おしい>


 なんだかんだ言っても京都ラーメンは好きでして、特にペラペラなチャーシューが好き。これを2〜3枚重ねて麺と一緒に食うとか、ライスとかチャーハンと食うと旨いのです。個人的にはミルフィーユ・チャーシューというイメージを持っている。されど、ミルフィーユも幾重にも重ねてあってこそ、ミルフィーユであって、少しばかりだと寂しさが極端に漂うかも。もう少しくれ・・・・と心の中で叫ぶ。


  



<もっとネギくれ〜、九条ネギくれ〜>


 青ネギ増しに+100円払うことが許せないのが、一部の関西人ではあるのではないでしょうか?ネギ増しといえば、それは無料サービス当たり前な世界。しかし、懐寒いのもあって有料とあればそれができん。ま、それも時代の流れというものかと諦めましょう。できればもう少しこんもりと盛っていただければ幸いです。

 総じまして、「京都テイストな大衆鶏白湯!」といった、そのままの感想ですな。それにしても、京都の一乗寺辺りでじは、なぜこういうしっとりとしつつも、がっつりと濃ゆめの鶏白湯が多いのでしょうな。京都人でも不明。京都で学生してたころは、「餃子の王将」と「第一旭系列」、そして「天下一品」にはお世話になりましたが、あのころはラーメンが高く思えて食うのに必死だったような、ありがたみがあったような記憶が残っています。


 あの頃、模擬試験とか特別講座をうんざりしつつやり終えて、ご褒美的に食って帰ったラーメン達。自分へのご褒美的に一杯食ってたあの頃。一方、時は流れてオッサンになって、今東京で、うんざりするほど発表資料作りを致しまして、さあようやくご褒美の一杯(酒)と思えば、却下を食らって腹いせにラーメン食ってやり直し。あの頃は良かったな〜なんて時々思うけど、いやいや・・・あの受験浪人のころは、今思い出してもぞっとする。あの頃はあの頃で、お先真っ暗だった中でラーメン食っては突き進んでいたのでしょうな、あれはあれでも。乗り越えられない試練は、神様は与えないのだと信じて、淡々とまた資料づくりじゃ。てな気分で、嗚呼帰社して仕事かと思いつつ店を出るとき、「おおきに〜」と背中で懐かしの京都弁を受ける。なんとなく地元の言葉でちょいと和んだりして、少しだけ勇気をいただきましたわ:笑。なので詠います!


   我武者羅に
   昼飯抜きて
   資料をば



   作成しても
   一発却下


 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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