過去の下書きを整理していたら、未発表のものを発見してしまいました・・・・。ちょっと記憶が飛んでいるので、詳細はあしからず。忙しかったもんな・・・昨年は・・・。今年は、もっと充実感に溢れる一年にしたいもんです(笑)。
【スープ:仙台の赤みとコクが柔らか・・・、平右衛門の新しい挑戦】
<仙台味噌の赤みと旨味がしっとりと広がる・・・優しいコクが魅力的>
旨し!いや〜・・・辛さを想像させながらも・・・円やかな仕上げ方!
不思議な味噌感覚。赤みがかったスープの色合いに、「辛みそ」パンチをちょっぴり頭をよぎりますが、全体的な麺顔の雰囲気が女性的?。しっとりとしたオーラ感が立ちこめます。そしてスープを味わいますと、なるほど仙台味噌らしい塩気を感じさせますが、角が円くてまろやかであります。一味系の味わいも感じられない。しかし、薄いというのではなくしっかりとしたコクが深いです。熟成の度合いを感じさせるような・・・。
元々の淡麗な豚骨ベースに、挽肉の旨味がスープに染み込んでいるような動物感。そして、温野菜の甘みがスープに染み渡っているのがよく伝わります。中でもキャベツの甘みの影響が大きいと思えますし、食べ進めるうちにコーンの甘みも徐々に加わります。個性の強い味噌がいろいろな具材の甘さでうまく円やか系にバランスを取っているかのようです。
<香ばしさとミルキーなコクに計算を感じる>
しかし、円やかなコクだけでないのだな・・・・。二種類のフレーバーを込めている。まずパルメザン。味噌にチーズはミスマッチのようで、実は大変よく合う。味噌だけで補えないコクの深さをプラスする、というか、味噌とは違うコクのベクトルが加わるため、単にやさしい味わいに止まらず、味がどこか立体的にすら感じることもちょっとある。
加えて野菜の焦し。味噌ラーとなると、やはり中華鍋で野菜を炒めつつ、その油の余韻で味噌を一気に仕上げるのが好きなのです。しかしながら、配膳の前の一手間というか、ハンディーバーナーでちょいと野菜を炙り焦がしたところが非常に香ばしさを誘い、また妙に甘みを感じさせるのがニクいではありませんか・・・。なかなか計算されております。
【麺:素朴さただよう強縮れ麺!ハンドメイド感に和む・・・】
<微笑んでしまうハンドメイドなニュアンス・・・素朴な縮れでスベリが楽しい>
また何と言っても嬉しいのは、この縮れ麺。平右衛門といえば、個人的には奇麗なストレート麺しかイメージになかったのですが、こういうハンドメイド感溢れる麺も出すのですね。これはとても意外。味噌ラーメンなら当たり前なことですが・・・。しかも、この麺がなかなか旨かったのでまた嬉しい。
スベリ感としても、啜るたびにゴツゴツとソフトに内頬を打ち付けるような快感がいい。表面の光沢の部分が、にゅるりんとしたヌメリ感がある。縮れがいろいろな具材を引っ掛けて、また歯応えを複雑化し食べ応え感を与えますな・・・。大盛り無料サービスも何回もいうが嬉しい。200g前後あれば、そこそこ腹一杯になりますもんね・・。
<モチモチ度はスマート、クチリと潰れる多加水系>
基本的には、多加水麺でして、芯をあまり感じさせないタイプ。前歯の千切れ感はスパスパと小気味良く切れ込む。奥歯で淡い弾力を感じるけれど
すり潰しの段階では淡白にクチリと潰れる。風味としても中々でカンスイの低さがいい感じ。太さが微妙にランダムな感じ。汁の吸い込みも程よく、口内のグルテンとの絡み合いでは旨さにレビューなどどうでもよくなってきて、後半には無心に貪り食う己を思い知る次第。
【具:麺との絡みですべてを味わう・・・・、挽肉とコーン、野菜とワカメ】
具材ですが・・・挽肉が全体に散らばり、麺と絡み合って食うことになるので、チャーシュー的なシンボリックな存在はなし。されど、どれもよく配慮されていることは確実に理解します。挽肉には味噌の風合いがよく染み込んでいたし、日頃ラーメンの中のワカメは否定しているクセに、品質よいヌメリ感には追加注文をしたくなるほどだわ・・・。温野菜もどのパーツを拾ってもちょうど良い熱の通り具合で、野菜独自の甘みが香る。コーンもテッパンな具だし、丼の底からサルベージした挽肉と一緒に食うとこれまた格別であります。
総じまして、「これは定期的に限定チェックをせねば!」と考えさせられました。もちろん定期点検的に通いたい・・・。
醤油の使い手として、個人的には注目しております。ロケーションや営業時間的にも丁度合うので、わりと頻繁に通っております。こちらのスープ感なら、小学生の息子や、ラーメン不得意の嫁さんも引っ張ってこれそう。もっとも・・・・家族がラーメンに対して億劫になってしまったのは、私が一時期つれ回し過ぎたからだが、そろそろ復活してもよかろうかと(笑)。この時期、日が傾くのが早い。遅い昼飯か、早い晩飯か、はたまた・・おやつの一杯か分からんようになってきたが、なので詠います!
着実に
飽くなき挑戦
新ジャンル
味噌の赤みに
夕日も染めて
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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