ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1362】 洞良倶 (東京・有楽町) 釜玉らーめん


 まだまだ、保険がきかない歯の治療が続くんです・・・・。今まで放置していた分、仕方がないのですがボーナス出る前に、ボーナスを使ってしまっているという経済事情なのです。もうこれからは、「1英世」を超える特製ラーメンとか、限定ラーメンとかは、食わない!と心を鬼にするのです(泣)。とはいえ踏ん切りもつけにくく、どこかで安くて旨くて腹が膨れるラーメンはないかと遅い残業帰りに思う。となれば、やっぱりここしかないでしょう! 有楽町の「洞良倶」さん。こちらの看板メニュー「釜玉らーめん」しかありませんな!寒風吹きすさぶ中、突撃いたしました!

  








【タレ:分かり易い醤油の塩気と旨味成分!ちょいヤミツキ系】


 はい、これ醤油味です!という感覚の色合いだし、それがまた潔くも感じていいと思います。醤油も日常の外食系で馴染んだ味わいですし、アミノ酸も香る親しみを覚える旨味。悪くないですしハマる系の味わい。こう書くとジャンキーのようにも思えるけど、じつはちゃんとした作られ方をしている。全体的には手作り感の温かみを感じます。



 温玉の黄身の濃厚さと、日常系の濃い醤油味が混じり合う瞬間ってのは、まるで、日常生活のミクロの世界の中でのドキュメンタリーにも思えてならなりません。醤油ダレと温玉の黄身が粗く混じり合った部分を・・・ソース的に麺が纏う・・・・チャーシューが纏う・・・・。まさに有楽町で390円の映画を見たような充実感(笑)。



 そして、鰹節を具に昇華させたトッピングは、実にアイデアだと思います。地味な具材でも見た目に華やかだし、麺顔の面積を稼ぐし、業務用だとコスト的にも格安のはず。されど・・・実にこの麺顔フィールドではいい仕事してます。タレの味わいに素朴感と厚みを与えますな・・・・。旨味成分がこの鰹節に結びつき、一気に昇華しとるような気がします。ともあれ・・・製造原価目線でのCPはさすが。







【麺:スパスパと大衆的な中太麺!お値段以上にボリューミー!】


 ここでまだ汁系を食っていないので、共通の麺かどうかは不明ですが・・・なかなか中太麺が汁なし系として存在感を表します。ストレートを大きく捩らせたような風貌。やや黄色っぽいけど不自然でもない。感覚的には多加水麺なのですが、それほど光沢が強くもなく、反発もモチモチとしたものではない。どちらかというと、スパスパと切れ込む感じでリズミカルな咀嚼感覚を楽しみたい一品

  



 おそらくは、汁の吸いこみが良いタイプではなかろうかとの推察。サラサラっとした醤油ダレに、温泉卵がぬめって交じり合いドロドロになったところを一気にかき回すのだけど、その後もスベリはそれほどつっかえることもなく良好。品質としても値ごろ感あります。そして何よりも・・・このボリュームだったらお値段以上!写真だけでは伝わりにくいポイントです。







【具:値段以上のパフォーマンス!】


 温泉卵は、作り置きと他メニューへの流用性も聞くのでありましょうな。でもやはり醤油系つけダレの汁無し麺との相性は抜群ですし、これをデフォルトとした時点で、なかなかのものです。そしてチャーシュー。これも写真だけでは伝わりにくいのですが、お値段を考えるとそこそこのボリュームが実はある。材木切りになっているのだけど、そこそこの分厚さ。カツオ節は既述の通り、麺にまとわりつきナチュラルな旨味を全体にかき回してくれる。



 そして・・・やはりワカメスープ。これがデフォルトでセットですからね〜・・・・嬉しい。店員さんの他客の方への説明にそば耳を立ててみると、お好みによっては最後に丼の中にかけてくださいとのこと。個人的には別々で食するのが好きですが。








 総じまして、「これからもお世話になります!」と頭を下げたくなる思い。


 こちら、夜はラーメン居酒屋風でして呑み客メインな営業なのですが、私一人が単価安い客として潜り込むこと・・・今回が二回目。やはり金がないときは、この店のこの一杯に限る。立ち食いで、天玉そば食ったって400円するこのご時世。暖かい店内に広々座って、スープ付きでこの味わいとこのボリューム。そして場所は有楽町ど真ん中!たまらん!なので詠います!



   冬誘う
   冷たき風に
   懐も


   寒き辿るは
   洞良倶の麺



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!!







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