ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1270】 つけ麺 結心 (東京・自由ヶ丘) 中華そば・醤油

 新しい仕事というのは、エキサイティングなものです。最近教えられた気がいたします。我がチームに新しいメンバーが加わって、はや1ケ月が過ぎました。順応性がありすでに彼ら抜きではやりづらいと思えているのです。配属初日からかなりハードワークをさせていて、申し訳ないのは夏休みすらまだ取らせてあげてない・・・・。家族には本当に申し訳ないのです。私は最近凹んでいるのですが、めげているわけにはいかないのですな。


 そんな彼らに「申し訳ないね」と喫煙コーナーで話しかけると、「新しい仕事ってそれだけで楽しいですよ」と返してくれた。こっちに気を使っているのでありましょうが、自然とそんな言葉が出てくるものだから、輝いて見えました。






 ・・・などと考えながら、ここ自由ヶ丘に降り立ったのは外出先で超残業して憂さを晴らさんとしたためです。ここ「結心」さんは、以前からちょっと狙っていて機会があればと思っていたのです。自由ヶ丘は、昔むかし・・・・初めて上京したときに短気滞在した街でして、華やかな雰囲気とイメージがありながらも、実はそこそこオヤジ系な呑みもできる街。そんな裏腹なのを思い出して麺食ってから、一人呑みしようと・・・・機会を狙っていたのです。この日の残業もそれをゴールと思って頑張ってきたのでして、店に着いたときには妙なちっぽけな達成感を味わったりしておる次第です。

  








【スープ:鶏魚介に背脂という構成がまったりとしていいね!醤油と塩気もきっちりしてる!】


<鶏のシッカリした旨コクに魚介の甘みが広がる>


で、たどり着いたわけですが、つけ麺専門店でもやはり、汁系を選んでしまうのだな・・・相変わらず天邪鬼な私です。さて配膳されたその一杯麺顔とは、やはりつけ麺のイメージを引きづっておるかのような濃厚なる面構えなのであります。何故かって?それは丼の縁取りにへばりつく泡立ちですよ!この泡立ちがいかにも濃縮エキスの溶け出しを感じさせ、それでいて灰汁が一切見られない。ピュアな濃縮を連想させます。という期待を保ちながらレンゲで啜るとこれまた少し趣が変っていて面白い。


 いかにもじっとりとしたダークブラウンは、思いのほかスッキリしていると思えてならない。その理由は「鶏煮出汁」の所以と判断。見栄えからしててっきり「豚骨魚介」と思い込んでいたのだけど、鶏魚介系濃厚でありまして、鶏そばの濃厚な部類に通じるものがある。骨の髄エキスを乳化させたわけではない濃厚さを感じて、そこに豚の背脂がバックアップするため、肉厚に動物系を感じる。されど鶏のサッパリさが程よいニュアンスとして残る。これは旨いね・・・・。そして魚介は節を上手く使っていて多少の荒削りがスープに程よく泳ぐといった感覚。このためザラツキをちょっぴり感じさせる仕上がりとなっているけど、それがまた濃厚と思わせる反面、節の荒削りから出てくる魚介甘味がしっとりと出ている。鶏をベースとした豚背脂補強に魚介の落ち着き。パッと見て「またおま」系な豚魚風貌ながら、実は丁寧な3段コクが計算されたテクニック感を感じますな・・・。





<シッカリした塩味!喧嘩せずにゴクゴク飲ませる>


 旨みの甘さから入ったけれど、実はこのスープは塩気がしっかりとしていて、味のエッジングがキッパリとしているのが特徴だと思える。実は塩分が多いと思われ、それだと甘さと喧嘩しそうだがなぜだか成立してしまう。動物系コラーゲンがその触媒を果たしておるのかと推測してしまいますが、いはやは・・・醤油ダレのコクに混じったカエシ成分はいかにも食欲をビンビンに奮い立たせます。なので、ついつい濃厚なスープをグビグビと飲み干そうそして、クチの直付けでいってしまおうとしてしまう・・・・。レンゲではじれったいと思えるほど、旨みを感じている自分自身を発見してしまう。これは「魚の成分が脂に溶け込んでいる」と思わせているのだろうか・・・・。旨いスープに出合うとついつい、いろいろな推測を巡らせてしまうのがクセになってしまったけど、こういうのが面白くて、また新しい味や店を追い求めてしまうのだろうな・・・・。この時点で「また来る!」と心に決めていたりする(笑)。








【麺:角麺細系ストレート!密度ありありのカッツリ麺が実に気持ち良い!】


<麺に密度を感じる細角ストレート麺!クッシリ気持ち良し>


 また麺がいいのだわ!好みってやつでありまして「密度が高い」「角麺」「細麺」「ストレート」です。厨房の麺箱を除き見ましたが「村上朝日製麺」と書いてありました。有名製麺所だったのね・・・やっぱり。これが実に茹で上げも好みでありまして、芯を明確に感じて非常にクッシリとした歯ごたえを感じさせるのであります。表面はぬめりない感じですが、前歯の最初の当たり方からして「カッツリ」とした抵抗感があり、スパスパという淡い感覚よりハッキリとした千切れを食べ手にアピールさせてきます。奥歯に運び込んでも束になったそれは、臼歯で抵抗感があり、非常にクッシリとさせる。そして均一的なプツプツっとした擦り潰れを感じさせてくれる・・・。





<汁吸い込み少なく最後まで硬い地肌で食わせる>


 カッツリした外固で「角麺」だから、スベリ自体にもエッジングを感じますよ!これ好き!細麺で角麺だからか・・・・気のせいか麺同士のまとまり具合がいつもより感じらます。ゆったりと背脂部分が溶け出したものが絡みつきまして・・・カッツリしているのにスベリが良くまるで高速です。一気にすすり上げて、内頬の当たり具合もいつもよりシャープに感じ入る。


 そして何より、汁の吸いこみが少ない。吸ってしなやかになるのも良いけれど、これほどカッツリとして気持ち良いので最後までこのままで貫いて欲しいという願いに適っているというかね・・・・。いやはや、来てよかったと思えてならない。絶対大盛りにすべきであります。大盛り無料であるこも嬉しすぎる!







【具:二種チャーシュー!パフっとした鶏!トロける豚バラスライス!】


 更に嬉しいことに、二種チャーシューなのであります!鶏1枚、豚バラスライス2枚。デフォルトとしては顧客バリューに適っておりますな。鶏チャーシューは、脂成分の少ない腿肉のスライス。パフパフでして少しばかりの塩気にスープが絡まりなかなかな味わい。少し小さかったけど、心意気は感じます。そして豚バラはやや薄目であったものの、深く染みこんだ醤油ダレはよくマッチしていましたし、ほぐれる感覚が肉の甘さに連動して非常に良い仕事ぶりを感じます。やっぱりバラ肉っていいね!脂と肉の良いところが一度に味わえるような達成感があるもんね・・・・。



 その他はメンマと水菜と薬味ネギというシンプルさ。メンマは深い味付け系ですが塩気は少ないです。サクサクと繊維に沿って噛むとあっという間にストリングチーズのように裂けます。少し短く小さいサイズ感が特徴です。水菜は実はあまり存在感なく、箸休め的な役割は少なかったけどそれは許容範囲。及第の範囲です。






 総じまして、超多忙時の気分転換的一杯!でありましたが、やはり、疲れた時には動物系が体によく染み入る!ヘロヘロでたどり着いて・・・食ってから店を出る時点ではすごく満たされた気分になりまして、「復活!」と頭の中で叫びましたよ。やはり、たまにはこういう動物エキス系な一杯も力を与えてくれていいね!・・・なので詠います!




   外出で
   残業こなして
   朦朧と


   エキス補給で
   お目々ぱっちり



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした。






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