ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1068】 麺や 七彩 東京ラーメンストリート (東京・八重洲) 朝つけ麺

  もう、これ食ってるときにゃもう・・・・休日出勤ということです。この3連休は、いやいやこの11月は、きっと思い出に残ることでしょう・・・。




【スープ:以前よりさらに「飲みやすく」なった醤油ダレ】

<既に完成形の「濃ゆさ」に豚コクの甘み>

 配膳の瞬間・・・やっぱりつけ麺においても麺が変わってしまったかと残念感が残るものの、つけ汁はいつもの風貌で安堵いたします。朝の程よいさっぱり醤油清湯。背脂が鰯雲のように一面にぷかぷか浮いているのがうまさをそそります。久しぶりにじっくりと味わって思うのは、・・・・・・以前よりも丸くなってないか?そのすべてが・・・・。カエシのニュアンスは、もともとひくかったものの、よりマイルドに感じ、それに相反して、背脂のコク甘みがゆったりと広がっとるがな〜。このまま、ぐびぐびと完飲してしまっても、何の差し障りがないその「濃ゆさ」がとても印象的。これならスープ割の必然性を疑います。中に沈んだチャーシューの旨味もプラスされとるでしょうが、さっぱりの中に揺らめく動物系の旨味、そして節系などがそれを落ち着かせるがごとくの定着性が秀逸なスープと言えましょう。


<酸味は引き算してから足すタイプ>

 そうそう・・・今回気になったところは、以前からは全体的に酸味が低調になったという感覚。麺は変わったけど、スープもそれなりにチューニングしたようです。アタクシは、酸味が好きなタイプなので、あとから酢を足すのですが、それもすき好みで調整してくださいというスタイル。仄かにピリリとした部分もあったようだが、それは酢の残像か唐辛子の一抹かはもう覚えておりません。





【麺:ライトスープにはこの程度が丁度合うと思える細さと柔らかさ】

<風味感じる多加水細麺な仕上がり>

  久しぶりにピロピロした麺が食いたかったのだが・・・・と思えど、この麺もまた分かる気がする。平凡な細麺ストレートのようで、よく見るとフスマか殻が挽いてあるのが分かるし、色合いもそこそこ素朴で落ち着いた褐色に見えなくもない・・・。多に近い加水細麺が、湯釜でさきほどまで踊っていたかの平ザルさばきが目に浮かぶ(うそです)。適度は反発でクチクチと前歯で刻み、その麺同士の隙間から忍び寄る付けだれの甘さがたまらん・・・。


<スープとの馴染みやすさ抜群>

  そう・・・この麺はスープの馴染みという点では抜群なのであります。この麺にこの付けダレの濃さはベストマッチなのです。麺同士絡まった部分をリフトし、つけダレの中でほどきながら、小分けに食う・・・。思わずレンゲで汁をすくいつつ麺も同時にすすり食う。まったりとしたつけダレの甘辛さに、素朴な細麺の風合いが交じり合って一気に喉奥へと駆け込みますわ〜。



【具:パワフルさよりも一体感………と言えばよい?】

  最近イカンな〜。具に関する注意力が著しく衰えております。もう歳か・・・。崩れチャーシューが中に沈んでおりますが、その脂身の甘さがまた和む。水菜の青さもまた風合いとしても、色合いとしてもよい。それにしても、背脂のニュアンスがまた京都生まれなアタクシとしては、郷愁をそそる・・・。このまま、すぐ東海道新幹線に飛び乗って帰ることもできるのだ・・・・愛しの関西ラーメンに会いにいけるのだが・・・。





 総じまして、変化がなさそうな定番メニューなれどいろいろ変化があったというお話。でも・・・今回は、良い意味で経営努力が垣間見れます。満足感を落とさずどれだけ原価低減ができうるかと。たとえば、スープ割は朝ごはんとしてはそれほど必要要素でもなく、むしろ丁度ええ塩梅に抑えた濃ゆさであれば良いし、スープ割に関する費用と工数削減が図れる。その結果、従来の麺ではバランスが悪くなり・・・淡く調整した分スープの持ち上げをよくしたい。それには細麺が最適だが、安っぽくしてはいけない。全粒粉の配合など、品質には注意したい・・・。ま、個人亭な妄想なのであしからず。だって、この場所柄、朝ラーメン営業のみで益をだすのは結構しんどいはず。今回は、行楽に向かう家族連れや、いろんな客で構内がごった返してて、わりと人が入ってたけど・・・。いつも朝営業は大変だろうなと思うのです。なので詠います!



   晩秋の
   行楽賑わう
   ターミナル


   身支度すっかり
   冬準備哉



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!




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