ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン970】 麺屋 藤しろ (東京・JR目黒駅) 濃厚鶏白湯ラーメン

【コレ食ったわけ:山手線ならプチ・ラーメン遠征ができると今更気づく!】

  これも、とある懇意にしていただいているレビュアーさん経由で知った店。ゴリラーメンの居抜き営業です(ちとさみしい)。日頃帰る順路とは逆回りで山手線に乗り込みますが、余計な交通費も最近痛いと思えるこのごろ。「・・・・ビールを辛抱しよう」という条件で、目黒駅に降り立ちます。それにしても、振り返れば大衆系醤油ばかりが増えているこのごろ。前回、鶏そば食うとき食傷気味じゃなかったら、鶏白湯のこってりを選んでいたことでしょう。そのとき「鶏白湯スープ」って東京であまり食べれてないのに気づきます。場所が非常に駅から近いというのもナイスな条件。これは場合によっては、通い店になるかどうか・・・・。




【スープ:濃厚やのに・・・するする、ゴクゴクと飲ませる鶏白湯スープに感動!】

  開店間なしの贈花が、この薄暗い一角にミスマッチと思える明るさを与えます。そんな華やかさとは裏腹に、訪問時先客3名。評判いいとてすぐに満席・行列店になるはずもなく、まずはじっくりとファン獲得のステップですな・・・。つけ麺とラーメンと激しく悩みますが、先客の後ろ姿が実に旨そうにラーメンをすすっているものだから、そのまま真似をしてしまう(笑)。ちょっと金欠で特製を注文できなかったことが、後になって悔しく思いますが・・・。さて、その印象は・・・・、


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「ゆらめく旨味脂の余韻は・・・・いつまでも味わっていたいと思うほど滑らかなのですわ!」


1)旨味:濃厚すっきりな鶏コク分厚く〜醤油ダレも絶品!
 
  これは一言で端的に表すと「濃厚上澄み」な感覚がええねん!と言えましょう。一口目の冒頭から旨し!と心で叫びます。鶏白湯で濃厚という冠がつくなら、大抵の場合は、こってりタイプで白濁の極み・・・・そしてモミジの大量投入タイプなどを想像しがちですが、それを上手くかわしたような図式ですな。つまり、ちょっと濃いめの醤油ラーメン程度の濁りでして、それでいて鶏の旨味が十分に溶け込んでおるから参る・・・。

  表面の揺らめくオーロラのような浮遊は、鶏脂の層・・・雲間から垣間見える白濁スープが琥珀に感じます。味わい自体、シャープ系とりしっとり系な表現でして、丸みを感じる・・・。濃厚なのにスッキリとも思え、満足感ある動物系なのです。しかもそれだけではありません!

2)塩気・甘み:醤油の甘みか脂の甘みか〜一体感がええね!

  この鶏白湯には・・絶品の醤油系香味油が配合されておると思われ、甘い鶏ニュアンスと醤油のマッタリ感がまたたまらん!のです。甘みには・・・玉ねぎの甘みも加わるのかは不明なれど、一工夫されたタレが、飛躍的に旨しと感じさせる鶏白湯なのです。ちょっとこのカテゴリー全体を見直したいと思うほどのショックでした。スープ本体の甘みと、醤油自体の合う甘みの一体感がたまりませぬ!


3)香り他:生姜レモンの妙なのだ!

  ラーメンに生姜レモン汁を投入して変化を楽しめとあるから、正直に後半したがってみました。なるほど・・・たしかに、丸みオンリーの味わいから、エッジが変わった感じがいたしまして、柔らかいジリリとした角が立ちます。でもそれが鼻腔をくすぐるような微妙な味わいの変化程度で、また一段と食欲が進むのですわ!まさに・・・・鶏白湯+醤油タレ+生姜レモンという3段仕込みな攻撃に、織田信長長篠の戦いを彷彿とさせる、三段撃ち戦法を想像しますがな。




【麺:美しくも「ハリ」がある麺!見た目でもう合格と思えるわ!】

  一方の麺ですが、一目惚れっすわ(笑)。だいたい、こんなん好きですねん。アタクシってオッサンは!


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「もはや・・・・カッツリとかクッシリとか、一般的な擬音語しか思いつかんほど・・・王道!」


1)風貌:白くストレート際立つ細角麺がハリをアピール!

  丼のそこから麺をリフトして、これまた心で叫ぶ・・・・「ビューティホー!」、個人的な理想型がそこに♡ 色白でいかにも潰しが効いた張りを感じる地肌!角が立っていて・・・全体的に凛とした風貌を感じます。これは、女性的というより、しなやかでも強さを感じる男前な麺ってな感覚を受けています(何を言っているのかまた分からなくなってきて・・・確かに、酔いを感じる)。


2)感覚:コマが揃ってカッツリと感じる初感!文字通りのクッシリとした後半!

  こういうのが好きなのです。麺密度が非常に高く感じていわゆる「カッツリ」とした感覚。されど、芯を感じるといのではなく、全体的な反発でもって「カッツリ」と感じさせてくれるのが良い! 前歯で捕まえる時点から、コマが揃ったというか・・・ダイスが並んだような整然さがあって素敵♡ そして、ブチブチブチ〜!と裁断機で処理するがごとき端っこから順に千切って行き、もぐもぐとした動作へと導く・・・・。最終処理として、奥歯での作業は、すでに「クッシリ」とした感覚に決まっとるわいと言わんかのごとく、堂々たる歯ごたえ!たまりませぬ・・・。


3)スベリ他:スープのが麺に乗っかるよう〜仄かなぬめりがそそる!

  ヌメリ自体はないのです。しかし・・・・スープの脂の層をくぐり抜けると、さも麺自体にヌメリがあったかのようなほのかな、スベリの余韻を感じるのですわ・・・・。こんなの偶然の妙なのでしょうが、「やはり、濃厚鶏白湯には・・・細カッツリ麺が合う!」という方程式が頭に浮かびます。わし・・・この麺好きやわ!絶対もう一回食いに来ようと心に誓うのです・・・。




【具:チャーシューの実力度からすると、是非他の具材も食してみたいと思える!肉厚柔らか!】

1)チャーシュー(肉厚柔らか)

  肉の上質さを麺顔を一瞬見た時点からかんじますわ!見るからにジューシー!スープの影響を外しても、肉そのものの生命力を感じますわ!脂身と赤身のバランスの良さもしかり!分厚さもしかり!柔らかさと歯ごたえバランスもたまらん!特製はこれが何枚は入っているのか・・・・、いつか食いたい!

2)メンマ(大根かと思うほど)

  ここのメンマはまた独特です。薄切りで短めに切ってある幅広メンマ・・・・。ゆえに歯ごたえがまるでシャリシャリと感じてしまう・・・。しかも、薄い味付けだから、まるで歯ごたえある大根のサラダ感覚に近い(笑)。メンマを食って大根を連想するとは、そうとう間抜けなアタクシ(笑)。


3)海苔・薬味ねぎ・ナルト

  特筆するほどでもないテーマです。しかし、手を抜いていないのが十分に伝わると申せましょう。ナルトの均一でキレイな統制取れた切り口! くたびれ感が一切ない薬味ネギ! そしてデフォで2枚セッティングの海苔! こういうのは、ちゃんと誠実さが伝わりますから、気持ちがよいのです。




  総じまして、ここは再訪問決定的です。そして、東京で鶏白湯を語るときは・・・・、池袋とかここ目黒を基準に語るかも・・・・、いやいや中野の気になる店もあったわ!・・・・あ、東京の鶏白湯ってのも、塩分、モミジ、醤油ダレ・・・・それぞれの配合や優先順位つけで、いろいろと特徴がでてくるもんやね。今回は一周回って、また面白く思うカテゴリーですな!濃厚をわりとアッサリとくわせていただきましたが、次回はつけ麺でということで!なので詠います!


  濃厚な
  強さの中に
  しなやかさ


  かくありなんと
  思う我が身に


 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
 


東京都品川区上大崎2-27-1 サンフェリスタ目黒ビル 1階
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