ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン959】 ラーメン ちとせ (東京・八王子) ラーメン

【コレ食ったわけ:妻子を送り届けたあとで・・・フリータイム! いざ八王子へ】

  知らんかった・・・・。平日は、妻子が起きる前に出勤し、帰宅時には妻子は寝ているので、会話がないのよね・・・・。理解してくれてる嫁はんには感謝やけど、子供には悪いわな・・・・といつも思っております。なので、週末の日曜日くらいは遊んでやろう!と思ってたら雨! ならば・・・と思って何をするか考えていたら、今日は嫁さんが音楽会に招待されとるのやとのこと・・・・・。「子供をつれて生の音楽を聴かせましょう!でもチケット2枚!」だからアタクシは留守番やと(笑)。せめて・・・雨だからとクルマで近くまで送り届けて家路へとハンドルを切ります。張り切ってたのに肩すかしやん(泣)。

  帰り道・・・甲州街道を流しているとこうやって一人で運転するのも、大変ひさしぶりやと気がつきます。あ・・・・このままどこまでも走り続けたいと、本当にそんあ間の抜けた気分で八王子くんだりまでたどり着いてしもうたがな・・・。その時のアタクシは、相当遠い目をしておりましたでしょう・・・・。「ふぬけ」です。




【スープ:THE 八王子ブラック!】

  いつまでも「ふぬけ」を演じてたら、猛烈に腹が減って来たわ(笑)。クルマを路肩に止めて、スマホを取り出し辺りの評判の店を検索いたします。すると・・・・・日頃懇意にしてもらってる、町田のご隠居さんがレビューをしているお店を発見!しかも、コインPをカーナビで検索してみたら・・・・その店の周りにはコインPがザクザクと登録してあります!そら行くしかないやろ! しかも、日曜日の昼間通し営業やで!もう「ふぬけオヤジ」がいきなり「ラーメン狼」に急速に変貌ですよ!・・・てなワケで、相当にオモロそうなラーメンに急遽ご対面です!その第一印象は・・・・、


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「このブラックのエキストリームさに・・・・なぜか大衆系親近感を覚えてしまうのだ!」



1)旨味:醤油カエシの香ばしい酸味とマットな豚コクが実にサッパリ!

  実に迫力のあるブラックでっせ。アタクシ・・・京都人としましては、ブラック系といえば「新福菜館」でそだってきた輩でっさかい、ちょっとやそこらの黒いラーメンではびびらへんで!と自負しておりました。しかし、駅中産地ラーメンとして富山ブラック、はたまたアタクシのお気に入りの大阪・高井田ブラックは食して来たものの、これらに匹敵する迫力醤油と言えましょう。中でも醤油としてマットな感じは、結構上位にきてるのでは?と思えます。この手のラーメンは、見た目に反してあっさりしてるやん!ってのが定番でして、今回もそれに漏れず・・・。その中で、この一杯の特徴をひねり出すとすれば、「一番素直な濃い醤油感がでてました!」という感じ・・・。 崇高な技量を重ねた絶品濃厚醤油ダレ!というより、大衆系ストレート醤油!というような味の輪郭。醤油本来の香ばしいような酸味がじっとりと味わえるから・・・旨し!と心の中でガッツポーズを取りたくなる仕上がりなのです。しかもその酸味感は・・・豚コクのちょい濁りなベースとマッチしていて、酸味に動物系の旨味が混じり合っていた・・・という感想になりますな。チャーシュー仕立てのスープは旨味の泉ですな(笑)。

2)塩気・甘み:醤油の塩分を嫌味なく味わう!調味料も後押し!

  やはり、塩気が気になるところ!この塩気が・・・全く嫌みがないのであり、またアッサリと感じさせる由縁なのですな。八王子系のシンボル玉ねぎ微塵から垂れ流される野菜甘みによるものか?は不明。だけど、アッサリ塩味なのだから仕方が無い・・・・。

  でも薄塩?でもないのだから不可思議なスープです。これは、調味料と化合している部分は確かにあると思うのだけど、旨味の塩気の領域としてキッチリハマっているという図式を感じますな・・・。まことに鄙びたラーメン屋の風貌で気の抜けた感じがあるのやけど、偶然よそおった計算高さ?すらおもえますよ(笑)。


3)香り他:最後の最後まで醤油を堪能〜八王子ブラックと命名

  香りにおいても・・・・醤油しか思い浮かばんわ(笑)。醤油の濃い酸味系の香ばしさがそのまま湯気とともに立ち上る・・・・。鼻腔に広がる香ばし酸味がたまらんですわな・・・。しかし、正直言えば最初だけ・・・。なぜなら、あとは麻痺してしまう臭覚。ほんまは、レビューするなら、香りをまず最初に記憶に刻み込まんと書けへんもんやな・・・と今更ながら思い知りますわ(爆)。




【麺:意外な喉越しで魅了する!】

  一方の麺ですが、スープの個性でもうおしまい!と思ったらあきまへんで!この麺とのコンビネーションがあってこその・・・完成系です!やはり昔ながらやな・・・と思うのは、麺釜です。最近の調理しやすい専用器具やのうて、釜いっぱいに麺を泳がして、平ザルでぱぱぱーっとその瞬間を見極めて湯切りするタイプ!キッチンタイマーの音が、この店にあっては興ざめとも思えます。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「大衆系親しみある愛すべきジャンキー麺!喉越しでたとえるなら・・・・アレでんがな!」


1)風貌:やや潰れな細麺縮れ、既に染まった褐色が旨そう!

  スープだけの一杯なのか?否!! 実は麺もなかなか考えさせるのであります。細麺なのだけど・・・半潰れなそれは、微妙に不規則に細かく縮れていて、カクカクしたストレート麺のようにも見える・・・。そこに明らかに醤油にそまったような褐色をたたえた麺が浮かび上がるのだから、食欲を刺激することこの上なしなのだ!・・・・ところでこのビジュアルは、個人的に何かに似ていると引っかかっていた・・・。


2)感覚:意外にも歯応え重視!芯がほんのりいい感じ!

  前歯で噛みちぎる!意外とクニクニしとるがな!切り口を視認すると・・・おお!そこには僅かな芯が確認されるがな!多分、食する後半には消えてしまうであろう微かな芯。なれどその儚さが確実に風味として語りかけて来るのやがな・・・。こんなに濃い醤油のスープやのにやで! カッツリしている麺といえばそれまで。かん水も多少あるのだろうけど・・・・やはり卵麺のやわらかパツパツなところもある。一方で、ボソボソっぽいニュアンスも感じる・・・。麺の部分部分で感想が入り交じるのですが、全体的には、旨し!このスープにはこの麺しかあれへんで!と思えるナイスコンビネーションを感じます!


3)スベリ他:食べ慣れたあの喉越しを連想?カップ麺の高級版喉越し!

  さらに喉越しが・・・あ!どこかでお会いしましたっけ♡と感じるものがある。決して卑下しないで言いますると・・・このニュアンスは、カップヌードルのそれと良く似ているのです。2回3回噛み砕いて、あとは飲み込んでしまうでしょ?カップヌードルって。あのときの喉越しに共通する感覚がありますねん!分かりますかな・・・・・・。食べるの早いと注意される事が多い方なら、お分かりいただけるかもです。




【具:もはや方程式!と思ってたけど・・・】

1)チャーシュー(タレ要らずやね)

  細かいロールバラ肉っていう感じで、外れが無い旨さです。でも昔むかしは、このサイズ感で、骨周りの肉をよく食ってたという思い出がしきりです。あれは・・・どこの肉だったのだろう・・・。腕肉ってやつ?分かりませんが、程よいサイズ感と柔らかさと歯ごたえのバランスが良いです。それに、余計なタレの漬け込みが薄いところが、このスープとマッチしています。

2)うずら

  これは、ご愛嬌ってやつですね♡ ここに、店主の愛情と遊び心を感じますわ! 無くても成立するのが本音・・・・・。でも、知ってしまってからには・・・絶対不可欠と思えて来るから不思議。


3)海苔・細メンマ・玉ねぎ微塵(八王子の3兄弟)

  語り尽くした感がありますが、敢えて一言。玉ねぎ微塵は「細かい!」というところが八王子系の命!のような気がします。同じ中央線沿線でも、阿佐ヶ谷と、八王子では、玉ねぎの微塵の大きさにも変化があ〜るのであります!これ個人的な見解なので、真実ではたぶんないと思いますので、あしからずですよ(笑)





 総じまして、八王子に・・・・まさかこんな黒いラーメンあったやなんて、ちょいとビックリこきましたわ。それに・・・ご店主とそのお母さんらしき方も、ほのぼのとしておられてちょいと温かい雰囲気でしたし!あーー、ここは定点観測してみたいな。八王子って実は、調べて見るとこだわりの平日昼だけ営業の店もあったり、ハードルが高い名店が目白押しですから、一日中休んで、八王子でラーメン食って過ごしたい♡。そんな…夢を頭に描き・・・・なので詠います!


   暗雲の
   兆し慌てて
   駅走る


   後ろ髪引く
   暗黒スープ


 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。


 

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