ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン890】 支那そば あおば (東京・武蔵野市) 塩ラーメン

【きっかけは?:週末ラーメンで弾けたろかと思ってら嫁はんダウンです・・・・】

  先週はアタクシがプチダウン。今度は嫁はんがプチダウン。ま、週の半ばからそんな予兆あったしね・・・・・。なので、簡単に食べるものを調達に雨の土曜日に車を走らせます。やっと咲いたサクラがもう雨で流れ落ちますな・・・。ちょっと朝ご飯を食べ損ねたため、マツキヨで薬とユンケルを調達し、その帰り道に近場のこちらを訪問です。あ、そういえ前回の訪問時には、夫婦でチャリで駆けつけたんだっけ、この店に!忘れてたわ(汗)。




【スープ:鶏のコクと節と魚介の柔らかさ!薄いようでしっかり味!】

  雨で時間も中途半端だったが・・・相変わらず店前の路駐が絶えませんな・・・。5名ばかりのカウンター席が丁度埋まった状態で、車を気にしながらまちます。ただ、NHKが静かに流れるだけの店内は実にラーメン好きばかりあつまったような共有感が支配します。今回は「塩ラーメン」と決めていました。塩チャーシューめんも捨てがたいのですが、デフォルト高めな価格設定ゆえに、何か特別な日か何かな時にでも・・・。しかしよく降る雨・・・・。でも気分が落ち着きます。スマホをいじるのすらマッタリとしてしまいますな・・・。などと、思っていたら時がワープしたのかあっという間に6分が経過しておりまして、配膳完了です。あ・・・・この麺顔(にんまり・・・・)。すでに心を鷲掴みされながらも、合掌のあとスープをいただきます。その感想は・・・、


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「一言で表すなら・・・・「真面目な仕事ぶり!」でしょうな。」


1)旨味:まるで丸鶏のようなコク豊かさが、節の引き締まったエキスと友に、焦がしネギが引き締める

 ・・・しかし参ったな。先日「くぼ田」でええ塩らーを食ったばかりですぜ。それでも・・・・このスープにも愛を感じます。浮気なオレの頬をぶちます(うそです)。いや、東東京エリアにお住まいの塩専門の巨匠にくらべれば微々たるもんです。しかし、最近の風潮では、塩に魚介を求めるとき、苦みと甘みを両方利かせるのが流行。しかし、鶏ガラとチャーシュー処理で動物系一辺倒になりがちなところを、押さえ込む魚介&節系・昆布の底力をかんじますやん! そして、何と申しても「焦がしネギ」が実にええ仕事です。

2)塩気:塩であって塩でない?エキスと呼びたい琥珀色した旨味の海

 最近、淡麗系の塩を良く食するようになり、この「塩気」という区分けは段々しんどくなってきた(笑)。塩ラーメンってのは、塩味のラーメンじゃなくて、どちらかというと「引き算のラーメン」だと思うのです。最後に引けない味わいとして残ったのが「塩」だっただけであって・・・。なので、旨味と塩気と区別しにくくなるのは、決まってこういう塩の淡麗系な一杯なのですよね・・・。なので塩気というよりは、やっぱり旨味そのもののような気がする。 


3)焦がしネギの加減が絶品!旨さと芳しさの両立!

 薬味ネギがあるねんけど、焦がしネギ!香ばしい油とネギが持つ甘みが、節系のお味と非常によくマッチングをいたします。このプラスアルファな余韻が、鶏のコク、節系のコクを結びつけるような一体感がありますね〜。そんな焦がしネギですが、それ自体にも芳ばしさがありまして、旨さと芳ばしさも持ち合わせるといった結構器用な薬味です。なのでこいつがあるだけでも、思わずポイントアップさせてしまうのです。




【麺:店構えと相反する女性的な魅力と言いましょうか・・・・】

 一方の麺ですが、腹が減ってたせいか(笑)・・・異様にキレイに見えたのだけど。大昔に生で沢口靖子を見たとき、その奇麗さで目が点になってしまったけど、それほどでなくとも近い感覚! (ちなみにアタクシ・・・・・芸能人とばったり合うことが多い性分)。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「まとまり感と、ツヤがありまんねん・・・。」


1)風貌:細めのシェイプで、エッジの透明感が美しいストレート麺

  標準よりやや細めのストレート麺です。白いめなカラーが、粉の品質を語っているようです。確か、三河製麺とどこかで伺ったような・・・・。全体的にも非常に上品に見えます。茹で上げたばかりのそれは、エッジ部分がうっすらと透明感を残しており、微妙なグラデーションを施しています。なので、柔らい系と察しがつきますが、なかなか風味も楽しめそうです。


2)感覚:柔系の麺と思いきや風味もありまして・・・その謎は!

  予想通りに、前歯でスパスパと千切れます。うーん、クチリクチリといった感じか・・・・。奥歯での処理感も軽やかです。しかし、思いのほかこの細めの麺・・・しかも柔らかめの麺の中に、風味を感じたりします。切り口をのぞいてみると、微妙に芯を残しているという茹で上げ加減!食していて芯など全く感じないのだけど、風味として感じさせる程度の微妙な茹で上げ感が最高にナイスでございました!なるほど・・・・。


3)スベリ他:高級ラードかサラダオイルの表面層が、より高速に滑らせる!

  スープ氷面に微妙に、カメリアラードか、サラダオイルのような油の膜があります。これが、細麺を持ち上げるときにすーっと入って来まして、それがまた風味とスベリを良くするような快感です。だらしなくスベリ落ちるのでなく、しつけというかあらゆる所作が、ぴたっと決まりながら滑り落ちて行くといいますかな・・・。



【具:デフォルト価格設定と意見が一番別れるところですな・・・・。総合的に考えましょう!】

 一つひとつは手を抜いているところは、ありません。

1)チャーシュー

 デフォルトが800円しますので、なんとなく当たり前の品質と思うのですが、薄味でただ柔らかいだけでない、赤身の歯ごたえと、脂部分の甘みがナイスです。本体の味を損なわない程度のうす塩味!


2)メンマ

 これは、トラディショナルな味付け系でして、醤油メインの少し深みの漬け込みを感じるタイプです。固さはややフニャリとした系統でして、全体の中で一番味が濃い一瞬だったと記憶しています。


3)ネギ&焦がしネギ

 薬味ネギが青ネギ主体なのは、関西人からしてみれば嬉しい限り。スープを飲み干す瞬間でも、この薬味ネギがザクザクと歯ごたえを楽しませてくれます。また焦がしネギが非常に感心するのは、歯に引っ付かないところ。揚げたうすネギをあとから汁がス込まれ、奥歯で噛むとヌガーって奥歯に引っ付いて離れない・・・・。そういった仕草なく、サクサクが一転したフニャフニャとした感じで漂います。




 総じまして、土日の昼食は黙ってラーメン食べに行くのを理解してくれる嫁はんに感謝と、ちょっといつも悪いことしてるなという思いが交差する一杯でございました。前回みたいに二人で食べにきたらエエだけの話やけど・・・・毎週末連れ出だそうとするから呆れられるわけやね。そういえば、先日、嫁さん側の親戚一同が集う機会があって食事をしたわけやけど、じわじわと・・・アタクシのことを「ラーメンの人」と覚えられているのがタジタジでありました。アタクシのフェチ度まで受け入れてもらえてるから、ほんまに感謝やね・・・・。夜は肩でも揉んでやりますわ。なので詠います!



  雨降りて
  寒気で嫁さん
  プチ寝込み


  マツキヨ帰りに
  ユンケル買い足し

・・・・暗いな。もう一丁!  



  雨降りて
  子供眠りて
  窓締めて


  また今夜もかい
  あたぼーよ(完全に寛平のぱくり!(笑))


・・・・あかん、エロオヤジやがな。
とは言え、お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




 



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