ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン866】 ラーメン 大山家 (東京・武蔵境) ラーメン+キャベツ

【パンク!タイヤが凹むと、気持ちも凹む・・・号泣!】

 お彼岸の祝日は晴れ渡り風も温か・・・・。そうだ、久しぶりにクルマを転がしドライブにでも行こう! と思っていたらやけにアタクシの愛車「TOMASSOON(別名:とまそん)号」の車高が傾いているのが分かる・・・・・。左後輪・・・・ぺったんコ!・・・・・ぺったんジーニ、ペタジーニ(意味なし)。 朝から大騒ぎ!そんなわけでドライブは中止! 予備タイヤに履き替え、近くのガソリンスタンドへ運び入れ、パンク修理をすると、もうそれだけでお昼の1時を回ってしまって半日丸つぶれでんがな。自宅に電話すると・・・・当然、妻子は待ちきれず昼食を済ませているそうで・・・・・・クルマが置ける近くのラーメン屋を探します。それがここ、大山家さん。武蔵野界隈で家系といえば有名店なのですが、初訪問です。




【デフォルトが旨いということは、チューニングのやり甲斐があるというもの】

 そうとう気持ちが凹んでたのか、思考回路が停止。いつもの「固め・濃い目・油普通」・・・・と店員さんに告げることすら忘れ、完全に腑抜け状態なアタクシでしたがな(半笑)。オールデフォルトの一杯というめずらしい展開で食い進めることになりました。せやけど、それはそれでよかったりしてね。意外と回転が遅いこちらでしたが、まったりと待たせていただきまして・・・・いざ配膳! お!初めての店やのに、なんとなく御なじみな麺顔・・・・。いざ食して、その印象は・・・・、


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「家系をやさしく食べても旨い!ということを今回教わったような気がします」


1)まず甘み(旨味):豚骨由来の臭い少なく鶏油のマッタリ感も程よいね〜受け入れられやすい

  今回は、オールデフォルト(麺・濃さ・油・全部普通)とさせていただいたのもありましょうが、実に角の無いまったりとした家系スープでしょう・・・という感じですね。たまに「あ、家系食いたい!」というときは、どこかしらガッツリと行きたい気分も多少あるのですが、このマイルド感なら、家族で食べにきなどちょうど良いバランスと感じます。特に、豚骨の臭気がそても少ないというのが実感できましょう。なので鶏油も素直に感じまして、出汁の良さをインスピレーションしてしまいます。カエシの存在感も控えめで、その分塩気の出方が面白いです。


2)そして塩気:家系独特のジョッパさ(塩っぱさ)が特になくこれまた程よいマイルド感

  その塩気は、旨味の出方に合わせたかのように、これまたマイルド派です。家系独特のジョッパイところを、白飯ガツガツ食いたいというもの。そういうのが少ないとはいえ、味自体が薄いわけではありませんので要注意!実にしみじみと塩味を堪能させてくれます。塩味としては、醤油と脂出汁が結びついたような塩味で、塩単体を思わせるシャープな感覚はあまりありません。なので、もっと塩味利かせたい方用に、テーブルセットには、ニンニク・生姜・辛味噌などが備え付けられており、客側のチューニング自由に任せているところですな・・・。


3)さらに香り:薬味を利かすアレンジを受けやすいね〜今回は生姜!

  アタクシは、今回は初めて生姜をチョイスさせていただきました。ちょっと、午後から人に会う約束がありますので、ニンニク封じだった次第。しかし、結果的にこれはこれで大変満足したのでありました。上述の「醤油と脂出汁が結びついたような塩味」に、生姜の柔らかい酸味のような「苦み」と弱い「辛さ」が、複雑に絡み合うというか、全く別ベクトルの力が加わったときの味の飛躍を感じますね!マイルドな塩味にちょっと輪郭が出来たような香ばしさを感じたのです。この汁で、春らしくトッピングキャベツを浸して食うのがとても好みに合いました!


 ※味のまとめ:塩気もカエシもマイルド感溢れるデフォルトスープ!これにがつがつと味をアレンジさせる楽しさがグッド!




【強さの中にあってこそ・・・やさしさが光る?そんなことを感じた麺です】

 一方の麺ですが、これも意外なほどすんなりと好みに合いまして・・・・・・。最近、麺に対しては自分の趣向が変わってきたのとちゃうやろか・・・・と思えてきますが(苦笑)。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「濃厚なスープにはモチモチ感が合うという鉄板ぶりを存分に感じましたわ!」


1)まず見た目:カッツリとした感覚すくなく、ストレート麺同士が貼り付くようなしなやかさ

  デフォルトの茹で上げだったからかもしれませんが、実に全体的にしなやかに目に映りますね〜。中太ストレート麺でほんのりとオーバルな形状。そしてうっすらと黄色身がかっているので、家系独特のスープ感にはよくマッチして実に旨そうです。そして、表面のヌメリ感がこの場合いい方向に作用しているのか・・・・麺と麺がぴったりと横に沿ったような張り付き加減が見て取れて、麺顔一面に「流れ」が生み出されて綺麗に見えます。


2)そして歯ごたえ:中〜多加水系なモチモチ度合いをやや感じるやさしい麺

  それに見た目通りの歯応えだから、また良いね!分かりやすいと、その品質が良い場合、すごく旨く思える! やや多加水系に傾斜したような「モチモチ感」が程よい程度で良く、落ち着きの中にやさしさも感じます。 麺の潰しこみを感じるカッツリ麺でも、家系ならイケそうなのですが、たまにはこうやった柔らかさを楽しむというのも、これまた新鮮味を感じるというもの。比較的女性客や、中には小さい子供を含む家族連れもおられ、こういう麺なら幅広い対応力がカバーしますでしょうな。


3)さらにスベリ:麺の地肌とスープのまとわりつきから、ねっとりする感覚

  冒頭感じたヌメリは、予想通り、やや・・・・ねっとりとした感覚がありますね〜。これがまた、独特のスベリでして良いのです。滑りやすいのが「スベリ良し」ではなく、「スベリの感覚が良し」という理解でございまして、これは、スープとのからみにも感じ方が違ってきますな・・・・・。


 ※麺のまとめ:しなやかさが光るデフォルト麺!スープとのからみが優れた印象のスベリがナイス!






【家系の鉄板ルールを少し崩したようなところに余裕を感じるねん】

1)チャーシュー:家系らしくないところが旨かったりする

  家系独特の脂が抜けた・・・・柔らか繊維質チャーシューを期待していたのですが、真逆の三枚肉スライスの脂ジューシータイプでした。しかしこれはこれで旨かったわけで、醤油ダレの香ばしさ排除なわりと・・・塩味系の旨みを感じます。柔らかさは折り紙つきでして、これならスペシャルラーメンにして、味玉と追加チャーシューを食いたかったと・・・・ちょいと後悔です。


2)キャベツ:これで100円なら大満足!歯ごたえややあり

  キャベツがまた見た目以上にたくさんありまして・・・・・これだったら100円追加で出す値打ちがありますな。いや、それ以上か(笑)。わりとクタっとなって、甘みが強まるタイプのが好きなのですが、少々その手前の歯応えをやや残しな印象です。されど、葉ヤサイはこのくらいが一番旨いのかも?と思える品質感でしたし、十分過ぎるほどの合格点であります。


3)ほうれん草:定番のクタクタ〜

  これまた、家系なら定番の具材ですね。見事なクタクタぶりでして、好みの範疇。ただ・・・・少し、一部分暖かさをあまり感じなかったところがあり、スープに沈めてから食うことがあった。まぁ気にならない範囲ですがね・・・・。


4)海苔:凛とした男前ぶり!

  家系らしく、肉厚な海苔が3枚ということで満足レベルです。海苔にスープが浸っても、崩れずライスに巻けるくらいの強さあり、やはり、家系の海苔は旨いと再認識させられた次第です。


 ※具のまとめ:しいて言えば・・・・家系らしくないチャーシューがこれまた旨かったりする!




 総じまして、アタクシの凹んだ心を・・・・・やさしい旨さで、やさしく包んでくれたという、尻上がりな一日を与えた家系だったというだけの話〜♪ 裏を返せば、旨いもん食ってりゃ凹んだ気持ちもリカバリーというアタクシの単純ぶりが思いっきり証明されたってことですな(笑)。ラーメンとアタクシ・・・・・もはやパブロフの犬のような反応です。 これ・・・ひょっとして、NLP(※)に役だれられるかも (ウソです)。なので詠います!



  武蔵野で
  とどろく家系
  春彼岸


  のどかな日差しで
  春キャベツ食う


お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!


※神経言語学的プログラミング, Neuro-Linguistic Programming: NLP 




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