ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン858】 ラーメン二郎 高田馬場店 (東京・高田馬場) ラーメン ニンニク少なめ・とうがらし

【給水機に注意しましょう! そ〜っとね!そ〜っと・・・】

 馬場二郎は、微妙に訪問ハードルが高いですよね。帰宅路に近いところにあるのですが、夜の部18:30閉店ってのは、サラリーマンにとってはきついでっせ・・・。所用で定時退社したとある日、だめなら「べんてん」流れやとフラれ覚悟でダッシュしましたところ、なんとか滑りこみセーフだったようでした。最終ロットの一つ前だったかな・・・・。



 まーーー、やれやれというか、念願成就というか、嬉しい気持ちがあったのでしょう。乾いた喉を潤すのに、水でも先に飲もうと思って給水機にコップを差し込むと・・・・・『どえらい水流!勢いがスゲー!それがまた止まらん!!!』 のでパニックっすわ。おかげで水しぶきが散らばり、ただでさえ狭いカウンター席に着席されてる先客の背中が・・・・・・・・。 平謝りして、もとの席へと戻りますが、肝を冷やしました。注意書きはちゃんと読まないといかんね・・・。




【ライトオイリー?マイルドオイリー?? とにかくいい塩梅!】

 冒頭であせってしまって見逃していましたが、「トウガラシ」が無料トッピングのラインナップに加わっており、それが張り出されてます。帰宅後のことを考えて、ニンニクをどうしようかと・・・ちょうど迷ってましたので、「ニンニク少なめ」にして、その補填として「とうがらし」を追加することとしました。 お、ここでは丼はお皿を敷かれて出されるのかと、周囲を観察しながら待つこと8分程度で、コールを伝えて、めでたく着丼! ・・・・いつもと若干風貌の違いを感じながらも、さっそく味見です。その印象はというと・・・、

「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「オイリーなのにこんなにスッキリ食べやすいっちゅーのが、初めてですわ!」


1)スッキリ非乳化でオイリーなのがナイス!

  配膳の瞬間にすぐに目につく透明度・・・。上層のクリアなラードの海がなぜか久しぶりな感覚を覚えます。食しつづけても分離がちなこのオイリーさは、まさしく非乳化系スープでございますな〜。この系統は、ダイレクトにオイルが響くのですが、なぜか今回は全体として非常にスッキリと頂けたのが少し意外な気分であります。確かにオイリーとは言え、皮下脂肪絞り出しのような固形タイプの脂ではないため、胃袋への負担が少なかったためと自己解釈しておりますが、見かけのワイルドさと相反するので非常に印象深いスープですね〜。


2)ジョッパくなく(塩辛くなく)非常にマイルドな塩梅

  さらに、二郎特有のジョッパさ・・・つまりカミソリでなく青龍刀のような分厚い塩辛さがあまりないのがまた特徴ですな。あのやや暴力的な塩辛さ・・・・グルタミン酸ソーダと強烈に結びついた塩旨味も魅力的ですが、こちらは、わりとオーディナリーな塩辛さと申しましょうか・・・・カネシ由来の風合いをゆったりと感じることができるような・・・・ええ塩梅の塩加減です。ニンニクも少し少なめというのも影響ありかと察しますが、その分唐辛子を追加しておりますので、そうやんわり過ぎると思わないのですがね・・・。


3)油で溶け出すトウガラシがピチッと辛い!

  このオイリーな層に唐辛子が非常に美しく溶け出します。時間が立つ程に、プチ即席辣油とでもいいたいような、クリアーで深いオレンジが表面にぱーっと広がります。この層とヤサイやら麺やらを絡めて食べると、じんわりとした一味独特の辛味が味わえて・・・・たんなるマイルドではないという演出が可能となります。この一味はテーブルセットになる二郎もたまに見かけますが、一味トッピングは、是非広めて欲しいなと・・・・個人手にには感じてます。

 
 ※味のまとめ;ライトオイリーながら、スッキリとした豚骨醤油感がナイス!唐辛子アレンジでさらにこく豊な辛さが演出!




【穏やかな麺に顔がゆるみます・・・・】

 一方の麺の方ですが、これまたアタクシが勝手にワイルド系に固めているイメージとは、打って変わったような・・・・穏やかさが印象的でしたかね・・・。その印象は・・・・、


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「いつになく・・・・・やさしさを感じる麺!食べやすさという点では抜群な二郎麺ですな!」



1)オーバルな見映えでソフトタッチな縮れ麺

  平打ちというよりも、オーバルな断面だと思います。なかなかデロっとした見栄えを予感させますな・・・・。そして表面の丸みとか光沢が、剛麺というより、ソフトタッチな穏やかさを湛えます。これは、太麺と縮れという個性がありながらも、「白っぽい」麺の色合いが、柔らかく感じさせるのかもしれないな・・・・と個人的には思うのですが・・・。


2)少しの柔らかさとスベる地肌が新鮮に映る

  タイプとしては、柔らかめな麺だと思います。なので、他のお客さんで常連と思しき方は、「かため」リクエストをしておられるようでして、結構半分半分の割合だったと記憶・・・。見栄え通りにとてもソフトなファーストタッチ感でして、しかも表面のザラツキ感が少なく、つるつるとスベル感覚が・・・・二郎らしくないなと思わないでもないかな・・・。


3)ややライトな潰しこみが親近感ある歯ごたえに

  やや柔らかいということに付随して、麺の潰し込みもそう強く無いというのもありますかな・・。なので、胃に負担が少ないというか、スルスルと一気に食しますし、また死にそうなほどの苦しさは皆無。スープまで完飲できます。噛んだ感覚も、普通のラーメンのようなクチリとしたすり潰し感と似ていますし、これは受け入れる間口が広い麺だな〜と思いますね・・。


 ※麺のまとめ:柔らかい麺というより、やさしい二郎麺という感じ。非常によくスベるし、また歯ごたえも優しいので一般受けしそう?




【豚のほぐしに魅了!すっかり取りつかれました】

1)豚(ほぐし身)

  配膳の瞬間のことをいろいろ申しましたが、何といっても一番注目されるのは、豚ですよね!しかも・・・ほぐし豚!これは・・・・手間が余計にかかるものなのでしょうね。完全にフレーク化してありまして、しかもほぐし具合も柔らかく、脂の味わいもよく染み込んでいるので非常に旨し!と思いますた。しかも、結構な量が入っておりましたので、スープの最後まで、浮遊して食べ手を楽しませてくれるのです。


2)ヤサイ

  ヤサイは、ほぼモヤシであったけど、ほぐし豚もあったので、ちょうど相性がよかったかな。くたっとしていることもなく、シャキとアピール強いわけでない普通の茹で上げ加減です。そして分量が非常に常識的な範囲の限度でして、ヤサイで胃袋はち切れそうになるという危険性はありません。デフォはそんなボリューム感覚なので、もっと食べたいひとはマシマシでお願いしてください。ただし、残すことをとても嫌うような但し書きがありましたので、これもこだわりというものでしょうね・・・。


 ※具のまとめ:何と言っても「ほぐし豚」がナイス! そして、ヤサイの食べやすい量! ゆっくりと二郎を堪能できるボリュームですね〜。




 総じまして、高田馬場という学生や若者たちのイメージや、二郎という個性で、とてもワイルド系かと思っておったら、気持ち良い肩すかし(良い意味で)を食らって、ナイスな一杯を食ったというだけの話です。 ここなら、何の無理もなく、美味しく汁の一滴最後まで、食することができますしね!また訪問させていただきます。 唯一の気がかりは・・・・・・、吹きさらしなので、真冬は寒そう・・・・ということぐらいかな・・・・。最近少しづつ、昼間は温かさを感じる陽気なので、コートのインナーを外してたのですが、やはり春先といえども、風は冷たいわ・・・・・。はやく、穏やかな春の気候のもと、ぼんやりと行列にならんで、ぼけーっとしながら、麺を待ちたいもんです。なので詠います!


  節句過ぎ
  馬場吹く風の
  冷たさよ


  桜のたより
  待つ身切なし


お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。 


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