ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン851】 麺や 庄の (東京・市ヶ谷) 特製つけ麺

【たまには、都心でもラーメン食いますがな!】

 先日、とあるラーメン関連以外の友人と話していて、こんなこと言われました。 「それにしても毎回ご苦労だね! わざわざ遠くのラーメンを食いにいくなんてさ!」 ・・・・・今まで全く意識してなかったのだけど確かにそうだね・・・。 最近の活動では、山手線の内側に突撃することが非常に少ないのに気がつきました。 調べてみると、三田近辺の2件と、神保町二郎だけやったりする・・・。 なので、心のブックマーク店の中で、帰宅路上にあったこの店「庄の」さんに突撃させていただきました。

 8時も随分まわったころ、ほぼ店内満席! 一番奥の細道にあたる角の席を何とか確保いたします。 細長いカウンターだけの作りなのですが、客層が全てサラリーマン! 割と2〜3人のグループ客が多くて、職場のことや取引先のことなど、麺を待つ間に語り合っております。なんだか、日本のサラリーマンって真面目なんだか、つまらないんだか・・・・。アタクシもその一員ですがね〜。



 


【こってりしていそうで・・・・さらリと食えるのがセンスを感じるね!】

 大体、6割がつけ麺、その次に和え麺、ラーメンは1割程度という注文の構成でした。つけ麺の順番をかなり待つこととなりましたが、目の前で店主らしき方が、スタフさんと一緒に、豚肉の真空パック詰めに余念がありません。その手作業をずーっと見ていたので、丁度良い暇つぶしです。なるほど手間がかかったチャーシューなんやね・・と思っていたら、約12分後に配膳完了です。まずは、撮影を終えて、つけダレから味見です・・・・・。その感想は、・・・・、


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「濃いけどクドくなくて・・・・・バランス感をかんじまんがな!これってマイルド!?」


1)マイルドテイストなエッジング感の豚魚+アルファ

  まづは、つけダレを拝見するとその表面に無数の泡立ちが伺えまして、こいつだけを見れば「濃厚!?」と思わず身構えます。されど、その味わいは想像上の豚骨魚介とはまた少し違った明るい味わいを覚えますな・・・・。ライト系豚骨魚介と言ってしまえば「薄い」「しゃばい」という方向性に見られがちなので、それとは違うということで「マイルド系」とここでは呼ばさせていただきます。要するに、角が丸くてマッタリとしたようなつけダレなのですが、豚魚だけでは納得が100%いかない何かがあると思うねんけど・・・・。個人的には、鶏コクの比重が大きいと感じた次第ですが、全くもって駄舌ゆえに自信はありません。 魚介の方は、ザラツキを一切感じないところがまた秀逸です。全くの粉に化けておりまして・・・・龍角散までのすり潰し粒子か!とは言い過ぎですが・・・。


2)意外とカエシの塩気も 風味として感じる

  それと、甘みでなく塩味もピッチリとしておりまして、つけダレとしては濃い味付け傾向にあるなかで、このままゴクゴクと飲み干せる程度の塩加減です。この割と濃いながらも自然な塩気に、どことなく醤油ダレのニュアンスを垣間みたような気がいたしますが・・・。写真ではライトブラウンに写って見えますが、そいう色合いも生で拝見すると感じたような・・・・感じなかったような・・・・。


3)程よい粘度が安心するねん

  さきほど、やや鶏の比重が大きいといいましたが、その一方でモミジの投入量はそんなに多くなく、ほどほどと思えます。こってりとドロドロのつけダレが好きなんですが、この濃い味加減と塩加減では、この程度の粘度・緩さが合っていてしかるべきかと存じます。浮いているカイワレや、薬味ネギも、この程度の濃度なら、仕事をしてくれそうですし・・・。


 ※味のまとめ:濃厚一歩手前の「マイルド豚骨魚介」と言う感じで、いろいろ複雑な動物系のニュアンスを湛える崇高なつけダレ!




【見栄えだけで計算できない・・・・極太麺】

 こちらは、つけ麺の場合、食券を渡す際に、あつもりと、ひやもりのどちらか確認が必ず入ります。大体、他の客の動向をみてみると、ひや:あつ=2:1程度のバラけぶりでした。アタクシは、何時もの通り「ひやもり」でいかさせていただきます。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「素朴な風貌な割りに、剛麺じゃなく・・・・しなやかに響く・・・・」


1) 極太系な手もみスタイルで角が立った見映えがええねん

  この麺の見栄えは、好きですね〜。なんと言いますか、ところてんを突いたばかりのような・・・・角がたって正方形な切り口を持つ麺が、凛々しいと感じるのですわ。しかも、極太で手もみ風の波を打っているのがプチワイルドですし、適度な捩れも伺えます。こういう仕草が余計に角が凛々しい点をアピールしてくるというものです。


2)きめ細かい全粒粉が素朴な色合い

  それに何と言ってもこの色合い!やや薄い茶色系でして、全粒粉系の色合いです。しかし、相当細かく挽いてあると思われ、麺の素顔に粒のブツブツ感が全くと言ってよいほど見受けられず滑らかです。全体に相当圧をかけて生地の中に潰し込んでいるかの如き・・・・滑らかな全粒粉風の色合いです。きっと、配合量の加減も大きく影響するのでしょうね・・・・。


3)中加水のねっとり感とやや多加水系の弾力感

  そして歯ごたえですが、意外にも柔かタッチです。表面と中心部であまり麺の反発係数の差がないように思われ、前歯でスパスパ、奥歯でヌチリと噛み切る仕草を繰り返します。見かけ以上に潰し込みがキツくないのか・・・・。独特の多加水系のモチモチ感をなんとなく感じる部分です。かといって、中加水麺どくとくの・・・・ややねっとりとしたスベリ感もありまして・・・・、表面のザラツキでペトっと舌に吸い付くみたいな部位も見受けられます。水で〆る場合、キンキンに冷えたわけでもない粗熱除去の温度感。水切りは、・・・・ま、こんなもんでしょ。許容範囲。


 ※麺のまとめ:剛麺の風貌にして、しっとりした歯ごたえとスベリの麺。全粒粉らしい褐色の見栄えも独特な風流麺。






【この肉食って・・・・元を取った気分になってしまった】

1)チャーシュー(ふたつの個性)

 チャーシューが何といっても圧巻なのです。デカいブロックの「炙りチャーシュー」と、真空調理法の「レアチャーシュー」の二種類がありまして、これが甲乙つけがたいほど旨しです! まず炙りの方ですが、デカい!そして分厚い!さらに柔らかい!とどめに香ばしい!文句のつけようがないね・・・・。適度に脂ものっている部位ですし、ほぐれて噛み締める程にジューシー!若干甘みのあるタレと白ごまが非常にマッチします。 

そして、レアチャーシューの方ですが、これが一転して、淡麗で薄い塩味だけで肉そのもののフレッシュな旨味が、舌の熱で脂が溶け出すように旨味が広がります。 はっきり言って、特製つけ麺980円は高いと思ったけど、市ヶ谷価格かと自分を納得させてた部分があったのです。しかし・・・・このチャーシュー達で元が取れた!という域にまで達しますな・・・・。ちょっと下卑た発想やけど・・・。


2)穂先メンマ

  これも二本、投入されております。材木メンマもええねんけど、この穂先メンマというのも、上品な風味と歯ごたえがあってよろしいわね〜。柔らかめのクニャリとした歯ごたえなんやけど、薄味で非常に好感がもてますわ!


3)味玉

  いつもやったらベタ褒めする具材やのに・・・・今回だけは、具材の主役を食われとるわな(笑)。冷静に再考すれば、これも非常に出来映えはよろしいです。黄身の熱の通り方も、3段階(固め・ゲル・ジェル)になっとるし、また白身も深くつけダレが染み込んでいるのが見て取れます。


4)その他(カイワレ、薬味ネギ、刻み海苔)

  その他は・・・・いつものメンバーということで、特に語るところは無いのだけど・・・・一点だけ。刻み海苔。これは、コスト上仕方のなにのでしょうね・・・・。やはり、アタクシは、一枚海苔派なものでして・・・。


 ※具のおさらい:二種類のチャーシューに尽きますな・・・・。王と長島、藤田平田淵幸一、ブリーデンとラインバック、衣笠と山本浩二、清原と桑田、マー君ハンカチ王子、ホワイトと・・・トマソン。そんな二枚看板と言いたかった。




【スープ割り】(器をそのまま返すスタイル・・・)

 コールして店員さんを呼んで、器ごと預けるスタイル。ま・・・・元のつけダレと味の方向性が変わったところはないのですが、淡くすると、若干魚介の味わいとか風味が増したように思えて来ます。節&魚介系のライト味付けスープだと思います。



 総じまして、 春が段々と感じられるようになると、酒宴も増えるようでして・・・・同期や職場の仲間、また上司や部下など、会社関連の人付き合いで、こういう質実な一杯を食って、何かを共有するというのもええな〜と感じました。 またすぐそこには、新年度が迫ってます。春以降に向けて、いろいろ活動もしながら、一方で春の限定メニューって何やろと、気がそぞろにもなる・・・。 ところで春一番って吹いたのだっけ? 春の嵐の予感を感じつつ・・・・、なので詠います!


  春宴
  〆を求める
  サラリーマン


  肩書き忘れて
  みんなで啜る


お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




東京都新宿区市ヶ谷田町1-3 クレセントビル1階

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