ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン850】 麺酒処 ぶらり (東京・日暮里) 鶏そば

【ウソみたいに・・・・ぶらりと「ぶらり」に行く】

 久しぶりに麺友以外の知人と上野で飲んだ帰り道。 なんとなく〆の一杯をさくっと行きたい気分です。山手線を上野から池袋方面へ向かいますが、こういうときに限って・・・「あ!大喜で鶏そばでも食うんだった・・・・・」と電車に乗り込んでから後悔です。ああ・・・高円寺の方へでも行くかと、スマホで適当に「鶏そば」でググっていたら、たまたま「ぶらり」さんの情報がヒット! あれ?鶏白湯だけやのうて、鶏そばもレギュラーでっか!! しかも駅から近いとあって、思い立ったらすぐ行動ですわwww。 鶏そば・・・・・これもなんとなく粋な東京の食べ物っぽいイメージを持っているのですが、実際のところはどうなんでしょう・・・。




【理想的な店作りですな・・・】

 入り口を通り抜け、1階がラーメン、2回が酒呑処という変わった作りなこのお店。 大阪ミナミにあるラーメン居酒屋のような雑多というか、どっちもつかずな雰囲気とは違います。これは・・・・まさにオフ会にはもってこいのお店ですな!なるほど、諸兄がよくご利用されるわけです・・・・。 食券買ってお姉さんに渡して座席につきますが、1階フロアでも、まるで飲み屋のような証明の暗さですが、この方がゆったりできて、またいいかもです。 先客も3名ばかりで暑苦しくもなく、さびしくもなく・・・・・、鶏そばを静かにまちました。





【レビュアー鳴かせの崇高系クリスタルスープでおま!】

 配膳の瞬間・・・・・この透明なスープに頭がガツーン!という感じでして、酔いが半分以上覚めてしまう思いですよ。薄味が好きなアタクシとしては、めちゃツボに嵌る感じがいたします。興奮をおさえながら・・・・レンゲですすります。すると感想は・・・、


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「この透き通るようなスープに・・・・滋味をかんじますがな・・・・」


1)透明系エキストリームな塩スープにうっとり

  この一品の配膳の瞬間は・・・・・スープの透明度に目が点ですよ! 清湯系とは言うものの、あまりこれほどまでに透明系な一品は、すぐには思い出せません。もうこの時点で・・・・味わう前から・・・・合格ボーダーを完全に突破しとりまんがな! レンゲを落として好かしてみれば・・・その透明度は尚更です。そして味わってみると・・・・・「きりっとしているなかに、味わい豊か」という感じでして、見た目通りの「クリアーな旨さ」がひろがります。


2)節の出汁より鶏ガラとネギ?生姜??がほんのり香る

  クリアーな旨さと言ってもピンときませんが、要するに「雑味がない」。言い方を変えれば「何味か特定しにくい」ほど淡麗と言えましょう。本当に、味わってみて「ちょうどいい塩梅の塩味」としか言いようがないんですわ・・・。これレビュアー泣かせでっせ・・・。最初に感じたのは、柔らかい薬味でして、それは生姜の味わいか、トッピングのネギの影響か、それとも青ネギをスープ生成の段階で投入しとるのかは不明。その薬味風味を僅かに感じる意外は、鶏のすっきりした旨味としか言いようがなく、骨の髄液が溶け出さない程度の丁寧な仕事ぶりが伺えます。豚のコクも・・・・感じなかかったかな・・・。節のニュアンスもほんのりといった感じで、塩自体が出汁になっているかのごときのサッパリ味です。これは・・・・〆の一杯にはもってこいの図式です。


3)表面に漂う油がまた香ばしくて味に丸みを与えるよう

  では単なる淡い淡麗スープか?といえば、ほんのりと香味油をたらしたかのごとき、コクが備わっているからまた参るのだが・・・・。レンゲでスープを透かしてみれば、穏やかな油が散らばっているのがよくお分かりいただけると思います。油でさえさわやかな一杯です。


 ※味のまとめ:淡麗系のなかでもエキストリームな「透明系」という部類か? 塩そのものが「出汁」と化している絶品スープですがな!




【一見、透明スープに反してゴツゴツした縮れ麺だが・・・・】

 一方の麺ですが、これまたスープとは裏腹な存在感を・・・・スープの海の底からオーラを放っております。海のそこからにらみつけているかのよう(ほとんど病気やな)。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「しなやかさと、カッツリさ・・・・・剛柔一体となった麺がまたええですやん!」


1)やや 太めなクッチリ縮れ感がナイス!

  最初、スープ越しにこの麺をみて「黄色い」と思ったのだけど、リフトしてみると意外に色白であることがわかります。上品さを感じる色合いですが、ややあ太目な麺でしかも縮れが予想以上にあります。捩れがそれほどきつくないので、縮れが柔らかくみえますが、「鶏そば」という江戸風あっさり感があるジャンルにしては、独特な麺えらびですな。このあたりも、食べ応え感あって宜しかったです。


2)アルデンテ越えても風味すら感じまんがな

  茹で上げは、アルデンテを越えた感じで少々プリプリしたところがありますし、モチモチ感もややあります。されど、芯が明確に認められないけれど、粉の風合いのような風味は感じるか感じないか程度の存在感・・・・。このあたりが、誠に個人的には好みでして、評価するところです。前歯処理はカツカツと千切れるし、奥歯感覚もヌチリィと押しつぶす感覚。そのときに、ふわっと風味を感じるという構成です。


3)ぬめり感は少なく、表面の「カッツリさ」でスベるような感覚

  麺の地肌は、ヌメリ感が少なく感じましたね・・・・。表面の固さあるところがツルツルしているだけ・・・・というような印象です。またヌメリが少ないので、最後までスープの透明度が濁ることが無かったという副次的効果もありましたな。こういう麺は、ちぢれ形状のゴツゴツが、舌とか喉越しをよく刺激するので、好きと言えば好きな部類です。


 ※麺のまとめ:縮れ麺で手もみ風な形状で、モチモチとカッツリが共存してるような麺。なんとなく風味も感じて食べ応えあり。






【なかなか・・・・渋い選択です・・・具の話】

1)鶏肉チャーシュー

  鶏そばゆえに、チャーシューも鶏ですが、塩そば系にあって、表面は甘めの醤油ダレ味付けでした。肉の柔らかさなど、言う事なし。ただ、甘めの味付けとはいえ、弱い範囲での話なので、全体的には影響度が薄いと思われます。おそらくもも肉のスライスだと思いますが、豚肉がなくても、別に物足りないことはないですな・・・。


2)白髪ネギ

  これがふんだんに惜しげなく、トッピングされているから泣けます。ネギを数本たぐって麺と一緒にすすり食すると、歯ごたえも複雑になるうえに、ネギの風合いもじんわりとクチにひろがりますしね!旨さ倍増の食べ方〜(みんなやってるか・・・)。


3)その他(糸とうがらしと・・・インゲン??根昆布??)

  糸とうがらしは、当たったときだけピリっとするだけですが、これも食中にイントネーションがあって楽しいもんです。しかしそれより・・・緑の物体が正体わからんのです。歯ごたえは柔らかくパリパリとするのですが、インゲンの粗い千切り?それとも昆布の根っこ??? だれか知ってるかたおられたら、おしえてください・・。




 総じまして、まだ再上京して日が浅いながら、この半年程度の東京生活のなかでは、〆ラーメンとしては、マイベストな一品かもしれません。いわんや、呑処併設となれば、〆を欲するオヤジの心をよく掴んでおられます。ここは、また別の機会に、この春京都へ帰任する関東らー友と再訪問せんといかんと思っています。などと考えていたら・・・・・・もう桃の節句もとうに終わってしまったではないか。時の流れは早いものですね・・・・・。なので詠います!


  日が暮れて
  ぶらり降り立つ
  途中下車

  
  〆の一杯
  思い出いっぱい  
  

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。 





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