【「コイ・サイ・メン」という語呂が妙に心に引っかかる・・・・】
先日訪問した、井の庄さんのイメージが良かった!! それもあるのですが、なぜか「コイ・サイ・メン」という語呂が妙〜に気に入ってしまったのです。 もはや、最近知らず知らずのウチに・・・・「コイ・サイ・メン!」などと変な調子をつけて口ずさんでいるのです・・・・。 これ以上すると子供が真似しそう・・・。 昔見た映画で「コイサンマン」というのが脳裏にありましてそのため心に引っかかるのか?。 「コイサンマン」・・・・・むかし一時期流行った、ニカウさんという「サン族」の方を主人公にした映画だったんです(http://ja.wikipedia.org/wiki/サン人)。 そんな・・・本当にどうでもよろしいような切っ掛けで、いっちょ訪問したろか!というコシの軽さです。
「久しぶりに、デジタル一眼もって街中でも撮ってくるわ!」 などという言い訳で家を出ます(汗)。 ま、本当に実行したのもあるけど(新宿)、メインの目的は違った上に、実際はコンパクトデジカメが道具という・・・・為体(ていたらく)。 本当は、どうどうとラーメンでも食べに行こうと言いたいところですが。 ご夫婦で近くの有名味噌ラーメン屋に訪問するという諸兄には、本当にうらやましい次第です。罰があたりそうなので、もうこの手は使いません(笑)。
【そこに「ニカウ」はいません、「ニカウ」なんていません♪】
練馬の井の庄にニカウがいるはずもなく、代わりにフランスの国旗が店の前にありました。 そうか・・・アフリカってフランス語が公用語って多いもんな・・・・(旗の存在理由は想像におまかせいたします)。 それにしても・・・・日曜日の午後3時にこの混雑はなんぞや!アタクシ、たまたま空いた席に偶然滑り込んだものの、その後は客がわんさかさんさかと押し寄せますがな (わんさか、わんさぁ〜♪ イェーイイェイ、イェイエー♪)。 それもそのはず、家族連れが多いのが特徴!(あ、いいわぁ〜♪)。 若干ウソをついてまで食べに来たアタクシは、後ろめたさで窒息死しそうです。
【よくあるようで・・・あまりないフレーバーなスープに魅了です】
親子連れなどのファミリーがなぜ多いか分かりました。 トッピングの肉と野菜を白ご飯に移し替えて、それを子供に食べさせるという図式! これは、お店が推奨する「濃菜麺の食べ方」なのですが、頭いいなとプチ感心をしめします。 微笑ましい親子連れの食事をぼんやりと眺めていたら、案外早く、アタクシの配膳が完了いたします。 じゃ、こっちは一人さびしく食うか・・・・と、レンゲでずずっとスープを吸い上げます。その印象はというと・・・・・・、
「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「とにかく濃厚やけど、自然な甘みもあるし・・・・単純な豚魚とちゃうがな!」
1)独特な豚骨魚介・・・敢えて言うなら、家系に魚介を溶いたような感覚!?
配膳の瞬間には、トッピングのヤサイに目を奪われるのですが、アタクシは、スープの泡立ちの方に目が釘付けになってしまいます。十分な濃厚ぶりを表しているようでして、後で喉が渇きそう・・・と不安もよぎります。されどひとたび口にすると、独特なまろみ感が全体を支配いたします。「この感覚はあまりないな・・・・」というのが正直な第一印象。豚骨魚介と単純に割り切れない何かがありまする・・。恐れず直感を書き出しますと、家系の濃いめのスープに、魚介系と溶いたような風合いと申しましょうか・・・。
鶏と豚の動物感が非常によく伝わりますが、魚介フレーバーが濃厚で、魚粉を更にすり潰したような粉感を感じます。色合いでも確認したかったものの、照明が暗がりで暖色電球だったため、詳しい事は不明。されどまるで「チョーク色」した柔らかく赤味のあるブラウン・・・・・チョークブラウンが、醤油と魚粉の成分感を表しているようですね・・・。
2)モミジの粘度から鶏コクも十分感じ まんがな・・・
そして、次には何と言ってもこのトロミでしょう! モミジをふんだんに使ったかのごとき、非常にゆったりとした粘度を示しています。レンゲの底を真下に押し沈めるようにすると、とろりとしたミニ洪水がレンゲの中にあらわれます。コラーゲンもほどほど感じますし、この時点で、頭の中では、「鶏豚魚介スープ」という組み立てが出来上がってしまいました。実際のところは不明ですので、駄舌のざれごととしてご容赦ください。
3)重くなく食わせる野菜の仕事ぶりがナイス!
それでいて、重そうなスープでいて、ゴクゴクと飲めるのが不思議です。これは、ヤサイのおかげではなかろうかと思っています。ヤサイの出汁も少なからず影響していると思われ、自然でさらりとした甘みが大変魅力的です。視覚的な影響が大きいかもしれませんがね・・・・。
※味のまとめ:鶏と豚が豊かなうえに、野菜と魚介の甘みがトロトロに解けているような独特のスープ感!
【モチモチ太麺!これだけで・・・なぜかワクワクしてしまう!】
一方の麺ですが、撮影ように底から箸で思い切ってリフトすると・・・いかにも太くてモッチリとした感覚の麺がずぼっと浮き上がります。この見栄えだけで、スープとのマッチングの良さをインスピレーションとして受けますね〜。その感想は・・・、
「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「反発とか食べ応えなど・・・・・やさしさがいっぱいな太麺ですやん!」
非常に太目なストレート麺がお出ましです。若干の捩れはあるのですが、個性的なスープと具の中にあって、見栄えでも全然負けていないのです。2〜3本たぐり寄せていただくと・・・・モチモチ度が強めなやや加水多めの麺と察しがつきます。前歯感覚は、ややスパスパとした切れ味ですが、奥歯感覚は、ハッキリとした反発を感じ、場所によってはヌチヌチと強めの反発すら覚えます。奥歯潰しの限界でプチッと千切れる感覚は、クッチリとしておりますし、スープも面白いけれど、この一杯の中にあって、この麺を噛み切る感覚も非常に面白いと思いました。
2)ぬめり層がスープと絡みニュルリンとスベる
麺の肌は、微妙にぬめりを感じる層がありまして、これがまた、濃厚スープと絡み合う役目を帯びています。なので、太麺ながらもスープの持ち上げも優れておりまして、「ニュルリン!」とゆったりとすべる感覚が、舌触りと喉ごしで楽しめます。一緒にスープの細かい泡もお土産でもってくる勢いですからね〜。旨し!
3)柔な潰しこみ具合が全体的に滑らかな品質を感じる
改めて考えると、麺の潰し込みがそれほど強く無いというか・・・・麺の密度があまり高くないところがミソなのかな・・・・と感じています。名のある製麺所製かは知らんけれど、こってりスープとのバランスを考えて「剛麺」としたいところを、うまい具合に肩すかしをねらっておるような・・・。
※麺のまとめ:ぬめりや反発・・・・見栄えなど柔らかさがありながら、しっかりとした食べ応えがある・・・ええ麺どす!
【一気に野菜不足を解消できそうですな!】
やはり、名前の由来、野菜が主役のようですが・・・・
1)チャーシュー(粗スパイシー)
どこぞの部位かしらねど、肩ロースだろうか・・・・脂身が少ない部分の「くっさり」した歯ごたえがまた堪りません!なおかつ、周囲は黒こしょう風のスパイしーな味付けをしておりまして、鶏豚濃厚魚介なスープの中では、キラリと光る味わいを放ちます。箸だけでも容易にほどけるような柔らかさですし、これは旨しと思いましたわ・・・・
2)野菜(たんまりキャベツ)
殆どキャベツ!というところがよろしいですね!! もやしと人参は1割未満と言う構成です。このキャベツが実に茹で加減がよろしいのでありまして、やや歯ごたえを残しつつ、甘みが豊富で・・・・味わいはロールキャベツのそれですよwwww。日頃、栄養偏りがちなおっさんでっさかい、こういうのは、一石二鳥といいましょうか・・・・、旨し!なキャベツですわ。
※具のまとめ:たくさんのキャベツを甘辛くいただける!チャーシューもちょっぴりスパイシーで箸休め!
総じまして、名前に惹かれて訪問し、こってり感も得たたものの、野菜をはじめとする「やさしさ」に溢れた一杯でした。 日ごろの栄養の偏りも実は非常に気になっておりまして、毎日野菜ジュースとヨーグルトは欠かしたことないですが、やはり、温野菜的なのを食すると・・・・胃が休まる思いがします。 胃腸が休まると、心もぽかぽかとしてくるものですね・・・。こういう感覚も久しぶり。 週末の晩御飯は、温野菜を嫁さんにリクエストしておこうと思っています。なので詠います。
不摂生
野菜濃いしき
サラリーマン
恋菜麺で
ビタミン補給
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。