ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン830】 らーめん 陸 (東京・上町) らーめん(普通)

【ほんまに都会の中の・・・・陸の孤島でっせ・・・】

 このエリアは困りものです。バスが走っているものの、最寄りの駅が東急世田谷線「上町駅」。しかも、そこから15分程度は歩きますので、なかなか訪問モチベーションが上がらんのです。まさに大都会なのに陸の孤島・・・。最近、二郎を立て続けに訪問したものの、インスパイア系も行っておかねばとの意地がムクムクと湧いてきまして、夜のほんまにええ時間やのに訪問です。ま・・・・週の前半と違うしええか・・・と自分で言い聞かせる(笑)。もう空腹なもんで、寒い夜を歩きに歩いて・・・・赤い看板が目印で到着するころには、ヘロヘロ状態でございます。されど・・・・やっぱり満席でした(泣)。でも中に待ち用の座席スペースがありまして救われた思いです。




【ここも居心地がよいインスパイア系なのだよな!】

 いや実に客層が若い!サラリーマン系な方もちらほらおられるが、どう見ても20代後半。あとは学生さんたちばかりです。そんなこともあって、少し静かながらも朗らかな雰囲気が和む〜。そして、こちらのオーダーを受けるシステムもいい!ここは食券を渡すタイミングで、好きなコールをするシステム。そしてしかも和やかに伺ってくれる〜。コールの促しタイミングをいつか!いつか?と図る妙な緊張をしないで済みますからね〜。だから楽〜。よってとてもわがままなコールをしようかなと思えど・・・・結局「あ・・・・普通で結構です」などと応えてしまいました・・・・(汗)。思えばクルマを買うときもそうだった。いろいろディーラーオプションあったんやけど、お金のことは別にして、結局邪魔臭くなって通常のオプションパッケージ以外何も手をつけなかったっけ。そういう男なんです、アタクシって・・・。なので、ラーメンのデフォを注文させていただきました。ヤサイのマシや、カラメ、アブラなど選択しようという方は、これを参考にして頂ければ幸いでございます。





【乳化がきめ細かく・・・しかも芳ばしい!】

 右隣がお嬢さん方2名、左隣が若者サラリーマン、両者とも大盛りにしてしまったのか四苦八苦しておられる。その隙間に滑りこみ着席なのですが、絶対に残したくない!というオーラは感じます!偉い偉いと思いながら、ヘタレな中年オヤジは、デフォをさも涼しげに先に完食してしまい・・・・申し訳ない!そんな感じであっという間に平らげた一杯はだいたいこんな感じ・・・・。


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「濃厚なんやけど・・・独特のきめ細やかさも感じ、崇高な域を感じまっせ!」

1)しっかりと乳化していてきめ細かいやん!
  インスパイア系の判断「乳化度合い」を感じたまま述べますと、しっかりと完全乳化しまくっているという感じになりましょうか・・。しかも、きめ細やかさすら感じる次第でして、ゴクゴク飲み干して引っかかりがまるでないというタイプ。これはなかなか・・・・新小岩の燈郎とは違ったインスパイアの中の崇高系を感じますな・・・。豚エキスがまた細かい油となって正面に層を成しておりまして、この部分をかき混ぜながら食すると、舌にまったりと絡み付くような若干の粘度すら感じるコク豊かさ・・・。されどザラツキが一切ない!これは旨し!と心で叫びますよ!

2)醤油ダレの風合い活きてカエシのエッジングがナイス!
  しかも、見ての通りの色合いでして、醤油ダレのニュアンスを色濃く残しているようです。実際に味わった感覚も、醤油ダレの風合いを・・・重厚な動物感の中に感じますし、二郎でよくある「塩気で食わす」タイプではなく、塩味や醤油のカエシも含んだ全体的な塩気をバランスよく食わせる・・・という感じがいたします。なのでこのカエシの感覚は・・・・インスパイアであって、非二郎な分岐点なのかもしれませんな。これ・・・好きかも!

3)アブラのギトギト感少なめで適度!
  醤油ダレが生き生きとしているのは、実はアブラがそれほどギトギトとしていない・・・というのがポイントのような感覚を受けております。今回はすべてデフォルトで通しましたが、これなら一般の女性でも抵抗なく食せるアブラ濃度かと思います。実際に、訪問時カウンターの15席ほどの中に、若い女性客が4名(女友達二人組がふたつ)だったため、そこそこ固定女性客を掴んでいるのかもしれませんね〜。

 ※麺のまとめ:乳化のコクを求めるならベストなスープ感!ガッツリとニンニクを放り込んでもきめ細やかは変わらず!




【しっかりとコシを感じるしなやか麺でっせ!】

 一方の麺もなかなかです。最初の一口で、そのシコシコ感とモチモチ感の間のなんとも言えん食が襲います。

「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「一見ワイルド系と見まごうのですが、いろいろな食中感触から随分マイルドなイメージにかわりますやん」

1)インスパイアの中では中太クラス、縮れがいい雰囲気!
  写真で改めて眺めていると・・・・普通にインスパイア系の麺なのですが、実食時の感覚は、インスパイア系の中でも中太部類で・・・どちらかというと細さを感じたフォルム感でした。しかし、縮れのニュアンスがとても二郎っぽかったし、切り口が平打ち系というより、オーバル系な感じもあり・・・・半分半分な印象。そいうところが、全体的に「男前な麺」に見えたともうしましょうか・・・・・ナイス!と思ったわけです。

2)デフォルトでもクッシリ感覚ありプチワシワシ気分
  さらに感心するのは、麺のコシというやつ。麺についてもデフォルトでお願いしたものの・・・・これは実にクッシリとした感覚がありますやん!縮れがまた相乗効果のようにワシワシと感じさせてくれまして、実にガッツリ麺を食っている!という感覚にさせてくれます!これは、旨し!と叫ぶ麺ですぜ!!麺の潰し込みのしっかりした部分も感じますし、それでいて固過ぎるというところもありませず、中心部のグニグニした部分も、ここちよく咀嚼動作の良いタイミングで潰れてくれますし・・・・、ナイス!

3)わずかにヌメるような滑りと縮れが気持ちよし
  もう一つ気に入っているのは、表面!薄く一枚ヌメリ層があるかのような・・・「ニュルり」とした感覚を舌に与えます。これは一概に麺の性能というより、スープのからみもあると思うにで何とも自信がないのですが、ともあれ、スベリが良いのだが、高速すぎず・・・・ゆったりと滑って行くかの如くの舌触りと喉越しなのであります。

 ※麺のまとめ:しっかりとインスパイア系のワイルド要素もありながら、女性でもやさしくワシワシと食べられるしなやかさもあり




【次回から豚ましを鉄則とさせていただきたい!】

 こちらの豚ましは、みなさん注文率が高く、一種の名物化してる感じですな。

1)豚
  「陸」に来たら豚増しをするのが鉄則!と思いましたわ・・・・・。どこの部位でしょうか?肩ロースか腕肉のええところか知りまへんが、実にしっかりとした歯ごたえと、肉の柔らかさが調和している!と思わせます。それにスープの醤油ダレよりは薄めの味付けが凄くマッチしていまして、この肉はごついけど、何枚でも食えまっせ!という勢いで爆食いをしてしまいました。このため、中盤早々に、麺とヤサイだけを食うといったはめになりましたが・・・(汗)。

2)ヤサイ
  これは、良い意味の「柔目な茹で上げ」でした。ヤサイ自体、モヤシの根きりもしてあるし、キャベツも多く根の部分も少ないし合っても細かいといった、丁寧な仕事でありました。このため、ヤサイの甘みが最大限でるような柔らかめといったものが感じられましたがし、ヤサイマシでも、これはするすると胃の中に入って行くだろうと感じ入りました。

3)その他(テーブルセット)
  ニンニクと一味がテーブルセットの構成としてあります。いわゆるツボに入っているのですが、業務用のニンニクといった残念さはなく、しっかりとしたフレッシュニンニク微塵でございます。また、一味も後半振りかけるとこれまた食欲のギアが一段上がりますし・・・・なかなか、使いこなすとスルスルと食えます。




 総じまして、訪問するのにハードルが高かったこの店ですが、とてもJインスパイア系としての挑戦ハードルを下げてくれるような「分かりやすい旨さ」があり、人気があるのが分かりますわ・・・・。身も心もあったまり、帰り道はこんなに近かったっけ?と逆に笑ってしまう充実感でございました。ラーメン好きの彼女がおられる方なら、一度一緒に訪問してみてはいかが?平日夜なら、行列にもならずに適度な混み具合ですし、ガッツリ麺を味あわせてあげてくださいな。特に学生さんなら、お財布にもやさしいですし・・・。なので詠います!

 はるばると
 陸の孤島
 ガッツリ麺


 味も良いなら
居心地もよし

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。  

東京都世田谷区桜 3-8-13 パレス馬事公苑101号

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