【ちょいとみなさん、名店の存在を忘れてはいませんかぁ?】
そういうアタクシが忘れてましたがな・・・。谷町九丁目は最近よく出没するポイントなんですが、駅から北東の方向は警戒から外れていました。なんせJunk Storyに目を奪われますんでね・・・。しかし、ぱらぱらと昔のタウン誌のラーメン特集を家でめくっていて、「麺乃家」さんの存在を思い起こさせられました。前回は、カレーつけ麺を食して、カレーなのにとても処理が美しかったのが記憶に残り好印象な店!これは定番のラーメンを食べてみたいと前の夜から手薬煉挽いておりました・・。
訪問時、午後7時(最近退社が早いねん)、先客6名ばかり。中には、最近大阪エリアで流行っている「キムラ君」なる合え麺を食しておられる(麺乃家・・・お前もか)。キムラ君と激しく葛藤しながら・・・・レギュラー麺をあえて頂くこの初志貫徹ぶりは、アタクシらしくないね・・・。
【選んで正解!最近の・・・マイ今ツボスープだ!】
最近、アタクシの個人的なツボにはまった極上スープ! とても滋味豊かな清湯系鶏ガラ主体に、魚介出汁をふんだんに使っています。しかしながら濁ることなく、キラキラしていて、食すると甘すぎず、魚介も過ぎた主張がなく、じんわりと優しく食わせる一杯なのがわかりますね〜。
ニクいのは、隠し味の「一味」です。入っているのが分からない程度ですが、ほんんわかな優しい味でありながら、ぼやけるのを嫌うかのように、「ぴり・・・・」と感じない程度に輪郭を形成いたしますな。また、それが風味の柚子とマッチし、柚子独特の下手をすると金属的になりがちな味わいと旨く中和しています。さらに背油は、一応見えますが、コッテリ感というより、ボディ感を豊かにしている程度で、ゴクゴクと飲み干せます。
【ごぼうか!!!初めてじゃ!】
トッピングの中央に位置する、ごぼう。軽く揚げたもの???かな、これの素朴な香ばしさが、最初の一口でビビビビーっときます。この素朴香ばしさがスープにとてもよい影響を与えていて、味わいがまた一段と複雑になります。また歯ごたえもGOOD。麺の感触ともまた違いいいね!
チャーシューは、薄味の素直な味付け。適度に柔らかく、適度に噛み応えあって品質香る一品。メンマもコリコリしてて、及第点だね。
【この麺は、ここしかない!という個性やね!!】
たぶんこの麺は、クイズに出されても当てることができると思う個性があります。サイズと形状は、うがった言い方をすれば、カップヌードルと同じ程度かな・・・・。しかし、その細めでありながら、平打ちな麺は、ストレートで、喉越しが異様によろしい! 中から多加水なその麺は、不思議なことに、芯があるかのように非常にはっきりしたクッチリ感が中央部分にあるのです。スープもアチアチながら、熱ダレが全くしない・・・・。はっきり言って替え玉を、5から6口すすったところで決意でオーダーしましたもん・・・。これは、とても印象的な麺。加水多めで潰しが利いている麺ということで、「つるしこつぶし麺」とでも勝手に名づけて、脳裏にインプットしておこう・・・。
総じまして、これまで疎遠だったことを激しく後悔する次第。これだったらまた、別のメニューも試してみたいし、キムラ君だって食ってみたい・・・。今日はあのご店主おられなかったけど、それでも仕事はきっちりしてましたよ!今度は、ご店主いるときに訪問したいもんです。ということで、合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
- ジャンル:ラーメン
- 住所: 大阪市中央区上本町西5-1-6 寛永ビル 1F
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- (写真提供:冬ちゃん)