【今週のラーメン３６１】麺や龍福（大阪・なんば）黒玉

＜今日のラーメン募金７１０円＞
【金〇〇衛門の〇〇わブラックに似た一品があると噂を聞きつけ・・・】

　まさに噂をネットで聞きつけ、急遽訪問とあいなった次第です。醤油ダレが透明スープに混じらず溜まっている姿を某掲示板で見て、あの名店のスパーっとした醤油パンチが他にもあるのかと期待が膨らみます。しかもミナミの地下繁華街「なんばウォーク」内という・・・なんとベタなロケーション。ほんまかいなーと疑いたくもなりますよｗ。というわけで仕事を早々に片付け、いざなんばへ。あっけないくらい簡単に店舗を見つけられ、恐らくそれと思しき「黒玉６００円」のボタンを押します。割と収容力ある店内の先客７〜８名。いかにも地下街の人通りのあるラーメン店てな、飛び込み客ばかりな雰囲気です。

【あ・・・〇〇わブラック風ってやめたのね、もう・・・・】

　配膳されたそれは、醤油ダレの溜まりなく、普通に交じり合った風貌のスープ・・・・。残念・・・・。何かあったのかなー・・・などと思いながら、その少々濃い目の醤油スープをレンゲですくい、しぶしぶとその一杯を味わい始めるのであります。

【これは・・・嬉しい誤算！ええ感じやん！醤油スープ】

　最初期待した金〇右衛門さん風のスパッとした醤油パンチじゃーありません。どちらかというと、総〇醤を連想してしまうまろやかさがあります。十分旨味を引き出したと思しき鶏ガラスープに、煮干し等魚介をふんだんに利かせて、醤油の角を削り落とした味わいがあります。色は本当に濃いーのですが、クチに含んだときの、ふわーっとした魚介甘みがたまりません。見た目以上に、やわらかな一品。これは、最初狙った方向とは若干ちがったんですが、ええなーって感じです。あとから写真みて気づいた「柚子の皮」。たしかに爽やかな風味を感じ取ったのですが、最初見てなかっただけか・・・。

【麺も普通に旨い！わきまえた存在。具に意外な隠れキャラあり・・・】　

　標準的な太さのストレート麺です。中加水程度で、芯をあまり感じませんが、つるつるーとクチから喉へとすべりもよく、奥歯でクニュっと噛み切れる、ごく普通に旨い麺です。また具は、あぶりのようなゴツゴツ表面のチャーシュー２枚と、メンマと、ネギ、柚子皮・・・・そして、白菜ほんの少々！ほんとに少し。これ以上あったら、「白菜ラーメン」になってしまうかならないかのキワキワ・・。具が歯ごたえにインパクトを与えてとても面白い一品になっています。

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　総じまして、気軽に食せる地下街ラーメンのお手本です。僕は好きだな。６００円という価格設定もリーズナブル。最近、ガツンと名店の一品ばかり追ってちゃ疲れてて・・・何やってんだろーと思います。身近にいい一品みつけてなんか和みました。というわけで、この一品には感謝です。そして、今日も本当にごちそうさまでした。